吉田祐梨

氏名 吉田祐梨
所属企業・団体名 東京都立南多摩中等教育学校
所属企業・団体役職
推薦青年会議所
活動カテゴリー ビジネス、経済、起業
SNS・HP Twitter・Instagram... @lis_poire
TikTok... @appdevelopjc

活動エリア及び活動内容

アプリ開発を通じて課題の解決に取り組んでいます。中学生の頃から独学でプログラミングを始め、「お弁当作りをサポートするアプリ」や「友達と入浴記録を共有して風呂キャンセルを防ぐアプリ」「高齢者の熱中症を防ぐアプリおよびウェアラブルデバイス」「学校の管理栄養士の業務効率化ツール」など、ユニークな発想で様々な課題に対してアプローチしてきました。

単にアプリを作るだけでなく、多くの人に使ってもらうために、ビジネスコンテストへの参加やSNSでの発信、さらに食や健康に関する研究など、幅広い分野の学びも重ねています。特に最近は「若者の食生活改善」に強い関心を持ち、管理栄養士と連携したシステム開発や、アメリカへの長期留学を通じた食文化の比較研究にも力を入れています。

テクノロジーとアイデアで、楽しみながら健康になれる仕組みを広げていくことが、私の目指すゴールです。

活動内容写真

経歴 自己PR

中学1年の頃から独学でアプリ開発を始め、「彩り豊かな弁当を簡単に作れるアプリ」や「友達と入浴記録を共有して風呂キャンセルを防ぐアプリ」など、若い世代の身近な悩みをユニークなアイデアで形にしてきました。

思いついたアイデアをすぐに形にする行動力が自分の強みで、2週間ほどで実装・公開するスピード感を武器に、中学生ながら日本最大級のアプリコンテスト、「アプリ甲子園」で3冠(準優勝・企業賞2つ)や東京都モバイルアプリコンテスト金賞と銀賞を同時に獲得するなど、たくさんの賞もいただいています。

最近は社会人の方ともチームを組み、管理栄養士さんの業務を効率化するシステム開発にも挑戦しています。また、TikTokでの発信にも力を入れていて、7万いいねをいただくなど、同世代の方たちにも少しずつ影響を広げています。

また、2025年夏から1年間アメリカに留学に行き、食生活について研究をする予定です。
プロダクト開発・ビジネス・研究の3つの面から「食とテクノロジーの融合で若者の健康を革新する」ことを目指しています。

VISION(この活動を通してどのような未来を実現したいか)

「若者が安くて、楽しく、そして健康的な食生活を送れる社会」の実現を目指しています。現代の若者は時間的制約や知識不足から、本来摂るべき栄養バランスのとれた食事を諦めがちです。技術の力でこの課題を解決し、「楽しみながら健康的な食生活を送る文化」を創造したいと考えています。特に、学校給食から始まる子どもの食育、大学生・若手社会人の自炊支援、そして地域の食文化継承を一気通貫で支援するテクノロジープラットフォームの構築を通じて、次世代の健康的な食文化を創造することを目指しています。将来的には日米両国での経験を活かし、各国の長所を取り入れた新しい若者向け食生活モデルを提案し、若者の栄養不足や将来の健康リスクを軽減することで社会全体の健康増進に貢献します。

ACTION(ビジョンを実現するために今行っている具体的な活動)

"1. 栄養バランスの取れた弁当作成支援アプリの開発:
Pythonを活用し、写真からお弁当の彩りを分析・採点するアルゴリズムを自作しています。ユーザーが簡単に栄養バランスの取れた食事を作れるよう支援するアプリを4月上旬にリリース予定です。アプリ甲子園で準優勝、グリコ賞を受賞したこのアプリは、「テンプレートを使って簡単に彩り豊かなお弁当を作る」というコンセプトで、忙しい若者でも実践できる健康的な食生活をサポートします。
2. 栄養士業務効率化システムの共同開発:
社会人と協働で、学校給食における残菜率の地域間格差(都内5%に対し地方で20%前後)という課題に着目しています。栄養士の献立管理・食材管理・データ分析を効率化するデジタルプラットフォームを開発中です。これにより栄養士の負担軽減だけでなく、子どもたちの味覚形成期における食体験の質向上と食育の充実を目指しています。
3. 日米の若者の食生活比較研究:
次世代リーダー育成道場という東京都の留学プログラムに合格し、今年7月からアメリカで1年間の留学が決定しています。留学中は「日米の若者の食生活比較研究」をテーマに、日本の健康的な食材選択とアメリカの多様な野菜摂取方法を組み合わせた新たな食生活モデルの構築に取り組みます。両国の若者に共通する「時間的制約の中での健康と利便性のバランス」という課題に対する実践的解決策を見出し、帰国後はその知見をアプリやビジネスモデルとして社会実装することを目指しています。
4. 企業との食育コラボレーション:
アプリ甲子園で企業賞をいただいた江崎グリコ株式会社さんとのワークショップや座談会を実施し、若者の食生活実態について企業と議論しています。若者視点からの商品開発や食育アプローチについて提案しています。"

IMPACT(あなたの行っている活動は社会にどのような影響を与えているか)

"1. 若者の実生活を変える直接的影響:
開発した弁当アプリを通じて、不健康な食生活を送っていた友人たちの食習慣を実際に改善することができました。複雑な栄養学を理解していなくても、アプリのテンプレートに沿って弁当を作るだけで自然と栄養バランスが整うため、「面倒くさい」「何を作ればいいかわからない」という若者特有の壁を取り払うことに成功しています。これは技術が若者の日常生活に与える具体的かつ持続的な変化の好例です。
2. 次世代の食育アプローチの開拓:
従来の食育は「〇〇を食べましょう」という啓発型が主流でしたが、私のアプリは「楽しく作る」「シェアする」という若者の行動特性を活かした新しいアプローチを実現しています。アプリ甲子園の審査では「若者自身が若者の課題を解決する視点の斬新さ」が高く評価され、食育における技術活用の新たな可能性を示すことができました。
3. 学校給食システム改革の可能性:
管理栄養士業務効率化システムの開発は、単なる業務効率化を超えた社会的意義を持っています。地方と都市部の残菜率格差(20%対5%)の解消は、年間推計数千万円の食品ロス削減だけでなく、子どもたちの味覚形成期における食体験の質向上にも直結します。未来の日本人の食生活の基盤づくりに貢献する取り組みとして、栄養士からも高い期待を寄せられています。
4. 若者のロールモデルとしての影響:
「アイデアを短期間で形にする」行動力と技術力は、同世代の若者に大きな刺激を与えています。特に女子中学生という立場からテクノロジー領域で結果を出し続けることで、IT分野でのジェンダーバランス改善にも間接的に貢献しています。未踏ジュニアや各種コンテストでの活動をSNSで発信することで「若くても、女性でも、本気で取り組めば結果が出せる」という希望を同世代に示すことができています。"