樋口 翔太

氏名 樋口 翔太
所属企業・団体名 株式会社Closer
所属企業・団体役職 代表取締役
推薦青年会議所
活動カテゴリー ビジネス、経済、起業、科学技術
SNS・HP 公式サイト
https://close-r.com/
製品ラインナップや導入事例、最新ニュースなどを掲載しています。

代表(樋口)のTwitter(現X)
@197sh0ta

活動エリア及び活動内容

活動地域
茨城県つくば市を拠点に、関東圏を中心とした国内の製造現場に向けてロボット導入を提案・サポートしています。食品工場や物流倉庫のほか、地方の事業所に訪問することも多く、今後は全国的な導入拡大を目指しています。

活動内容
当社では、産業用ロボットのソフトウェア基盤(いわゆるロボットOS)を独自開発し、**「中小規模ラインでも扱いやすく、投資負担が小さいロボットパッケージ」**を提供しています。従来のPLC依存の大規模なシステムではなく、自社で設計した制御基盤とモジュール化されたソフトウェアを組み合わせることで、設置が容易・コストが低い・多品種生産に対応できるロボットを実現。生産ラインのデモや現場ヒアリングを通じて、お客様の課題を一緒に解決することに力を入れています。

活動内容写真

経歴 自己PR

1997年 新潟県生まれ。長岡高専卒。筑波大学大学院 知能機能システム学位プログラム(博士後期課程)在学中。2017年 RoboCup世界大会優勝。孫正義育英財団3期生。2022年 IPA未踏アドバンスト採択。2024年 Forbes 30 under 30 Asia に選出。

VISION(この活動を通してどのような未来を実現したいか)

「ロボットを当たり前に使える未来を創る」
私は、人手不足や過酷な労働環境といった現場の苦労を、ロボット技術で根本的に解消したいと考えています。特に食品工場や物流拠点など、“多品種少量”であってもロボットが気軽に導入できる社会を目指しており、ロボットが**「難しいもの」「高いもの」から「誰でも使える便利な道具」**へと変わる未来を実現したいと思っています。

ACTION(ビジョンを実現するために今行っている具体的な活動)

独自ロボットOSの開発・進化
従来の産業用ロボットは、大量生産ラインに最適化された構造で高額なうえ柔軟性が乏しいという課題がありました。そこで、私たちはPLC(産業用コントローラ)に頼らず、自社開発のロボットOSと汎用ロボットアームを組み合わせるシステムを構築しています。これにより、ソフトウェアの拡張・アップデートのみで多品種対応や性能向上が可能になっています。

ロボットパッケージ製品の提供・現場導入

PickPacker(段ボールへの高速ピッキング工程を自動化)

Palletizy(パレタイジング工程を効率化)
など、特定の作業工程に特化したパッケージ化製品を販売・導入支援しています。現場でのヒアリングやデモに基づき、適切にカスタマイズしながらスピーディに稼働を開始できるところに注力しています。

パートナーシップでのスケールアップ
ロボット導入を検討する企業や商社、ライン構築業者とアライアンスを組み、代理店ネットワークを拡大中です。さらに、リースやサブスクといった導入しやすいモデルを検討し、多くの現場にロボットを行き渡らせるための取り組みも進めています。

IMPACT(あなたの行っている活動は社会にどのような影響を与えているか)

労働力不足の解消への貢献
人手不足が深刻な食品工場や物流分野で、単純作業や重労働部分をロボットでカバーし、人の負担を軽減することで、人材定着率の向上や長時間労働の削減に寄与しています。

中小規模ラインの自動化推進
従来、大手でも完全に自動化できていないラインが多く存在しました。柔軟なソフトウェア設計と小型ロボットの利活用により、“手作業が当たり前”だった現場にこそ新しいロボットの形を提案できると考えています。

地域活性化・スタートアップの事例づくり
筑波大学発ベンチャーとして、つくば市を拠点に技術を事業化している姿が、地元のスタートアップ支援や産学連携の機運醸成につながっています。ロボットを中心とした新産業を創出することで、地域経済や日本全体の産業競争力強化にも貢献していきます。