加藤 愛梨

氏名 加藤 愛梨
所属企業・団体名 株式会社Mutubi
所属企業・団体役職 代表取締役
推薦青年会議所 公益社団法人金沢青年会議所
活動カテゴリー ビジネス、経済、起業, 倫理・環境
SNS・HP HP:https://bosairi.com
Instagram:https://www.instagram.com/bosairi_/
運営メディア:https://www.youtube.com/@mutube.mutubi

活動エリア及び活動内容

自然災害による被災地の現場から、今解決すべき問題は何かという視点に沿った情報発信の取組みとして、災害専門メディア「MuTube -被災地と未災地をよくするメディア-」の運営を行っています。昨年元旦に発生した能登半島地震においては、発生3日後から現場に飛び込み、これまでに600人以上の被災者の声を聴いてきました。
被災地から日本の防災を変えたいという思いで、地震の4ヶ月後に起業し、現在は輪島に移住して活動しています。

活動内容写真

経歴 自己PR

・神奈川県横浜市出身。石川県輪島市在住。
・高校在学時「阪神淡路大震災【写真調べ学習】プロジェクト」メンバーとして書籍『語り継ぎたい。命の尊さ 阪神淡路大震災ノート』出版に携わる
・慶應義塾大学環境情報学部にて、防災教育コンテンツ「じしんだんごむし体操」を開発し、国内外で授業実践
・東京大学大学院総合文化研究科にて、科学技術論(STS)領域から防災社会の分析・研究
・就職後は防災コンサルタントとして、災害時要配慮者支援や行政の災害対応教育等に従事。防災NPOの事務局長として、2年間で経営状態の回復に導く。事業継続(BCP/BCM)国際資格取得
・災害に強く持続可能性あるまちづくりを企画・監修し、グッドデザイン賞2023、キッズデザイン賞2023、フェーズフリーアワード2023、ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)2024最優秀賞を受賞
・2024年元日に発生した能登半島地震では、発災3日後から被災地に入り、現地に住み込みながら情報発信支援に取り組む。同年5月に株式会社Mutubi設立。「MuTube -被災地と未災地をよくするメディア-」運営。
・2025年1月、能登官民連携復興センター 広報/PRストラテジストに就任。

VISION(この活動を通してどのような未来を実現したいか)

本来、社会的財産とみなされるべき被災地域の”災害経験”を資本に変換し、被災地の復旧・復興へと還元する「防災知」と「経済」の循環モデルを構築したいと考えています。
支援者から被災者への一方的な支援をよしとする日本社会の価値基準を改め、Mutual(相互的)でサステナブルな防災・復興を事業によって後押ししたいです。

ACTION(ビジョンを実現するために今行っている具体的な活動)

被災地ー非災地・未災地との媒介役として、メディアでの発信やプロジェクトの企画/コーディネートに取り組んでいます。
「被災地のため」といった支援や奉仕の文脈ではなく、あくまでも《相互的な価値の交換》という点を強調しており、”支援とビジネスの交錯点”となる取り組みや企画を創出しています。例えば、今被災地でしかできない体験を、大手予約サイトのコンテンツとして掲載・販売いただくような企画の落とし込みやサポートを行っています。

IMPACT(あなたの行っている活動は社会にどのような影響を与えているか)

・昨年能登で発生した豪雨の直後は、壊滅的な被害を受けたスーパーマーケットの映像を即座に発信し、公開した映像がきっかけとなって大手小売店の支援が始まったりボランティアが殺到したりしました。発災直後はみな絶望に陥りますが、より早く復旧の手が差し伸べられることで、なりわい再建への希望を取り戻したり、地域経済へのダメージを最小限に抑えることに繋がります。

:https://www.youtube.com/watch?v=USK13A0y-bI&t=23s

・現地型メディアとして、現場視点の映像コンテンツを他社メディアに提供しています。能登半島地震直後の映像がNHK「新プロジェクトX」にて採用されたり、大規模火災が発生した大船渡への訪問自粛を止める目的で制作した映像を、政治系チャンネルで取り上げていただいたりしています。

:https://www.youtube.com/watch?v=lIo_ZDwedOM&t=2216s

・その他、被災地内外の事業者で共創的なプロジェクトを育むことを目的としたオフラインの場作りに取り組んでおり、その活動から、海外の富裕層を対象としたインバウンドの能登ツアーが商品化されたり、能登の素材を用いた被災地コラボ商品の企画が始まったりするなど、被災地での新規事業創出に寄与しています。