
氏名 | 米澤 則隆 |
所属企業・団体名 | 株式会社スパインクロニクルジャパン |
所属企業・団体役職 | 代表取締役 |
推薦青年会議所 | |
活動カテゴリー | 医療革新 |
SNS・HP | 以下が、弊社のホームページになります。 https://s-chronicle.co.jp/ 以下が、現在開発を立ち上げた経緯を説明した動画になります。(ホームページで公開済) |
活動エリア及び活動内容
申請者である米澤則隆は、これまで金沢大学医学部を卒業し、脊椎外科医師(整形外科医師)として地域の中核病院にて高齢者の脊椎外科診療に携わってきました(医師15年目)。2年半前に石川県金沢市を拠点として、高齢者脊椎治療の不確実性(合併症発生率の高さ、高い侵襲性)を解決するための新たな手術方法を実施可能な専用の治療デバイスを開発するために株式会社スパインクロニクルジャパンを設立しました。現在までに総額約2億3000万円の資金調達に成功し、製品の研究開発を推進してきました。来年度(2026年度)に新しい脊椎外科治療デバイスの製品の承認申請を完了すること目指しています。
活動内容写真




経歴 自己PR
H22年 金沢大学医学部医学科卒業
H23年 金沢大学初期研修プログラム整形外科専門コース(金沢大学整形外科)
H24年 金沢大学整形外科入局、石川県済生会金沢病院整形外科
H25年 厚生連高岡病院整形外科
H26年 金沢大学整形外科大学院
H29年 浅ノ川総合病院整形外科、日本整形外科学会専門医取得
H31年 金沢大学整形外科
R2年 済生会金沢病院整形外科、博士号取得(金沢大学)
R3年 横浜栄共済病院整形外科、日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医、脊髄外科専門医取得
R4年 株式会社スパインクロニクルジャパン設立 代表取締役就任
金沢大学にて富田勝郎先生、土屋弘行先生、村上英樹先生、出村諭先生をはじめ多くの先生方に師事。金沢大学にて主に脊椎腫瘍に関する研究を行い博士号取得。関連病院の臨床現場の第1線にて脊椎脊髄外科専門医として多数の脊椎手術に従事し現場のアンメットメディカルニーズを叶える臨床開発研究を行い、現在の椎体形成用材料を改良するScrew-Anchored Kyphoplastyを開発のために起業し、今に至る。
VISION(この活動を通してどのような未来を実現したいか)
現在、本邦では高齢者人口の増加にともない、高齢者脊椎疾患(腰部脊柱管狭窄症、成人脊柱変形、骨粗鬆症性椎体骨折)に対する手術治療の機会が増加しています。弊社(私)のビジョンは「高齢者の背骨の健康を守る」ということを掲げて、現在研究開発を推進しています。これにより、高齢者が安心して脊椎治療を受けられる社会を実現したい、と考えております。現行の治療方法(治療デバイス)では、治療成績に限界があり、高い合併症の発生率や、症状の再燃の問題等から、繰り返し脊椎手術が必要となっている現状があり、それを打破したいと考えています。
ACTION(ビジョンを実現するために今行っている具体的な活動)
現在、本邦では現場のニーズ(医師・患者が要求する新しい脊椎治療デバイス)に沿った脊椎治療デバイスの開発はほぼ行われていません。理由の一つとして、治療デバイスの開発、承認、上市を達成するには、多くの資金と時間を要するからです。弊社は、創業して2年半の間に製品のコンセプト立案ならびに試作開発実行、そしてその製品の有効性安全性PoCを短期間で確立してきました。米澤則隆(申請者)が中心となり、多くのパートナーと協力し、開発を推進してきました。今後、そのスピードを加速させ本邦から世界にむけて高齢者脊椎治療に対する革新的な治療デバイスを発信します。
IMPACT(あなたの行っている活動は社会にどのような影響を与えているか)
現在、本邦で使用できる脊椎治療デバイスの大部分は海外で開発・製造されたものが企業により導入され、医師が使用できるという環境でした。革新的な治療デバイスの多くは、海外のスタートアップ企業で開発され、それが遅れて日本に導入されてきたという形です。日本で、新規の脊椎治療デバイスの開発はほぼ行われていないこの現状の中、弊社が本邦初ともいえる脊椎治療デバイスを新たに開発するスタートアップ企業として注目されています。成功した暁には、弊社がモデルケースとなり、これまで輸入に依存してきた治療デバイスに頼らず、本邦から日本の高齢者の特性にマッチした新しい治療デバイスの開発を行うスタートアップ企業が次々と生まれると確信しており、間接的にも医学の発展に貢献できると考えています。