荒井 佑介

氏名 荒井 佑介
所属企業・団体名 特定非営利活動法人サンカクシャ
所属企業・団体役職 代表理事
推薦青年会議所
活動カテゴリー 青少年育成、世界平和、人権
SNS・HP ・サンカクシャウェブサイト
https://www.sankakusha.or.jp
・荒井個人のFacebook
https://www.facebook.com/yusukearai1989

活動エリア及び活動内容

活動地域:東京都豊島区

親からの暴力や貧困などの影響により親を頼れない15歳から25歳くらいまでの若者に対して、安心できる居場所、住まいの提供、仕事のサポートの3つの支援を提供している。
設立5年で、居場所1拠点、シェアハウス4拠点、スタッフ30名で約500名の若者をサポート。孤立した若者が自立しきるまで1人1人約3年間丁寧に伴走している。

活動内容写真

経歴 自己PR

荒井佑介
1989年埼玉県出身。
18歳からホームレス支援をはじめ、若年ホームレスの存在に関心を持つ。ホームレス支援団体でボランティアやインターンなどに従事する。
2010年に子どもの貧困問題に取り組みはじめ、中学生の学習支援などをボランティアなどでサポートし始める。
2014年株式会社パソナに入社後も活動を続け、教え子たちが高校進学後、相次いで中退し、若年妊娠、闇バイト、貧困ビジネス、引きこもりなどさまざまな課題を抱えたことをきっかけにNPO法人サンカクシャを2019年に設立する。
2024年第34期東京都青少年問題協議会委員。経済同友会・インパクトスタートアップ協会・新公益連盟『共助リーダー・アワード2024(NPO部門)』受賞。Forbes 「NEXT100」「今注目のNPO50」に選出。

VISION(この活動を通してどのような未来を実現したいか)

「親を頼れなくても生き抜いていける社会」
人がいくていく基盤である、家庭、学校、職場、いずれにも居場所がないと回答する若者が1.9%(推計22万人)おり、親を頼れないだけで、その後の生活や進路、就職のハードルが高くなってしまう現状にあります。
親からの暴力やネグレクトなど、親を頼れなかったとしても、誰しもが安心できる人や場を獲得し、社会に「サンカク」していけるよう、若者を応援しようとするあたたかな社会をつくることを目指しています。

ACTION(ビジョンを実現するために今行っている具体的な活動)

・困難を抱える若者への伴走支援
2008年から困難を抱える若者への支援をはじめ、2019年にサンカクシャを設立してからは500名を超える若者1人1人の人生に伴走。
大人を頼れない若者の「死にたい、親を殺したい、人生諦めている」といった感情に寄り添い、「この人なら安心できる」という信頼関係を構築し、こうなりたい、こうありたいをサポートすることに尽力。

・若者が抱える課題の普及啓発と政策提言
いち早く若者の課題に取り組んだ知見や現場を持っている強みを活かして、年間300名を超える方に現場に来てもらい課題を伝える取り組みを重ねている。こども家庭庁や東京都だけでなく経済同友会など経済界にも若者の課題の普及啓発に努めている。
今後は、「ライバルは闇バイト」というコンセプトを掲げ、孤立した若者が闇バイトなどに繋がらないよう支援の体制を整え、1万人の若者の雇用創出のプラットホームの立ち上げを準備している。

IMPACT(あなたの行っている活動は社会にどのような影響を与えているか)

2008年から若者支援を始めたものの、若者の課題はこれまでほとんど注目されていなかった。
サンカクシャを立ち上げた2019年の時も若者の課題は注目されていなかったが、サンカクシャの活動を通じて若者の課題を
年間約300名を超える行政、支援者、官僚、議員、企業の人々の現場視察を受け入れ課題の普及啓発を行なっている。
また、経済同友会と連携し、こども家庭庁に対して政策提言イベントを行うなど、若者の公的支援が拡充されるよう政策提言にも力を入れている。
課題として認識されていなかった若者支援の領域に、早くから着目し、支援が少ない中、活動を作り上げ、若者の課題の認知向上、企業の連携の創出などに尽力した。