申請内容

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事業名称 サマーイルミネーションフェスティバル2022inにらさき
申請部門 最優秀LOM企業的社会責任(CSR)プログラム
申請LOM 一般社団法人 韮崎青年会議所
理事長名 三井 亮
申請担当者 伊藤直人
携帯番号 080-1204-0005 メールアドレス naoto@fujihiro.jp
事務局TEL 0551-30-4462 事務局FAX 0551-30-4462
事務局住所 山梨県北杜市須玉町若神子1427-2

事業詳細情報

本事業の参加者 会員数 30名 関係者数 50名 一般参加数 5700名
事業実施に至った背景 韮崎市は、半導体製造装置など、多くの製造企業が拠点を構える「ものづくりのまち」であると同時に、山梨県峡北地域の山岳観光の玄関口であり、韮崎駅を中心に商業や観光、交流の場などが集約されています。
かつては商店街の店も少なくなり、人通りも少ない時期もありましたが、リノベーションなど空き家再生の努力が実り、徐々に駅前に飲食店が増えてきました。
しかし、2年ほど前から世界的に猛威を振るう新型コロナウイルスの影響により、観光客が減少し、駅の利用をはじめ、周辺商店街や韮崎市民交流センターニコリなどの利用も減少しました。また、 2018年2月に30,018人だった人口は、同年3月に29,973人と30,000人を割り、現在も減少の一途をたどっています。
駅を中心とした魅力が再生される中、新型コロナウイルスによって停滞する駅を中心としたコンパクトシティ形成するために、駅周辺の魅力を伝えや商店街再生へのダイナミズムが必要です。
より魅力ある市になり、人口減に歯止めをかけるには、若者や子育て世代などからの声を吸い上げ、地域活性に生かすことが必要と考えております。
事業の目的 「対外」
「サマーイルミネーションフェスティバル2022inにらさき」をただ人の集まるイベントではなく、市民、観光客など、人々の触れ合いを大切にし、権藤はなよ氏の「たなばたさま」に想いを馳せ、七夕伝説を通して交流の機会を提供し、韮崎市内外の人に地域の魅力を伝えていきます。 



「対内」
自身が活動するエリアの問題定義を再認識し、解決の糸口を見出すと共に、地域住民、地域他団体との交流を行い、認知度の向上やより強固な団体へと昇華させていくことを目的とします
事業の概要 サマーイルミネーションフィスティバル2022inにらさき ※ふるさと納税企業版 活用事業※

①願いごとのオブジェ 開催時期: 6月24日(金)~7月24(日) ※19時~22時(夜間、点灯時間)

一般社団法人韮崎市観光協会様が例年行っているサマーイルミネーションを拡大し、JR韮崎駅前広場に約7m×4mの短冊を飾るための木造建築物「願いごとのオブジェ」を制作。将来、地域を担う子供たちにと、韮崎市内にある小中高校の全生徒に累計4200枚の短冊を配布して、願い事を記入してもらい、韮崎市の中心街(駅前)に足運んでいただきました。また、韮崎駅利用者(一般)の方々にも、オブジェ横に短冊の記入ブースを設け、参加できるようにいたしました。
夜になると、オブジェが幻想的にライトアップされる演出を企画。韮崎市とタイアップしていることもあり、韮崎市のマスコットキャラクター「ニーラ」君を登場させるなど、参加者に驚きと興奮、楽しさを提供しました。

    
    
②七夕夜市 開催時期: 7月1(金) (17時~21時)
 
韮崎駅周辺にある商店街の活性化を図るべく、道路(市道)約100メートルを歩行者天国にして、韮崎市や県内を拠点とする、人気キッチンカー16台の協力を得て、祭りを開催しました。
開催期間・
タイムスケジュール
2022年6月24日~2022年7月24日
開催場所 ①韮崎駅前広場(願いごとのオブジェ) ②韮崎駅前付近韮崎市道(七夕夜市)
事業区分 新規
公益・共益区分 公益事業
事業総予算・収支 予算について
今回の事業は企業版ふるさと納税を活用し、市外から協力を募りました。韮崎市役所のふるさと納税担当とも連携して、今回事業専用のふるさと納税申込み書、市内出身で県外で活躍されている経営者を紹介していただくなど全面的に協力を得ることができました。

収入の部
・韮崎市(ふるさと納税企業版) 1,700,000円
・LOM事業費          460,000円
 
              計 2,160,000円

支出の部   
「願いごとのオブジェ」
 ・材料費     1,300,000   
 ・運営費     100,000
 ・雑費      60,000
    
       計  1,460,000

 「七夕夜市」
 ・運営費    350,000
 ・雑費     50,000 

       計 400,000


     合計 2,160,000
事業に関わる広報費 300,000

   

協力団体
共催 韮崎市
協賛 一般社団法人韮崎市観光協会
後援 nanairo株式会社、山梨キッチンカーコミニュティー
その他
事業対象者 韮崎市民、県内外者
行動(ACTION TAKEN) 関東地区大会の主管をすることになり、私たちの活動する地域がどのような地域かを深く考えるようになりました。
そのうえで、一番重要になってくるのが、韮崎市とともに協働での実施という結論にいたりました。我々は、幾度なく韮崎市と打ち合わせを行い、韮崎市観光協会様との共同開催が決定しました。
その中でかつて韮崎市では七夕まつりが開催されており、その由来も知ることができました。地域の方々にヒアリングした結果、七夕まつりを主導する人々がいなくなってしまったため開催できなくなったことを知り、韮崎市内で主体的に取り組む存在があれば開催できるのにといったことを知ることができました。
これまで韮崎市では6年ほど前からイルミネーションを通じて「ささのはさらさら」という歌い出しから始まる文部省唱歌「たなばたさま」の作詞者・権藤はなよが韮崎市穴山町出身なことをPRしていました。
このイベントは、絵馬に願い事を書いていただき、単管に結びつけ、笹や短冊をイメージしたイルミネーションを点灯させるというシンプルなものであり、実動員、予算に関しても非常に少ないものでした。
このイルミネーションをもっと発展させ七夕まつりまで繋げて行こうと考え、企画をスタートしました。
そのうえで、一番重要になってくるのが、韮崎市とともに協働での実施という結論にいたりました。我々は、幾度なく韮崎市と打ち合わせを行い、韮崎市観光協会様との共同開催が決定しました。

そこで我々が提案したのは、大規模な短冊の設置構造物(願いごとのオブジェ)と共に、近隣商店街の活性化を図るためお祭り(七夕夜市)の開催でした。
願いごとのオブジェに関しては、将来地域を担う子供(小中高校生)をメインに4200枚の短冊を配布し、自らの足で、現地まで来ていただくこと。七夕夜市に関しては、商店街隣接の市道を封鎖し、コロナ禍で流行したキッチンカーの店舗16店を迎え、商店街に人の流れをつくり、相乗効果を生み出すことといたしました。
結果(RESULT) 1.目的がどのくらい達成できたか

■願いごとのオブジェ
  ・小中高校生に4,200枚の短冊の配布に対し、2,000枚の回収(例年は200枚程度 ※観光協会単独)
  ・一般参加者は1000枚の設置に対し、700枚の回収

■七夕夜市
  ・約1,000名程の来訪者予定に対し3,000名以上の来訪者の獲得


2.上記の結果の想定外の結果

 ■願いごとのオブジェ
・駅利用者(一般)から短冊を飾りたいとの事で急遽、スペースを設置 短冊を1000枚追加
 
 ■七夕夜市
・商店街の方々から、来年以降は大きく範囲を広げて開催してほしい。昔の活気を思い出し感動した。とのお声を多数いただきました。
  
3.上記の結果の確認方法

・電話連絡
・関連団体、行政、市民へのヒヤリング
・夜市の参加者はキッチンカーの売上、同規模のイベント、一定区間の人の人数を計測して総合的に推計


4.検証結果

・小中高生が中心となって短冊を設置してもたった結果、七夕夜市の告知にも繋がり、小中高生が多く参加してもらうことにつながった。結果、近年飲食店が増えつつある韮崎駅周辺の魅力を伝えることができた。

地域社会への影響 ①願いごとのオブジェ
・各学校の先生方から機会がないとあまり中心街に足を運ばない子供たちも多かったので、周りの環境も再認識することができてよかったとのお声がございました。
・友達と笑いながら楽しく掲げることができた。
・韮崎駅(JR)駅前に来訪者が増えた。
・親子やきょうだいで短冊を探しに、駅前に来て、家族との時間を満喫できた。

②七夕夜市
・コロナ過でイベントがなかったので、人々の活気を久しぶりに肌で感じることができたことが非常にうれしい。
・キッチンカーコミュニティーの方からは過去最高の売り上げを獲得することができたとの言葉があった。
・七夕夜市の開催後に、地域で祭りを企画している神社の氏子総代が、運営や警備の面を参考にしようと参加していた。

「共通事項」
これまで事業の主体となる団体がいない中で、要望はあれど実現することがなかった市内中心部でのイベントを開催できた結果、このイベントをもっと盛り上げようと地域の方々から来年への継続、事業の提案、協力関係の構築の話が来ており、積極的に地域を盛り上げる行動を起こす機運が高まった。
LOMへの影響 近年、韮崎北杜青年会議所は、アカデミーメンバーが多く、青年会議所の活動・意義を知るメンバーは少数であった。活動意欲に対しても決して満足できるものではありませんでした。一番の原因は、インパクトを感じられる事業がなかったからではないでしょうか。
私たちも、一人の人間であり、熱量は人それぞれです。JC活動が魅力的で、自身に対してメリットを感じられるものでなければ動きません。
しかし、本事業で、行動することのきっかけを掴み、メンバーたちの心境に変化があったことは明白でありました。今まで、殻にこもっていて前に出てこないメンバーも、自分で発言し、自分で行動を起こす。少なからず、一歩前進していることは、間違いありません。
また、企業版ふるさと納税を使い、大きな資金で事業を打てたこと自体が、我々のLOMでは初めての経験でありましたので、資金調達の仕方一つで、既存の枠にとらわれない大きな可能性を見出すことができました。
事業の長期的な影響 この事業を継続的に行うことで、定期的に地域住民、地域団体とコミニュケーションを図れること。そして、行政と連携をして、さらなる関係性を構築し、強固なパートナーシップを形成していくことが、韮崎北杜青年会議所が地域に対して必要不可欠な存在になると確信しております。
考察や推奨 ①願いごとのオブジェ
今回は小中高生に短冊を配布するだけであったが、幼保と連携して七夕飾りを一緒になって作成することで、より多くの人との係わりを構築し、自分たちが制作したものを見に来ることで駅周辺の魅力を伝えることにつなげていける。


②「七夕夜市」
初めての事業だったため、どこまで事業の規模を拡大するか手探りでの事業となった。事業をきっかけとして住民の方々にイベントへの理解が深まることで、もっと広い通り、広い区間の道を封鎖して大きな事業へと発展することができます。事業スペースを確保することで、企業ブースなど今後の継続的な資金調達の手法や、多くの団体との協力を広げる可能性が広がっていきます。
その他 関東地区大会を主管できたからこそ、数多くの関係者を巻き込み、このような大きな事業が行えたと実感しております。
事業を行った結果、継続性が高い事業になりえたこと、メンバーが一丸となって笑顔で行えたこと。地域に対してもメンバーに対しても、最高の事業となりました。
また、今まで諸先輩方が築き上げてきてくれたこの青年会議所に、最高峰のレガシーを残せたことが、最大の恩返しであり、そして、未来のメンバーに自信と誇りをもってタスキを渡すことができることとなりました。
JCI活動計画の推進 インパクトimpact(影響力)
韮崎市、地元大手広告企業とタイアップしたため、周知力は大きかった。なりより、初めてのイベントで多くの参加者と事業後のもう一度やって欲しいとの反響が大きく問い合わせが増えた。

モチベートMotivate(意欲)
新旧問わず、近隣施設の存在を認識させることができ、市外に行かなくても必要なものが揃っていると周知することができた。
また、コロナ禍による外出自粛やイベントの中止などによるストレスを軽減するために多くの来場者があった。コロナ禍であっても、感染症対策を徹底することで、感染に対する不安を取り除くことができた。

インベストInvest(投資)
企業版ふるさと納税を使用し、多くの資金源を獲得することができた。

コラボレートCollaborate(協働)・コネクト Connect(つながり)
韮崎市、各所団体と連携をし構築することで大きな成果物となり、皆で作り上げたという実績が、さらなる協力関係を形成することができた。
JCI VISIONの推進 これまで地域のために何かをしよう。そんな気持ちがあったけれど私達の活動する韮崎市では、街の中心部でのイベントを率先して行う団体がなかったため要望はあれど行動に移すことがありませんでした。今回の事業は行政から自治会まで多くの方々の協力があったからこそできた事業です。事業の結果、新たな団体や個人から励ましの言葉や来年度への提案や協力の申し出が出てきました。私達の行動が地域の方々へ伝わり一緒になって行動を起こす市民が増えてきていると確信します。
JCI MISSIONの推進 かつては会員数が少なく、拡大成功後もアカデミー会員が多く、新型コロナウイルスの感染拡大で大きな事業をすることができなったこの2年間がある中で、新規の事業を一から、行政や観光協会、商店街、自治会と利害関係者に思いを伝え協議を重ねるごとに協力が増えていくこの事業を開催できたことは、会員が大きな自信をもち、今後の活動のロールモデルとなることができました。来年度以降もこの事業に協力したいと申し出があり、さらに発展させ、新しい事業を興していく力を会員に伝えることができました。

JCI申請の意思確認 検討している
添付PDF資料
参考動画URL
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