熱中症研究とアスレティックトレーニング分野で国際的に活躍する研究者であり、現在は 早稲田大学 スポーツ科学学術院准教授を務めています。早稲田大学で学んだ後、米国に渡り、アスレティックトレーナーとして現場経験を積みながら大学院で専門性を高め、熱中症や体温調節、運動時の安全管理を中心に研究を重ねてきました。
これまでに国際学術誌への多数の論文発表を行い、特にスポーツ現場における熱中症の予防・評価・対応指針の整備に大きく貢献しております。米国の専門機関や国際学会の委員も歴任し、エビデンスに基づく安全基準づくりに関与。研究成果は競技スポーツのみならず、学校教育現場や一般社会にも応用されております。
また、科学的知見を社会へわかりやすく伝える啓発活動にも力を入れ、子ども向け教材や情報発信を通じて予防意識の向上に尽力してます。研究と実践、そして社会実装をつなぐ存在として、気候変動時代の健康危機管理をリードしていると信じております。
私は環境運動生理学およびアスレティックトレーニング分野を専門とし、研究と実践の双方に取り組んでいます。現在は早稲田大学スポーツ科学学術院准教授として教育・研究に従事しています。早稲田大学での学部教育を経て米国に留学し、大学院にて専門性を高めるとともに、アスレティックトレーナーとして現場経験を重ねてきました。在米中、近隣地域において労作性熱射病による死亡事故が発生した事例に触れた経験が、研究の出発点となっています。帰国後は、運動時の体温調節、暑熱順化、そして重症熱中症への迅速な冷却対応などを中心に研究を展開しています。国際学術誌への多数の論文発表を通じて、エビデンスに基づく予防指針や救急対応プロトコルの確立に貢献してきました。また、海外の専門学会や委員会活動にも積極的に関わり、世界水準の知見を日本社会へ還元しています。
強みは、研究成果を論文で終わらせない実践力と思っています。スポーツ現場のみならず、学校、企業、自治体、地域社会へと対象を広げ、講演や研修、教材開発を通じて「正しい知識が行動に変わる」仕組みづくりを進めています。子どもにも理解できる形で発信を行い、予防意識を社会に根づかせる姿勢を大事にしています。
自己PRとしては、科学と現場をつなぐ架け橋であること。猛暑が常態化する時代において、熱中症は避けられない事故ではなく、防げる健康課題であるというメッセージを発信し続けています。研究者であり教育者であり、実務家でもある立場から、命を守る知識を社会実装していくことに全力を注いでいます。その一貫した姿勢を大事に活動しています。
熱中症での死亡事故は100%防げます。その正しい予防策を、全国のスポーツ現場だけでなく、学校教育現場、建設・製造業などの職場環境を始めとした職場、さらには地域社会の高齢者のまわりなど多くの現場に実装していく取り組みを推し進めたいです。
私が実現したい未来は、「熱中症は防げる」という認識が社会の常識となり、誰もが安全に運動や活動に挑戦できる環境が整った社会です。気候変動の影響により猛暑が常態化する中で、子どもたちやアスリート、そして屋外で働く人々が命の危険にさらされる状況を減らしたいと考えています。そのために、科学的根拠に基づく予防指針や対応プロトコルを確立し、それを教育現場やスポーツ現場、地域社会へ確実に届けることを目指しています。
研究成果は論文で終わらせるのではなく、現場で実際に使われ、判断基準となり、行動を変える力を持ってこそ意味があります。私は、研究者・教育者・実務者をつなぐ架け橋となり、正しい知識と備えが社会に根づく未来を創りたい。そして、暑さを理由に夢や挑戦をあきらめる人がいない社会を実現したいと考えています。
私は、熱中症を「防げる災害」として社会全体で共有できる未来を実現するために、研究・教育・社会連携を横断した活動を行っています。研究では、運動時だけでなく、屋外労働や高温環境下での作業現場における身体反応やリスク要因についても分析し、科学的根拠に基づく予防指針や冷却対応の基準づくりを進めています。特に近年では、スポーツ科学で得られた知見を、消防士や救助隊をはじめとする酷暑環境下での肉体労働が不可避な職種の方々に応用し、必要とされる身体づくりや暑熱対策の立案にも注力しています。これらの代替の効かない専門性と安全を守ることは、今後人口減少が進む社会においても極めて重要であると考えています。
私の活動のインパクトは、熱中症を「起きてから対応するもの」から「科学的に予防できるもの」へと社会の認識を変えてきた点にあると考えています。研究を通じて明らかにしたエビデンスは、国際的なスポーツ現場での暑熱対策ガイドラインや緊急時対応の標準化に活用され、現場の判断基準をより安全なものへと進化させてきました。
さらに、その知見は学校教育や部活動だけでなく、消防士などをはじめとする酷暑環境下での肉体労働が不可避な職種や、さらには建設・製造業などの職場環境にも応用されています。暑さ指数の活用や計画的な水分補給、迅速な冷却処置の重要性が広く共有されることで、命を守る行動が当たり前になる社会づくりに寄与しています。
また、専門家だけでなく子どもや一般市民に向けた情報発信を通じて、予防意識を社会に根づかせることにも貢献してきました。研究と実践を結びつけることで、重症化の防止や事故の減少につながり、より安全に挑戦できる環境づくりに影響を与えていると考えています。
最後にこのTOYPとのご縁で、多くの企業、経営者を含めた社会と繋がり私の専門としている科学的予防策を社会実装していけることこそ、大きなインパクトを生み出せると信じております。