滋賀が誇るトップリーダー対談

 

第1回 株式会社平和堂

代表取締役会長 兼 CEO 夏原 平和先輩

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  生年月日:1944年 9月15日

  ご  出  身:滋賀県彦根市

  最終学歴:1968年 3月 同志社大学法学部卒業

  職   歴:1968年  3月 (株)平和堂入社

         1970年 7月 取締役

         1975年 6月 専務取締役

         1983年 5月 取締役 副社長

                                    1989年 5月 代表取締役社長

                                      2017年 5月 代表取締役会長兼CEO

                                   現在に至る

                                  ※2013年 5月

                                  日本流通産業(株)代表取締役社長にご就任され、

                                  現在も兼務しておられます。

                             青年会議所での略歴

                                   1982年 社団法人彦根青年会議所 理事長

                                   1983年 滋賀ブロック協議会 会長 等

 

 

清水会長:青年会議所に入会したきっかけは何でしょうか?

 

夏原先輩:平和堂に入社して4~5年して青年会議所に入会させていただきました。京都の大学に行っていたことや卒業後東京に行っていたこともあり、経済界の若い人とのつながりが少なかったことを懸念していた中で、人脈作りに良いと諸先輩からの勧めがあり入会させていただきました。青年会議所の三信条「奉仕・修練・友情」のもと、社会活動を通じてリーダーシップを勉強できる場であり、自分の成長に繋がりました。

 

 

 

清水会長:青年会議所に何年間在籍されていましたか?

 

夏原先輩:13年間在籍させていただきました。

 

清水会長:当時を振り返っていただき、自分自身の変化や青年会議所活動にのめり込んでいくきっかけはございましたか?

 

夏原先輩:会社が急成長を遂げている中で、入会当初は、委員会活動や例会などの最低限の参加はしておりましたが、青年会議所活動にあまり積極的に参加出来ずにおりました。その中で活動の結果を自分で評価するために、そして、入会した経験を活かすことが出来ているのか、また、自分のモノになっているのかと考える中で、多くの人からの勧めもあり、卒業3年前に理事長をする覚悟を決めました。

 

清水会長:青年会議所で経験したことや学んだことを社業に役立てられた事はありますか?

 

夏原先輩:目標である自分を鍛えるために積極的に青年会議所活動を行いました。経営開発委員会に参加するために日本青年会議所へも出向させていただきました。その中で学んだことを普及させていくための活動も日本全国駆け廻らせていただきました。この活動は一年間だけでしたが、非常に勉強になりました。その時共に活動した京都青年会議所のメンバーの誘いがあり、京セラ名誉会長である稲盛和夫氏の盛和塾に25年間参加させていただいております。人脈と言うのはすごく大事であり、LOMの中で活動をしているだけでは、この“縁”は生まれなかったと思います。日本青年会議所に出向させていただき、多くの苦楽を共にしたからこそ今でもお付き合いがあり、繋がりはどんどん広がっていきます。これが青年会議所活動をする中で一番の魅力だと感じています。LOMで地域開発を行う事も勉強になり大事であると思いますが、自分の将来を考え人脈作りをすることで、地域の情報だけではなく全国の情報を得たり、事業所や事業主を紹介していただいたりと社業の広がりにも繋がります。そして、地域の需要活動を一生懸命する人にこそ多くの縁や繋がりが広がると思います。

 

 

清水会長:本年度滋賀ブロック協議会では、「観光」をテーマに取り入れ事業を展開させていただいております。企業家並びに青年会議所の先輩としてお伺いしたいのですが、滋賀県が持つ魅力や可能性、また、課題を何だとお考えでしょうか?

 

夏原先輩:滋賀県としての財産は多くあると思います。ですが、それを財産と思っているのかということが大事だと思います。国内向けの魅力と海外向けの魅力があると思います。海外向けの魅力の中でも、ヨーロッパやアメリカ、また東南アジアの人ではニーズが全く違ってきます。滋賀県の持つ魅力の中でその地域にあったニーズに分けたアピールの仕方が必要だと思います。彦根の魅力をどう伝えて行くのかも必要だと思いますが、広域で連携を行い1泊や2泊の滞在型として滋賀県に留まっていただく施策が必要だと思います。国内の人で滋賀県の正確な位置を言える人がどれだけいるのか?琵琶湖と言えばわかる人も多いと思います。あるいは、滋賀県と言えばひこにゃんがいる県と言えば多くの人がわかると思います。それが課題だと思います。一方滋賀の魅力と言えば、それぞれの地域から見方や魅力が変わる日本一大きい琵琶湖をはじめとする自然・遺産が多くあることだと思います。また、奥伊吹では新しい施設が開発されています。ただし、一つ一つが頑張っても海外の人には受け入れていただけません。滞在型を目指すためには、各施設が協力してストーリーを作ることで大きな広がりが出来、新たな産業が生まれ、物産の開発が出来るかもしれない可能性を秘めていると考えます。

 

 

清水会長:ご自身が行ってきた青年会議所活動を踏まえて、現在の青年会議所運動や現役のメンバーに期待することをお聞かせください。

 

夏原先輩:地域を良くしようとする社会活動に参加することで地域に貢献していると感じることが出来ます。その経験を通じて、事業の進め方や会議の方法、また、参加への促し方などを経験する上で、自らが鍛えられていく。社会活動が一番の目標ではなく、自己育成の場だと私は理解して青年会議所活動を行っていました。今の活動が本当に良いのか?ということを真剣に考えて欲しいと思います。入会した者に平等に役割が与えられることが出来る組織が青年会議所です。積極的に役割を果たすことで、入会していたことが良かったと言えると思います。同時に自身の会社や成長目標を探して作ることや、人の話しから挑戦課題を見つけることが出来ると、より自分の成長路線が見えてくるでしょうし、一生懸命やって行こうと積極的な行動やフットワークが軽くなります。繰り返しになりますが、そのためには自分の企業をどうしたいかを考えることが必要だと思います。

 

 

清水会長:長時間にわたりお話をお聞かせいただきありがとうございます。ご存知の通り、私たちは一年間という単年度の組織で活動しており、今年は残すところ半年となりました。本日会長からお聞かせいただいた一つ一つのお話がまさにその通りだと感じました。私もたくさんの場面でメンバーだけではなく、地域の皆様にも青年会議所を知っていただきたいと考えています。残り半年かけて精一杯活動をしていきたいと考えます。本日は誠にありがとうございました。