菊池 モアナ

活動エリア及び活動内容

アフリカのタンザニアにて使い捨て生理用ナプキンの製造工場を立ち上げ、製造、販売事業を行っています。各地に小さな製造工場を立ち上げ、雇用機会を生み出すことを目的に活動しています。活動は大きく2つ、若年妊娠で退学したシングルマザーが働ける場所を届けること、そして生理用ナプキンと性教育を無償提供することで生理の貧困を解決、および若年妊娠を防ぐことで女の子が学び続けられる環境を提供しています。

活動内容写真

経歴 自己PR

2023年度補正予算案件に採択された国連人口基金のカウンターパートとなり、キゴマ州ニャルグス難民キャンプとそのホストコミュニティの女性たちへ合計54,000パッケージの生理用品と性教育を提供。2024年にはロータリークラブの地区補助金を活用し約10,800人の公立学校へ通う女子学生に生理用品と性教育を提供。今後、極貧層の女性たちが生理用ナプキンにアクセスができるように1枚入り商品の販売を計画中。

VISION(この活動を通してどのような未来を実現したいか)

タンザニアでは女子学生が妊娠すると公立学校では強制退学、復学禁止という法律が2021年まで存在していました。また宗教的に中絶が禁止されており、学生を妊娠させた男性は懲役30年のため必然的にシングルマザーにならざるを得ない状況があります。生き抜くために売春や、自殺を選らばざるを得えない子が少なくありません。この事業を通して「すべての命が祝福され、志ある若者たちが夢を追い続けられる社会」を実現します。

ACTION(ビジョンを実現するために今行っている具体的な活動)

タンザニアの製造工場にて、16名に雇用機会を提供しています。高品質で吸収力が高く、中~高所得者層の顧客に選ばれる商品の製造販売を行っています。また、1パッケージ (8枚入り)を購入いただくごとに1枚のナプキンが公立学校の女子学生に性教育とともに寄付される仕組みを導入しています。この活動を通して次なる若年妊娠を防ぐこと、生理の貧困による退学をなくし女の子たちが学び続けられる環境を提供しています。

IMPACT(あなたの行っている活動は社会にどのような影響を与えているか)

タンザニアでは半数以上の女性が生理用品を購入することができずにボロ布などで代用しています。洗った布をベッドの下で隠すように干す習慣や、断水の影響により尿路感染症が蔓延しています。また、経血漏れを心配して生理期間中は学校を休み、授業についていけなくなり退学する女子生徒の問題も深刻です。これらの問題に対してこれまでに約25,000人に性教育を届け、約534,000枚の生理用ナプキンを無償提供しました。