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2019年度会頭あいさつ

7月も!「やりましょう!」

梅雨明けが近づき、 夏の盛りとなろうとしています。

JC会員の9割を占める男性の20歳から40歳までの死因の第1位は「自殺」です。
全年齢でみても、男性は女性の2倍以上自殺しやすいという統計があります。

精巣や卵巣の病気と違って、自殺は男女の生物学的な性の違いに関係するものでは本来ないはずです。

明らかに自殺には、社会的な性の違い、
いわゆるジェンダーの差があるのです。

自殺の理由は様々でしょうが「男はこうあるべき」という考え方が
自殺を引き起こしていることは想像に難くありません。

「男らしくない」とみなさることを恐れて、助けを求めることができない人も数多くいるでしょう。
社会的な性役割の強制は、少なからぬ男性の機会を奪い、死に追いやっているのです。
それは私たち一人ひとりにとって、無関係なことではありません。

UN Women(国連女性機関)の親善大使であるエマ・ワトソンは、ジェンダー平等を
「ありのままの自分であること」と語っています。

男性はこうあるべき、女性はこうあるべきという社会的な性役割の強制から解放され、
自分が自分らしくあることができる社会を築くことは、女性だけでなく、男性をも救うのです。

性差別や性による役割の強制を行なっているのは、日本では政府や法律ではありません。
それは私たち一人ひとりが当事者です。
私たちが公正な選挙で選んだからこそ、衆議院議員の9割が男性なのです。
私たちが自ら作り出している、問題なのです。

男性・女性にかかわらず、私たち一人ひとりがこの問題に取り組まない限り、
性差別や性による役割の強制は無くなりません。

影響を受けるのが男性でもあるわけですから、女性だけが行動を起こせば良いわけでもありません。
男性も女性とともに、性の差によって何かを社会的に強制されたり、機会を奪われることのない社会を作るために行動することが必要です。
これがジェンダー平等への運動なのです。

UN Womenの推進するHeForShe運動は簡単な署名活動ではありますが、
広く社会に対して男性が女性とともにジェンダー平等への行動を起こす意思を示す効果的な方法です。

2009年から10年に日本JCが推進した領土意識醸成のための署名は、
100万人を集め、弱いと思われていた日本人の領土意識の強さを世界に示しました。

先進国の中でも飛び抜けてジェンダー不平等な国であると言われているのが日本です。
しかし、HeForSheの署名を日本人の約1%、100万人の署名を集めることができれば、
確実に社会は変わり始めるでしょう。

そしてそれは、JCに対するイメージを大きく変え、
私たちの活動がより社会から理解され、
多くの仲間を集めることにも繋がるはずです。

簡単な署名運動から、私たち自身がそして子供たちが、
ありのままの自分でいることのできる社会を、
自らで機会を掴み取ることのできる社会を、
共に作ろうではありませんか。

誰もが挑戦できる 幸せな国 日本の創造へ向けて

公益社団法人日本青年会議所
第六十八代会頭

鎌田長明

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