10月11日(月曜日)と11月25日(木曜日)、富山県黒部市立明峰中学校にて3学年の181名を対象に、「チャレンジユニバーシティ With STEAM IN 黒部 北方領土を通じた人材育成事業」を行いました。
JCI日本の次世代教育委員会とJCI黒部の北方領土委員会の共同により行われた本事業では、「北方領土の魅力を発信しよう」を課題とし、若い世代に北方領土を身近に感じてもらうと同時に、ICT対応能力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力向上を目指す次世代人材育成を行うことを目的としました。
事業初日、10月11日(月曜日)には、神戸学院大学・岡部芳彦教授に「心の返還」をポイントとするご講演を頂き、また、岡部教授のゼミ生と現場をWEBで繋ぎ、中学生が考えた北方領土の魅力をプレゼンする動画の原案について、チーム毎にアドバイスをもらう時間を設けました。
その後は、11月中旬まで中学生に動画を作成してもらった上で、動画の鑑賞会を実施し、中学生自らによる優秀作品への投票を行いました。
最終日となる11月25日(木曜日)は、岡部教授とゼミ生5人、元島民の吉田義久さん、千島歯舞諸島居住者連盟富山支部長の濱松禎高さんにも明峰中学校へ来て頂き、投票結果で見事上位を勝ち取った3チームによる、一発勝負のリアルプレゼンの実施です。
3チーム各々から、工夫した点や難しかった点等の発表が行われ、アドバイス担当のゼミ生や濱松支部長、吉田さん、岡部教授から講評を受けた後、サプライズとして、岡部教授とゼミ生からの特別賞2チームの発表や、ゼミ生から大学生活についてのプレゼン等も行われました。
今回の事業を通じ、中学生のICT機器を使いこなす力、メディアリテラシー教育、表現する力、コミュニケーション能力が向上が効果として得られたことと思います。
黒部市立明峰中学校
本波 葉子 先生
新しい企画をワクワクしながら取り組むことができ、生徒も先生方も楽しそうでした。
とても良い企画でしたし、多くの人の心を繋ぐことが出来たと思います。
北方領土からの引揚者が多い黒部市なので、来年度以降もこのような取組みを継続させて頂きたいと思います。
多くのことを学ばせて頂き、ありがとうございました。
初めての議案作成で沢山のJCメンバーに助けてもらいながら始まった事業でした。
文章の構成の仕方も分からず、過去の事業の議案を見よう見まねで作っていきました。
初めて参加する正副理事会では沢山の意見を頂き、自分の作成した議案が穴だらけと再認識させられました。
再提出を求められるたびに気持ちが何度も折れそうになりました。
そんな中、直前理事長・副理事長・他のメンバーが私の相談に何度も乗ってくださり、何とか議案を作成して当日を迎えることが出来ました。
神戸学院大学の岡部教授も明峰中学校の先生方もとても協力的で、段取りが上手くできない私は何度も助けて頂きました。
最初はこんな大規模な事業を成功させることが出来るのだろうかと不安でたまりませんでしたが、中学生の素晴らしい動画に力をもらい、中学校の先生方、岡部教授やゼミ生、仕事の合間を縫って力を貸してくれたJCメンバーのおかげで、自分でも胸を張って自慢できる事業を行うことが出来たと思います。
・公益社団法人黒部青年会議所
北方領土委員会理事 山本 智子 君
・所属LOM
公益社団法人黒部青年会議所(北陸信越地区富山ブロック協議会)
URL https://kurobejc.jp/