鳳真 れお

氏名 鳳真れお
所属企業・団体名 誉園(個人事業・屋号)
所属企業・団体役職 代表
推薦青年会議所 公益社団法人埼玉中央青年会議所
活動カテゴリー 文化, その他
SNS・HP 誉園Instagram https://www.instagram.com/homare_en/
鳳真れおInstagram https://www.instagram.com/leo_houma/
誉園ホームページ
https://homare-en-bonsai-garden.jimdosite.com/

活動エリア及び活動内容

盆栽の街「大宮」を拠点に関東圏内で活動しています。盆栽&インスタレーションアーティストとして、盆栽の制作をしながら、盆栽の展示や大掛かりな盆栽のインスタレーションアートを手掛けています。2024年10月に日本列島を体験できるインスタレーション「一席一盆栽~日本列島の小宇宙」を浅草で発表しました。また、2025年3月、渋谷で桜の石付き盆栽のインスタレーション「桜音流紋~さざれ石の巌となりて~」を発表しております。

活動内容写真

経歴 自己PR

さいたま市大宮盆栽村で従事したのち、埼玉県内外でさらに経験を積み、2024年に顔出ししない本名非公開のアーティストとして活動を開始しました。作品作りの傍ら、美術館学芸員の資格を保有し、今までの世の中に存在しない「新しい盆栽の形」や「新しいキュレーション」を追求しています。ただ盆栽を置くのではなく、作品にメッセージ性を持たせることを大切にしており、日本の良さを再発見できる機会の提供を続けています。

VISION(この活動を通してどのような未来を実現したいか)

日本の伝統文化である盆栽は、今では海外の人々の間で「BONSAI」としてとても人気があります。今後インバウンド観光客のさらなる増加が予測され、盆栽を通じて日本の素晴らしさを体験・満喫していただくための「おもてなし」や「仕掛け」を積極的に展開していきたいと考えています。
また、日本人は古くから自然に感謝し、自然と共存してきましたが、現代の日本人には自然の美しさや綺麗さを愛でる心が欠如しているように思えます。そのため、活動を通して、日本人のDNAに刻まれてきた「自然を愛でる心」を呼び起こし、多くの方が自然のありがたみと美しさを共有できる社会の実現をしたいと考えています。

ACTION(ビジョンを実現するために今行っている具体的な活動)

インスタレーションアートとして2つの大きな展示を行っています。

「一席一盆栽〜日本列島の小宇宙〜」
浅草の高級海鮮丼屋さんでの展示では、カウンター席を日本列島に見立て、北は北海道から南は沖縄までの各地の県木・名所の木の盆栽を制作・展示し、日本列島の小宇宙を表現しました。これは、訪日観光客がまず一度は訪れる浅草という地で、南北に長いがゆえの日本の景色の多様さ・豊富さという特性を感じていただくと同時に、座った席に飾られている県や場所にまるで訪れたかのような気分になっていただけます。今後日本を旅行をされる際のイメージも掴みやすい内容として表現させていただきました。

「桜音流紋〜さざれ石の巌となりて〜」
渋谷の溶岩石をモチーフにしたカフェでは、溶岩石が広がる富士山麓の風景をテーマに桜の石付き盆栽のインスタレーションを展示しています。3つの桜の石付き盆栽を「さざれ石」に、カフェ中央に佇む300kgの巨大な溶岩石を「巌」に見立てています。さざれ石(小さな石)が集まると巌(巨大な石)となる-すなわち、一人一人の力は小さくても、みんなで手を取り合い、力を合わせることで大きな力となるという「君が代」に詠まれる古来からの日本人の高い精神性を体現しています。

このように、私の作品では、現代人の多くが忘れかけている「古くから日本人が大切にしてきたもの」を呼び起こす仕掛けをメタメッセージとして組みこんでいます。

IMPACT(あなたの行っている活動は社会にどのような影響を与えているか)

一般的な盆栽屋さんの展示では、1つの空間に対して1つの盆栽を飾るのが主流ですが、私はより空間全体をコンセプチュアルなアート空間に仕上げる「インスタレーション」に力を入れています。浅草や渋谷の展示では、特に海外の方からたくさんの反響をいただいております。
「日本人は寿司を毎日食べている」のように、日本では盆栽が当たり前のようにあると思い込んで来日する外国人の方も多い中、街を見渡せば、盆栽を探すほうが苦労する現実があります。そこで、殿様商売として盆栽が好きな方だけが盆栽を観にくればよいという昔の考えから離れ、多くの方が往来する場所に積極的に展示をさせていただくことで、外国人の方をはじめ、日本人の関心のなかった世代や層に盆栽の素晴らしさを発見していただける機会を提供できていると思っています。
さらに、従来の伝統に則った展示であれば、敷居が高く高齢の男性がする趣味として、若い層からの関心は得られませんでしたが、盆栽を集合体のインスタレーションとして新しい視点から魅せることで、今まで盆栽を素通りしていた方々にもアプローチができ、また同時に、若い女性の方からも「盆栽って可愛い!」「初めてみた!」などお声をいただいており、日本文化の教育や伝播・継承にも貢献をさせていただいています。