申請内容

一覧に戻る
事業名称 障害者と健常者が共につくる!スポーツマンシップNAGOYAフェスティバル
申請部門 Peace Project部門
申請LOM 公益社団法人 名古屋青年会議所
理事長名 山本 一統
申請担当者 木下 智靖
携帯番号 090-6468-1230 メールアドレス akazonae19831003@yahoo.co.jp
事務局TEL 052-221-8590 事務局FAX 052-202-0464
事務局住所 名古屋市中区栄1丁目15番24号

事業詳細情報

本事業の参加者 会員数 220名 参加率 43.90% 関係者数 23名 一般参加数 258名
事業実施に至った背景 現在、日本の障害者数は780万人を超えています。近年、制度や環境のバリアフリー化が図られ、物質的な障壁は取り除かれつつありますが、多くの障害者と健常者は依然としてお互いを理解し合える状態には至っていません。接点の少なさに起因する誤解や偏見が両者の間に距離感を生んでいます。お互いを知らないことが不必要な不安を生み、それらが相互理解の妨げとなり、ひいては自分とは「異なる」他者を受け入れることができない社会に発展する危険性をもはらんでいます。そこで、他者との違いを個性として受け入れることができる社会を築くために、障害者と健常者が勇気ある一歩を踏み出し、お互いを受け入れ理解し合う必要があります。
事業の目的 本事業の目的は以下の3つになります。
①障害者が健常者と共にスポーツに取り組むことによって、障害があったとしても健常者と何ら変わりなく取り組むことができることが多く存在すると実感いただくこと
②障害者が健常者と共に一つのスポーツに取り組むことで、健常者と積極的に関わっていくべきであるという意識を持っていただくこと
③健常者が障害者と共に一つのスポーツに取り組むことで、障害者が置かれている立場、障害に対する理解を深めていただくこと
事業の概要 本事業は、障害者と健常者を区別することなく、両者が協力して、その設営から競技まで共に参加をいただくというものです。その概要は以下のとおりです。
①障害者と健常者が共に参加することができるスポーツイベントを開催するために、障害者を含む運営スタッフが、障害に対する基本知識を学習する学習会を開催しました。
②障害者と健常者の双方が障害に関する認識を深めると共に、障害者であっても可能なことが多くあることを認識してもらうために、元オリンピック選手である千葉すず氏と車椅子バスケットボールパラリンピック日本代表の京谷和幸氏の対談を開催しました。
③健常者が、視覚障害者の感覚や環境を体感するために、ブラインドウォーク体験を実施しました。
④障害者と健常者が、協力することで一つの競技に取り組むことができることを実感するために、卓球・PK・ランニングを実施しました。
⑤健常者が、障害者スポーツに興味を持っていただくために、車椅子フリースロー・ボッチャの体験を実施しました。なお、ボッチャは、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目になります。
開催期間・
タイムスケジュール
2017年11月4日~2017年11月19日
開催場所 愛知県スポーツ会館・名城公園
事業区分 新規
公益・共益区分 公益事業
事業総予算・収支 本事業は、消耗品費に若干の差異が生じましたが、概ね予算どおりに執行されました。
その内訳は以下のとおりになります。
①会場費     121,600円
②会場設営費   872,160円
 内訳:多目的トイレ設置費用
    点字ブロック設置費用
    白杖レンタル費
車椅子レンタル費
    競技備品レンタル費
    会場音響関係費
③講師関係費
 内訳:千葉すず氏
    京谷和幸氏
④資料費     154,850円
 内訳:チラシ・ポスター制作費
    チラシ・ポスター印刷費
⑤消耗品費     38,800円
⑥保険料      95,600円
SDGs 10.人や国の不平等をなくそう
16.平和と公正をすべての人に
協力団体
共催 無し
協賛 無し
後援 名古屋市教育委員会・中日新聞社
その他 日本福祉大学・愛知県看護連盟・一般社団法人愛知県聴覚障害者協会・ワールドバスケットボールクラブ
事業対象者 市民
行動(ACTION TAKEN) 04月21日   名古屋市障害者スポーツセンター訪問
06月15日   愛知県スポーツ会館の現地調査(障害者競技の調査)
06月21日   名古屋市教育委員会を訪問(後援依頼)
06月27日   千葉すず氏事前打ち合わせ(第1回)
07月06日   日本福祉大学を訪問(協力依頼)
07月21日   京谷和幸氏事前打ち合わせ(第1回)
07月23日   公益社団法人日本青年会議所日の丸チャリティーラン見学
08月04日   障がい者水泳ぴぃ~すスイミングクラブを訪問
08月08日   一般社団法人愛知県聴覚障害者協会あいち聴覚障害者センターを訪問
08月27日   愛知県スポーツ会館をはじめ会場の現地調査
08月29日   ワールドバスケットボールクラブ打ち合わせ(協力依頼)
09月07日   千葉すず氏事前打ち合わせ(2回目)
09年07日   京谷和幸氏事前打ち合わせ(2回目)
10月24日   愛知県看護連盟打ち合わせ(協力依頼)
10月29日   西名古屋ベースボールクラブPR活動
10月30日   名古屋市立一柳中学校特別支援学級にて参加者募集PR
11月04日   事前学習会
11月06日   名古屋市立西養護学校PR活動
11月08日   名古屋市立南養護学校PR活動
11月09日   日本福祉大学打ち合わせ
11月09日   スポーツ競技実演・最終検証
※いずれも2017年
結果(RESULT) 本事業による市民意識変革などに対する効果は、アンケートにて計測しました。アンケートの結果は以下のとおりです。
①事前学習会において、参加者の78.4%が障害者と健常者との距離が縮まったと回答しています。また、参加者の91.9%が障害者に対する理解が深まったと回答しています。
②千葉すず氏と京谷和幸氏の対談において、参加者の98%が障害者に対する認識が深まり、障害者であっても可能なことが多くあることを理解したと回答しています。
③ブラインドウォークにおいて、参加者の96.7%が視覚障害者の感覚を実感できたと回答しています。
④卓球・PK・ランニングにおいて、参加者の96.7%が障害者と健常者の交流につながったと回答しています。99.3%の参加者が、健常者と障害者の間で仲間意識が芽生えたと回答しています。
⑤車椅子フリースロー・ボッチャの体験において、96.8%の参加者が障害者スポーツに対する理解が深まったと回答しています。
地域社会への影響 本事業実施以前には、障害者と健常者を区別しないスポーツイベントは、運営上の問題、安全面、また、障害者自身の消極的な姿勢といった様々な事情のために、実施されることがほとんどありませんでした。しかし、本事業が成功したことにより、障害者と健常者が共に参加するイベントの実施が可能であることが周知され、本事業に続いて、同様のイベントの開催につながります。こうしたイベントを通して、障害者と健常者が実際に触れ合うことで相互理解が深まり、両者がそれぞれの違いを個性として受け入れ、真に共存する社会が実現します。
LOMへの影響 本事業実施以前には、障害者と健常者を区別しないスポーツイベントは、運営上の問題、安全面、また、障害者自身の消極的な姿勢といった様々な事情のために、挑戦しようとする団体がほとんどありませんでした。しかし、名古屋青年会議所がこうしたイベントに果敢に挑戦して成功を収めたことで、協力団体である障害者団体・大学などからは、青年会議所は、これまでの常識に捉われることなく常に新しいことに挑戦する団体であるとの高い評価を得ることができました。また、障害者団体からは継続して本事業を実施して欲しいとの意見もいただきました。
事業の長期的な影響 本事業が地域社会に与えた長期的な影響は以下のとおりになります。
①本事業を契機として、障害者と健常者を区別することなく、両者が共に取り組むイベントの実施が可能であることが周知され、本事業に続いて、他団体においても同様の事業が継続的に実施されるようになります。
②障害者は、自らの可能性を認識して、健常者に対して持っていた「負い目」が無くなり、健常者とも積極的に関わるようになります。
③障害者と健常者が積極的に関わっていくことにより、両者の相互理解が進み、障害を一つの「個性」として受け入れ、障害者と健常者が真に共存する社会が実現します。
考察や推奨 障害者と健常者の間に存在する「溝」については、多くの場合、誤解や偏見に起因するものです。こうした誤解・偏見を解消するには、まずもって、障害者と健常者が直に接する機会を創設することが重要です。本事業はスポーツを通して障害者と健常者が接する機会を提供しましたが、スポーツに限らず、継続的に障害者と健常者が接する機会を提供していくことが青年会議所として成すべきことであると考えます。なお、名古屋青年会議所では2018年度においても障害者に対する理解を深めるための事業を継続して実施しております。
改善点 本事業は設営から競技に至るまで、そのすべての過程において、障害者と健常者を区別することなく、両者に参加をいただくという新しい試みに挑戦しました。こうした手法は、これまで他団体が不可能ではないかと考えてきたことであり、これが実現可能であるということを広く周知できれば、今後、同様のイベントの実施につながります。本事業の周知という点については、事業実施前にテレビ局などのメディアに対して案内が不十分であったため、結果として、本事業の成功を周知することが十分にはできませんでした。事業終了後の運動拡大という点を踏まえて、メディアを積極的に活用すべきでした。
JCI活動計画の推進 本事業は、障害者の視点に立てば、健常者と共にスポーツに参加することによって、自らの可能性を認識すると共に、障害が存在することを健常者に対する「負い目」と捉えることなく、積極的に健常者と関わっていく契機となります。また、健常者の視点に立てば、障害者の立場・状況に対する理解を深めて、障害を一つの個性として受け入れる契機となります。その結果、障害者と健常者がスポーツという共通の行動を通じて、相手の立場・状況に対する理解を深めて、障害者と健常者がお互いに認め合うことのできる社会の実現につながります。これはJCI行動計画の「Connect」と合致します。
JCI VISIONの推進 本事業はこれまで他団体が不可能であると考えてきた障害者と健常者を区別しないということを一つの柱として構築されています。名古屋青年会議所が軸となって障害者団体・スポーツ団体を結びつけることで、これまで不可能と思われていたことであっても果敢に挑戦すれば可能となるという共通意識を醸成しました。そして、名古屋青年会議所が障害者と健常者を区別しないスポーツイベントの成功につなげ、障害者団体の活動の支援に対して主導的な役割を果たしました。
JCI MISSIONの推進 本事業は、障害者と健常者が真に共存する社会の実現に向けて、ブラインドウォーク・車椅子フリースローなど障害者競技を通して障害者の現状を体感する機会を提供しました。また、卓球・ランニングなど障害者と共に一つの競技に取り組むことで障害があっても可能なことが多いということを理解する機会にもなりました。こうした「競技」に加えて、事前学習会、千葉すず氏と京谷和幸氏の対談などの座学も交えることで、障害に対するより深い理解を得る機会を提供しました。
JCI申請の意思確認 検討している
その他 本事業は、障害者と健常者が共に一つの事業を作り上げるという観点から、単に障害者を事業の参加者と捉えるのではなく、本事業の設営から競技まで、そのすべての過程に積極的に関わっていただきました。こうした試みは、他団体が実施した事業においてあまり例のないものですが、障害者が事業の設営段階から関わることによってこそ、障害者が持つ健常者に対する「負い目」、心の壁を取り払うことができると考えます。健常者についても、障害者の可能性に目を向ける機会となり、障害者と健常者の相互理解が促進された画期的な事業であると考えます。
当日のストーリー
  • 添付PDF
  • メディア掲載写真
    その他参考資料
    一覧に戻る

    PAGE TOP