Junior Chamber International Japan
公益社団法人 日本青年会議所
事業名称 | 10周年記念事業「しずおか未来学園2015~しずおか大好き♡キッズCMコンクール~」 | ||
---|---|---|---|
申請部門 | 青少年育成部門 | ||
申請LOM | 一般社団法人 静岡青年会議所 | ||
理事長名 | 瀬口勇一郎 | ||
申請担当者 | 石川貴規 | ||
携帯番号 | 090-6086-6028 | メールアドレス | hwkdd397@yahoo.co.jp |
事務局TEL | 054-255-5593 | 事務局FAX | 054-255-4694 |
事務局住所 | 静岡県静岡市葵区黒金町20番地の8静岡商工会議所会館304号 |
本事業の参加者 | 会員数 243名 関係者数 40名 一般参加数 5000名 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
事業実施に至った背景 | 子ども達を取り巻く社会的環境は、核家族化や生活様式の多様化を要因とする地域コミュニティー内での交流の減少、また地域の安全性の確保が難しいことなどから、我々青年期に生きる世代が幼い頃に経験したものとは異なるものとなってきています。誰しもが地域における子ども達の教育の必要性を感じながらも、地域と子ども達が密接に関わり合いながら子ども達が成長していく機会というものは減少しつつあります。まちの活力を向上させていくためには、そこに住まう人々、とりわけ将来のまちを創造していく子ども達が、まちへの愛着、地域への感謝を持った人間へと成長していくことは極めて重要なことです。そこで、地域の魅力や価値に自然に気づきながら、子ども達がまちへの愛着を増していくことのできる事業を実施する必要があると判断しました。このような事業を企画・運営していくことは、まちづくり団体である青年会議所の使命であると考えます。 | ||||||||
事業の目的 | 次代を担う子ども達が、自らの住む地域をしっかりと意識し、自らの成長を支えてくれる地域、そこに住まう人々に対する感謝の気持ちをしっかりと持ち、わがまちのことを想いながら成長していくことのできる子どもを育成するための活動を行うということを目的として活動してまいりました。我々青年会議所メンバーが、未来の静岡を担う子ども達に対する責任を持つこと、またその責任を強く感じることは、まちづくり団体としての青年会議所の使命であると考えたからです。また、そうした活動を行う中で、子ども達の、他人を思いやり理解できる気持ちや何気ない日常に満足することのできる気持ちといった、「心の豊かさ」を育む運動を行ってまいりました。 大人に対しては、青少年育成事業に対する責任の重さ、大きさを感じて頂くことはもちろん、子ども達と共に事業を行う中で、日々生活をする静岡の魅力や価値の再発見、また新たな価値の創造の可能性を感じることができ、それが社業への還元、また新たなまちの創造に繋がっていくことを目的としておりました。 |
||||||||
事業の概要 | 静岡市内在住の子ども達が集まり、CMの素材となる「ネタ」について検証します。ここでは、他県他市にはない静岡の魅力を徹底的にリサーチします。インターネットだけでなく、市のシティプロモーション課や様々な団体が発行しているリーフレットを用いました。ネタについて検証した後は、シナリオを作成し、実際に取材を敢行、素材となる動画を撮りためながら、最終的に自分たちのイメージを編集し、ショートムービーにまとめました。完成後は「キッズCMコンクール」として、静岡市民を対象にCMを披露。また後日映画館や児童施設においても放映会を行い、延べ5000人を超える市民の方に視聴して頂くことができました。 | ||||||||
開催期間・ タイムスケジュール |
2015年5月14日~2015年8月28日 | ||||||||
開催場所 | 1.メンバー向け説明会:静岡商工会議所 2.参加者・保護者説明会:静岡聖光学院 3.①映像・構成を学ぼう!4.②前取材・構成を考えよう!: 静岡聖光学院 5.③撮影をしよう!:静岡市内各所 6.④編集をしよう!:静岡デザイン専門学校 orコンクールの準備をしよう!:静岡聖光学院 7.⑤グランプリ作品を決めよう!:静岡サレジオ・マリアンホール 8.⑥キッズCM放映会:静岡東宝会館 | ||||||||
事業区分 | 新規 | ||||||||
公益・共益区分 | 公益事業 | ||||||||
事業総予算・収支 | 総予算 ¥2,200,000 収支 ¥2,143,232 |
||||||||
協力団体 |
|
||||||||
事業対象者 | 静岡市内在住の小学校4・5・6年生ならびに中学校1・2年生 | ||||||||
行動(ACTION TAKEN) | どのような事業を行うかということを企画するにあたり、まずはいくつかのポイントを設定しました。①参加児童がそれぞれ異なる活動を行うこと(特技を際立たせる)、②感動を共有する瞬間を用意する(別々の作業が最終的に1つに集約する)、③大人が驚くような活動を行う(大人が子どもに「してあげている」という風にはならない)、という3点です。こうした3点は、実際に子どもが社会に出た際に必要となる要素であると考えたからです。企画構想段階では、小学校、中学校への聞き取り調査の他、様々な児童施設に足を運び、ご意見を伺いながら、本事業を立案しました。結果として、静岡を代表する民間放送会社や教育委員会、また児童施設や学校など、様々な団体にサポートをして頂き、「これ本当に子どもが作ったの!?」と言われるようなCMに仕上げることができました。また、CM完成後は、そのCMに取り上げられた店舗や観光地へ実際に行ってみる大人が増えたことから、まちに対する波及効果ももたらすことができました。 | ||||||||
結果(RESULT) | まちに対する愛着と感謝の念を持たせる、ということについては達成できたと考えております。また、青年会議所メンバーに対しても、青少年育成活動の大切さ、また「子どもが作ったとは思えない」クオリティの作品を仕上げることができたことで、今まで以上に「子どもの持つ可能性の凄さ」について理解をして頂けました。 また、本CMを視聴できる機会を増やし、広く静岡市内外の方、延べ5000人の方に見て頂いたことで、静岡の魅力を改めて発信できたと考えます。CMで取り上げた店舗や観光地を訪問する人も増えたことで、まちへの波及効果もあったと実感できました。こうした取り組みが認められ、静岡市教育委員会教育長(静岡市の義務教育のトップ)の高木先生より、今後も継続的にこの事業を行うことを期待したいとのお褒めの言葉も頂きました。 |
||||||||
地域社会への影響 | 本CMを公開する「キッズCMコンクール」実施に関連して、K-mix(静岡を代表するラジオ番組)に出演し、広くCM告知をPRしました。また、テレビ静岡にて放送中の「てっぺん静岡」には、参加児童全員で出演し、コンクール実施のPRをさせて頂きました。様々な媒体を用いて告知を行った結果、多くの市民の方に見て頂くことができ、子ども達の持つ可能性、またこのまちの持つ価値や可能性の再発見に繋がっていったと考えております。CMの題材となったお店や観光地への訪れが増えただけでなく、CMに出演して頂いた方からも、「自分たちの仕事が静岡の未来に役立つことになり、大変光栄に思う」という趣旨の発言を随所で頂きました。まちを盛り上げ、まちを活性化させるというきっかけを、本事業に参加した子ども達が起こすことができたと強く感じました。 | ||||||||
LOMへの影響 | 当初から危惧していたことは、「CMを制作する過程で、子ども達への目的は概ね達成できるだろうが、完成したCMの出来栄え次第で、コンクールが陳腐なものになってしまうのではないか」と懸念する声があったことですが、完成したCMはびっくりする程クオリティが高く、そうした点からも、「本気になった子ども達は絶大なパワーを持っている」ということを強く突き付けられました。また、まちへの愛着が増したメンバーらが中心となって、CMの題材となった場所などに積極的に趣いていきました。 コンクールという、外部の方に大勢来ていただく場所を設けたことにより、我々の運動を広く外に向けて発信することができ、LOMの青少年活動に対し、特に新入会員のメンバーの方たちには、当青年会議所の運動に誇りを持って頂くきっかけとなりました。静岡ブロック大会でも上映をさせて頂いたことで、県内他LOMの方たちに対しても、静岡の運動の誇りを持つことのできるきっかけとなりました。 |
||||||||
事業の長期的な影響 | 過去に当LOMが行ってきた青少年活動と大きく異なる部分は、「記録として残る」ということです。制作に関わった子たちにとっては思い出深い作品となりますが、それだけではなく、地域の各所において公開が可能となり、また静岡市に対しても、事業の成果報告として完成CM8本をDVDに記録し、提出することもできました。映像制作に協力してくださった団体や個人の方にもCMを観て頂き、信頼できる活動を行っていることを理解していただくことで、より当LOMがまちの付託に応えうる団体であることをPRでもできました。 同時に、静岡市教育委員会教育長より、今後も継続して実施することを希望する旨の発言を頂きました。今後は青年会議所から切り離し、児童育成機関等と連携を取りながら、この事業が何らかの形で継続していくことができるよう、進めてまいりたいと考えています。 |
||||||||
考察や推奨 | 今回は地域の魅力や価値の再発見、またそこに住まう人々への感謝の気持ちを育むための手法として、「映像化して伝えることで理解を深める」というCM制作を採りました。我々の運動の思いに共感してくださり、様々な団体、個人の方の協力を頂くことができたことは、まちづくり団体である我々が青少年育成を行っていくにあたり、大きな力を得たような思いでおります。そのため、完成したCMのクオリティが高かったこと、また興味関心を抱いてくださった市民が、延べ5000人となったことなど、子ども達の持つパワーを感じるきっかけとなり、関わらせて頂いた私たちがたくさんのことを学ばせて頂きました。 今後はこの運動を何らかの形で継続させていきながら、いつか公共の電波で放映し、いつの時代も続いていく「しずおか大好き♡キッズCM」を創り続けていくことができればと考えます。そうした制作活動を通じて、このまちの魅力の発見、住まう人々への感謝や愛着の念を抱く青少年育成事業を展開しながら、このまちの未来を創造していくことができるよう、LOM一丸となって挑戦していきたいと考えます。 |
||||||||
その他 | なし | ||||||||
JCI申請の意思確認 | 検討していない | ||||||||
添付PDF資料 | |||||||||
参考動画URL |
|