多様な働き方 その3

テレワーク

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角 香里さん(特定非営利活動法人チルドリン徳島 テレワークコーディネーター)

 

結婚前はどんなお仕事をされていましたか?
県外のコンサルタント会社で、事務・営業、また全国の支社へ応援に行く仕事をしていました。その会社には当時は結婚や出産に対しての制度もなかったですし、出張が多く一区切りつけたかったのもあり、結婚を機に退職しました。
再びお仕事を考えられたのはいつごろですか?
結婚してほどなくして子どもを授かりましたが、子どもを預けてまで仕事をしようとは思っておらず、しばらくは専業主婦でした。長男が幼稚園に入るタイミングで仕事への復帰をと考え求職しましたが、自分の条件に合う仕事はなかなか見つかりませんでした。そんなとき新聞でたまたま「在宅ワークができるママを育成します」という記事を見つけたんです。写真にはチルドリン徳島の代表 野田が、赤ちゃんをおんぶしてパソコンに向かうママに仕事を教える姿が。それに興味を持ち面接に行って、ICTママ養成講座の一期生として入ったのが始まりです。

テレワークではどんな風にお仕事をされていますか?
チルドリン徳島には様々な仕事が寄せられます。ホームページ構築や文字おこしなどパソコンに向かうものだけでなく、取材やグループインタビューなど現場に出向いて行う業務もあります。お仕事情報を見て、やりたいと挙手した人でチームが編成されます。進め方や納期を十分に打ち合わせしてから仕事にかかります。
それとは別に、私は今、週四回、一日四時間をコアタイムとしてテレワークコーディネーターとして勤務しています。センターにカメラをつないで「これから始めます」、そして業務終了後に「これで終わります」と申告して、出勤しているのと同じ状態をネット上に作ります。その間は必要に応じてセンターや他のメンバーとやり取りしながら集中して仕事をします。
また、働き方改革を考えている徳島の企業様からのテレワーク導入や運用についての相談に応じることもあります。センターには週一回出勤し、出張等もあります。

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テレワークで不安や不便なことはありませんか?
特に感じませんね。カメラがあれば対面でのやり取りもできますし、クラウドでファイルを共有するので、メールで送るなど時間のロスやミスが少なくて済みます。相手に正しく情報を伝えるという意味では逆にコミュニケーション能力が高まる働き方であると思います。

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これからのビジョンはありますか?
テレワークを会社に取り入れることはとても価値があること、それほど難しくないことをもっとお伝えしていきたいです。仕事を探している人が企業を選ぶ基準にもなってくると思います。また、社内業務をアウトソースすることもお勧めです。外部のテレワーカーが作業できるように整理することが手間だと感じるかも知れませんが、業務の電子化・ペーパレス化が進んだり、無駄な業務の発見ができた、という喜びの声はよくお聞きします。
これからも、家庭と仕事の両立を上手くはかりながら、自分にできることを精いっぱいやっていきたいですね。

 

テレワークって?

情報通信技術(ICT)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方。インターネットを使えば離れた場所にいてもコミュニケーションや情報共有がしやすくなってきたことから、このようなワークスタイルをとる人が増えてきました。
雇用関係の有無によって、企業や行政などとの雇用関係のない、つまり個人事業主として働く自営型テレワークと、雇用されつつ定められた勤務場所から離れた場所や時間を選んで仕事を遂行する雇用型テレワークに分けることができます。

 

ICTママって?

ICTママとは徳島県とNPO法人チルドリン徳島が推進する子育て世代の新しい働き方。
子育て中も母親たちが孤立することなく、子育ての喜びや悩みを共有しながら、チームで働きます。
現在、ICTスキルをもつ【ICTママ】として約40名、単発や短時間のお仕事のみを担当する【ICTママ庶務チーム】に約30名が活躍しています。
テレワークセンター徳島HPより

 

ICTママの働き方

徳島のICTママたちは、チームワークをフルに活用して仕事をされています。ここでのチームワークとは、各々が持っているスキルや強みを生かし、お互いにフォローする体制が基準となっており、例えば、子供が熱を出して、自分に割り振られた仕事が間に合わないとなった時に、同じチームのメンバーとコミュニケーションをとり、それをお互いチームでカバーしながら1つの仕事(案件)をすすめています。”チームで仕事をする”ということは、すなわちコミュニケーション力が必要とされます。そこに”ママ”の強みが生かされるようです。日頃の幼い子どもとのやり取りから忍耐力、共感力もあるということです。
ここでは、研修をしっかり受けてから、自分が出来る仕事内容を自主的に手を挙げて仕事を受けるという方法がとられています。報酬は内容やお仕事の頻度によって、月数千円~十数万円くらい。

 

企業にテレワークを導入したい

ICTの進展にともなって、会社等に出向かなくても仕事ができるケースが増えました。働く場所と時間を選べるということは、仕事を効率よく効果的に進めることができるだけではなく、新しいアイデアを生み出すなど、思考的な業務にも向いています。また、モバイルワークをすることによって顧客との面談時間や訪問回数を増やし、顧客満足度の向上、営業効率を上げることも可能です。
導入にはセキュリティシステム、労務管理、ルール作りが必要です。
テレワークセンター徳島では、テレワークの推進・強化事業を徳島県より受託しています。詳しくはお問い合わせください。

 

テレワークで働きたい

テレワークという働き方は、企業や行政などとの雇用関係のない、自営つまり個人事業主として働く自営型テレワークと、雇用されつつ定められた勤務場所(オフィス等)から離れた場所や時間を選んで仕事を遂行する雇用型テレワークに分けられます。
仕事を得るためには求人に応募したり、仲介業者への登録などがありますが、NPO法人チルドリン徳島では、子育て世代のママたちのICTを活用した就労を目的として、仕事の継続的な創出を行っています。詳しくは下記にお問い合わせください。

テレワークセンター徳島 徳島県徳島市南島田町2丁目25番地 TEL:090-3187-9845

http://tokushima-telework.jp/