東京都、埼玉県を拠点に、全国を対象として活動しています。児童養護施設出身者や親を頼れない若者、刑務所出所者など、孤立しやすく再出発の過程にある人に対し、就労支援、住居支援、自立支援、居場所づくりを行っています。
一般社団法人コンパスナビの代表理事として現場支援に取り組むほか、自運営YouTube発信、映画出演、講演活動、著書、メディア出演を通じて、福祉の枠を超えた発信も行っています。また、こども家庭庁や自治体の委員として政策提言にも関わる。
私は、日本で生まれながら国籍や戸籍がない状態で育ち、義父からの暴力により児童養護施設で暮らし、家庭を頼れないまま社会に出た当事者の一人です。だからこそ、社会の皺寄せを彼らが抱え、孤立の中で生きていく若者の現実を、自分自身の経験として知っています。
一方で私は、その経験を「傷」で終わらせず、「社会を変える力」に変えたいと考えてきました。施設を出た後は、芸能の世界に挑戦し、海外バックパッカーや日本一周も経験しました。決められた道ではなく、自分の足で世界を見て、人と出会い、自分の人生を選び直していく中で、出逢い・言葉・表現が人の生きる力になり得ることを実感しました。多くの人に助けられた私が今度は、支援・発信・政策・仕事づくりを通じて、別の誰かの再出発を支える側に立っています。
私の強みは、当事者の経験を、社会に届く言葉と仕組みに変えられることです。現場での伴走支援、福祉の枠を超えた発信、制度への提言をつなぎながら、「社会の中で何かしたい」と思う大人の背中も押していきたいと考えています。大人の姿そのものが、誰かの選択肢になる。 そう信じて、誰かの「今日を生きてみよう」や「生まれてきてよかった」を、一人でも多く増やしていきたいと思っています。誰もが、何度でもREスタートできる。その社会を実現することが、私の使命です。
私が実現したいのは、育った環境や過去にかかわらず、誰もが自分の人生の主人公として、何度でも明日を選び直せる社会です。
私は、たった1人との出逢い、たった一つの言葉や作品、たった一つの出来事、そんな一雫によって生きることをあきらめそうになる気持ちが、「今日を生きてみよう」に変わる瞬間があることを知っています。
だからこそ私は、誰もが、何度でもREスタートできる社会を実現したいと考えています。
一般社団法人コンパスナビでは、親を頼れない若者(社会的養護経験者等)の孤立と生活基盤の不安定さ、そして刑務所出所者の社会復帰の難しさに対して、二つのセーフティーネットを構築しています。主に、就労支援、住居支援、自立支援、運転免許取得支援、居場所支援を行い、一人ひとりが生活基盤を整え、社会とのつながりを取り戻せるよう伴走しています。
発信面では、YouTube「THREEFLAGS~希望の狼煙~」や年間80本以上の講演活動、年30回ほどのメディア出演を通じて、福祉に関心のある人だけでなく、より広い層に社会課題を届けています。また私は、支援制度を届けるだけでなく、“こんな大人がいる”“こんな生き方もある”と伝えること自体が、誰かの選択肢になると考えています。そのため、サヘル・ローズ監督作品『花束』の上映や出演を通じて、アート・文化・表現の領域からも、社会課題や再出発の可能性を伝える活動を行っています。
さらに、こども家庭庁や県の有識者会議に参画し、現場の声を政策につなげています。加えて、「BEESTORY」では、はちみつづくりを通じて就労や社会参加の機会を生み出し、支援を持続可能な仕組みに変える挑戦を続けています。
私の活動は、虐待や社会のしわ寄せによって生きづらさを抱えた人たちの「REスタート」を、個人の努力や偶然だけに委ねるのではなく、社会全体で支えるべきテーマとして捉え直すきっかけを生み出しています。
現場では、住まいや仕事、人とのつながりを失いやすい若者や出所者が、生活基盤を整え、自立へ向かう機会を得ています。
虐待の経験を抱えた若者に伴走し続けることは、本人の人生を支えるだけでなく、悲しい負の連鎖を止めることにもつながっています。
発信面では、YouTube、著書、講演、メディア出演を通じて、社会的養護などの日本にある社会問題を知らなかった方たちに当事者の現実を届け、寄付、ボランティア、企業連携など新たな支援参加につながりが全国に広がっています。
また、こども家庭庁や県の有識者会議で現場や若者の声を届けることで、制度改善に向けた議論にも関わっています。私は、大人の姿そのものが選択肢になると考えています。誰かの言葉や生き方、作品や活動が、別の誰かの「今日を生きる理由」になる。その連鎖を社会の中に生み出していることも、私の活動の大きなインパクトです。