まずはココから~ぷらっとJC~

新入会員スタートガイド

はじめに

新入会員の皆様、ご入会誠におめでとうございます。

入会したばかりで、何からしたらいいのか、また青年会議所ってどんな団体なのかを、簡単にお伝えいたします。

我々青年会議所は「地域を良くしながら、自分自身も成長できる団体」です。地域のために事業を構築したり、まちづくりの活動や運動をしたりしますが、それはただのボランティアではありません。その過程で、人をまとめる力や、考える力、行動する力が自然と身についていきます。普段の仕事だけではなかなかできない経験が、ここにはあります。入会したけれども「大変そうだな」とか「自分にできるかな」と思う人もいるかもしれません。しかし、青年会議所では最初からできる人が集まっているわけではなく、青年会議所での活動、運動を通じて、ここでしかできない様々な経験をしながら、成長していく場所です。年齢も職業も様々な「なかま」とともに、同じ目標に向かって活動、運動をしていくなかで、きっと自分の可能性が広がっていくと思います。そしてここで得た経験やつながりは、必ず皆さんの仕事や人生に返ってきます。青年会議所での経験値は、一生の財産、またここで出会った「なかま」とは一生の仲間になると思います。

新入会員の皆様にまず初めに、各青年会議所の事業、委員会活動に積極的に参加していただき、青年会議所とはどんな場所なのか、どんな「なかま」が活動しているのかを自身の目で見ていただけたら幸いです。

青年会議所は、参加すればしただけ成長ができ、多くの経験を積むことができます。まずは勇気を出して、一歩踏み出すことが大事です。そして、ともに成長し、明るい豊かな社会を築いていきましょう。

青年会議所をやる
メリットって何?

青年会議所に取り組むと?

自社や地域で
運動(MOVEMENT)を起こせる、
「運動をつくる力」が手に入ります

そもそも運動をつくるには
3つの資質 が必要

能力

調査分析力、企画力、協働推進力、発信力、実行力

人脈

世代、業種、距離、団体を超えた人脈

実績

まちづくり、人財育成、組織運営の実績

すべて青年会議所の活動を
通して手に入ります!

迷わず全力でJCに
取り組みましょう!

組織構造について

◾️JCI(国際青年会議所)
世界規模の組織構造。

◾️NOM(日本青年会議所)
日本全国

◾️地区・ブロック協議会
都道府県単位(ブロック)や地方ブロック単位(地区)で、LOMをサポート・連携する組織

◾️LOM(各地青年会議所)
都市や町村ごとに組織され、全メンバーが所属する主体となる会議所

LOMでの活動について

理事会とは
理事長をはじめとする理事・役員に選出された会員が集まり、報告や今後の方針について議論し、確認・決定を行う意思決定の場です。理事会は原則として月1回開催され、各委員会が企画した事業計画や予算について、理事長方針(所信)に沿っているかを審議・承認します。また、新入会員の承認なども行います。

委員会とは
「明るい豊かな社会」の実現を目指し、その年の理事長方針(所信)に基づいて具体的な事業を企画・運営する1年間限定の実務組織です。

各青年会議所ごとに違いはありますが、総務・財務・広報などの組織運営に関する委員会や、まちづくり・青少年育成・会員拡大などを担当する委員会があります。

実際のエピソードを紹介いたします。

Oさん(JC歴11年)|嬉しかったエピソード

私は2015年に入会し、今年で11年目になります。これまで委員長を3回、昨年度は理事長を務めさせていただきました。
委員長の時には、自ら事業を企画し、さまざまなことに挑戦してまいりました。その中で、特に思い出に残っている事業があります。
野外事業だったのですが、事業構築や審議通過後の準備など、やるべきことが多すぎてパンクしてしまい、周囲と連絡を取らなくなり、途中で逃げ出してしまいました。
しかし、当時の担当副理事長が何度も足を運んでくださり、繰り返し連絡をいただいたことで、何とか戻ることができました。副委員長や多くのメンバーも本気で心配し、支えてくれました。
その時、自分の不甲斐なさを感じると同時に、本当の「なかま」に出会えたのだと実感しました。
結果として、その事業は大成功とは言えないものでしたが、来場者の方から「とてもよかった」「楽しい事業をありがとう」と声をかけていただき、本当に嬉しく思いました。
また、理事長を務めた際にも、多くのメンバーやOBの皆様に支えていただき、同期理事長との出会いも含め、新たな「なかま」ができました。
11年間のJC活動を通じて、多くの本当の「なかま」と出会えたことを、心から嬉しく思っています。そして、あの時逃げずに戻り、JCを続けてきてよかったと、今強く感じています。

Sさん(JC歴06年)|怒ったエピソード

私は委員長として、ある事業を行いました。
限られた時間と人手の中で、仲間がそれぞれの役割を担い、現場を支えていました。
その中で、「関わり方」を問われる出来事がありました。
当日、人目を避けるような形で、その場から意識が離れているのではないかと感じる行動について、後に報告を受けたのです。
体調や疲労といった事情はあると思います。
しかし、懸命に動く仲間がいる中で、その行動を見過ごしてよいのか。
委員長として強い責任を感じ、理事会で共有しました。
それは誰かを責めるためではなく、組織としての在り方を問い直すためです。
「その場にいること」と「関わること」は、同じではありません。
同じ場所にいても、一歩踏み出す人と、そうでない人がいる。
その違いは、空気として周囲に伝わっていきます。
綱領にあるように、
責任を自覚し、力を合わせ、英知と勇気と情熱をもって行動すること。
それは組織の理想であると同時に、私たち一人ひとりへの問いでもあります。
では、自分はどうだったのか。
ただ参加していただけなのか、それともその場をつくる側だったのか。
その後、委員会メンバーと向き合う中で、厳しい場面を共有したからこそ信頼が深まったと感じました。
本音で向き合うことは簡単ではありませんが、それが組織を強くし、仲間との関係をより確かなものにすると実感しています。

Aさん(JC歴10年)|驚いたエピソード

私は以前、仕事で初めて訪れた九州の地で、この組織の本当の価値を肌で感じました。
関係会社が集まる懇親会でのことです。隣り合わせたある企業の社長と、何気ない会話を交わしました。
「夏は地元の祭りで忙しくて……」
そんな話をすると、その方は鋭い目をして問いかけてきました。
「君、JCか? それとも商工会か?」
「JCです」と答えた、その瞬間でした。
その方はパッと表情を明るくされ、「そうか!君のLOMの〇〇さんには本当にお世話になったんだ。△△は今でも元気にしているか?」と、私の地元の先輩方の名前を次々に挙げられたのです。
つい数分前まで「遠い地で会社を経営されている初対面の社長」だったその方との距離が、一瞬にしてゼロになりました。地域も年齢も超えた「深い繋がり」が、その場で生まれたのです。
その時、私は確信しました。
この縁は、決して偶然ではありません。私のLOMの先輩たちが、かつて「本気」でJC活動に向き合い、全国に信頼の種を蒔いてきたからこそ、今の私がその恩恵を受け取ることができたのだと。
先輩たちが配っていたのは、単なる名刺ではありません。同じ志を持ち、共に汗を流した者同士にしか分からない「信頼」でした。
今度は、私の番です。
いつか未来を担う後輩たちが、全国のどこへ行っても誇りを持って活動できるように。
私自身が本気で活動し、全国の仲間と繋がり、この確かな財産を次世代へと繋いでいきたい。
あの九州の夜に感じた感動を胸に、私は今日も「本気」でJC活動に邁進します。

Yさん(JC歴10年)|楽しかったエピソード

私がJCに入会したのは、2009年のことです。入会のきっかけとなったのは、子どもたちとともに4泊5日をかけて100kmを歩くという事業でした。最初はその挑戦的な内容に惹かれ、「自分も関わってみたい」という純粋な思いから一歩を踏み出しました。
実際に入会してからは、その事業だけにとどまらず、多くの学びや出会いに恵まれました。OBの先輩方や関係諸団体の方々と直接お会いし、さまざまなお話を伺う中で、自分自身の視野も広がっていきました。また、事業に継続的に関わることで、子どもたちの成長を間近で感じる機会を何度も得ることができました。
特に印象的だったのは、たった5日間という限られた時間の中で、子どもたちが大きく成長していく姿です。最初は不安そうだった表情が、日を追うごとに自信に満ちたものへと変わり、仲間と励まし合いながら一歩一歩前に進んでいく姿には、何度も心を打たれました。そして、ゴールを迎えた瞬間に見せてくれる笑顔や、やり遂げたことへの誇らしさに満ちた表情は、何にも代えがたいものでした。
そのような瞬間に立ち会えたことが、私にとってJC活動の中で最も楽しく、そしてやりがいを感じる時間でした。子どもたちの成長に少しでも関われたという実感が、自分自身の原動力となり、今も活動を続ける大きな理由の一つとなっています。

青年会議所のMission・Vision

JCI Creed・JCI Mission・JCI Visionとは

青年会議所には、活動の土台となる共通の考え方があります。
それが、JCI Creed・JCI Mission・JCI Visionです。
少し難しく見える言葉かもしれませんが、まずは次の3つで捉えてください。


JCI Creed=何を大切にするのか
JCI Mission=何のために活動するのか
JCI Vision=どこを目指しているのか


青年会議所で行う会議や事業、仲間との学びや挑戦には、すべてこの3つの考え方がつながっています。
迷ったときに立ち返る“原点”のようなものだと考えると分かりやすいです。

JCI Creedとは
JCI Creedは、青年会議所に所属する私たちが大切にする価値観です。
人にはそれぞれ意味があること。
違いを超えて、人と人とはつながれること。
自由と公正が大切であること。
人ではなくルールによって社会が支えられるべきであること。
一人ひとりの個性がかけがえのない宝であること。
そして、人のために行動することが大切であること。
JCI Creedには、こうした考え方が込められています。
新入会員の皆様は、最初から言葉を完璧に覚えようとしなくても大丈夫です。
まずは、青年会議所には大切にしている考え方があることを知ってください。
そして、活動のなかで少しずつ「だから毎回唱和するのか」「だから人との関わり方が大事なのか」と感じてもらえれば十分です。

JCI Missionとは
JCI Missionは、青年会議所の使命です。
簡単に言えば、
若者がリーダーシップを学び、社会に前向きな変化を生み出せるようになるための機会を提供することです。
青年会議所は、ただ事業を行うためだけの組織ではありません。
会議に出ること。
議案を考えること。
仲間と意見を交わすこと。
地域の課題に向き合うこと。
その一つ一つが、自分のリーダーシップを育てる機会になります。
つまり、青年会議所に参加する意味は、単に行事に出ることではありません。
自分自身が成長し、周囲に良い影響を与えられる人になっていくことにあります。
JCI Missionは、そのために青年会議所が存在していることを示しています。

JCI Visionとは
JCI Visionは、青年会議所が目指している未来の姿です。
青年会議所は、それぞれの地域で活動する団体ですが、同時に日本中、そして世界中の仲間とつながることができる組織でもあります。
JCIは現在、100を超える国と5,000以上の地域社会に広がる国際的なネットワークです。
だからこそ、青年会議所が目指しているのは、地域で学び行動しながら、世界中の仲間とつながり、より大きな視野で社会に良い影響を広げていくことです。
自分たちの活動は地域のためのものですが、そこで得た経験や学びは、各地青年会議所や世界の仲間ともつながっていきます。
JCI Visionは、若きリーダーが世界でつながり、互いに刺激を受けながら、大きな影響を生み出していく組織を目指す考え方です。



ここまでの3つの違いをシンプルにまとめると、次のようになります。

JCI Creed=価値観
JCI Mission=使命
JCI Vision=目指す組織の姿(未来)

どれも大切ですが、役割は少しずつ違います。

JCI Creedは、どういう考え方を大切にするか。
JCI Missionは、なぜ活動するのか。
JCI Visionは、どこへ向かっていくのか。

この3つがあることで、青年会議所の活動には一本の軸が生まれます。

新入会員の皆様へ
最初からすべてを深く理解する必要はありません。
ただ、青年会議所には共通の考え方の軸があることを、まず知ってほしいと思います。
「なぜこの活動をするのだろう」
「何のために会議を重ねるのだろう」
「自分はここで何を学べるのだろう」
そんなふうに感じたとき、JCI Creed・JCI Mission・JCI Visionを思い出してください。
すると、青年会議所での経験は、ただ参加するだけのものではなく、自分を成長させ、仲間とともに地域や社会に良い変化を生み出していくための時間だと分かってきます。
青年会議所には、学ぶ機会があります。
挑戦する機会があります。
仲間と出会う機会があります。
そして、自分の可能性を広げる機会があります。

その意味を理解するための入口が、JCI Creed・JCI Mission・JCI Visionです。

日本青年会議所設立の背景

日本青年会議所(JCI Japan)
70余年の歩み(1949-2025)

1940年代~1950年代:創始と組織の確立

1949年、戦後の「敗墟」のなかから「新日本の再建は我々青年の仕事である」という志を掲げ、東京青年商工会議所(現:東京青年会議所)が設立されました。1951年には全国7つの青年会議所により日本青年会議所(日本JC)が創立され、国際青年会議所(JCI)へ正式に加盟しました。この年代は、JCI世界会議の東京開催(1957年)や南ベトナムへの医療団派遣(1956年)など、組織基盤の確立と国際社会への復帰を軸に活動が展開されました。

年表【1940年代~1950年代:創始と組織の確立】
年度 会頭名 主な出来事・活動内容
1949 (東京青年商工会議所理事長)
三輪 善雄
東京青年商工会議所(現:東京青年会議所)設立。日本のJC運動がスタート。
1950 全国的な組織(NOM)結成に向けた準備。
1951 第1代
黒川 光朝
日本JC創立総会(東京)、定款に「三信条」を掲げる。第6回世界会議(モントリオール)においてJCIに正式加盟。
1952 第2代
小坂 俊雄
JCI第2回アジア地域会議(東京)開催。初の国際会議ホスト。
1953 第3代
堀越 善雄
9月3日を「JCデー」に制定。第1回全国会員大会(名古屋)開催。
1954 第4代
服部 禮次郎
「JCソング」制定。全国会員大会(富山・函館)開催。
1955 第5代
森下 泰
第4回全国会員大会開催(京都)。
1956 第5代
森下 泰
南ベトナムに医療団派遣(オペレーション・ブラザフッド)。
1957 第6代
三輪 善兵衛
JCI第12回世界会議(東京)開催。皇太子殿下ご臨席。
1958 第7代
橋上 保久
日本青年会議所初となる会頭選挙を実施。
1959 第8代
千 玄室
第1回全国理事長会議を開催。

1960年代:高度成長と社会開発への転換

1960年に「JC綱領」が制定され、運動の指針が明確化されました。当初の「奉仕」活動から、地域社会をより良くする「社会開発(まちづくり)」へと運動の軸が大きく転換した時期です。1966年には京都で第21回JCI世界会議が開催され、国内では「京都会議」や「政治問題セミナー」がスタートするなど、青年経済人として社会課題に積極的に関与する姿勢を強めました。

年表【1960年代:高度成長と社会開発への転換】
年度 会頭名 主な出来事・活動内容
1960 第9代
石川 六郎
「JC綱領」制定。日本JCシニアクラブ発足。
1961 第10代
山崎 富治
創立10周年記念式典(東京)。池田勇人首相が来賓出席。
1962 第11代
古市 実
ヨーロッパへEEC視察団派遣。
1963 第12代
瀬味 保城
『日本青年会議所新聞』創刊。首相との対談記事掲載。
1964 第13代
小谷 隆一
機関誌『30億』創刊。
1965 第14代
遠山 直道
常任理事・評議員制度施行。
1966 第15代
辻 兵吉
政治問題セミナー開催(田中角栄氏ほか参加)。JCI世界会議(京都)開催。
1967 第16代
柳沢 昭
第1回京都会議を開催。
1968 第17代
神野 信郎
極東アジアJAYCEEシンポジウム(札幌)開催。
1969 第18代
牛尾 治朗
大阪万博野外劇場起工。「企業内ゲバ論」提唱。日本人初のJCI会頭誕生。

1970年代:国益の追求と危機の克服

1970年に大阪万博への「屋外劇場」寄贈や、現在まで継続される初の北方領土視察団派遣が行われました。オイルショック(1973年〜)に際しては「緊急事態宣言」を発し、「省資源運動」「国益」を論じる運動が推進されました。

年表【1970年代:国益の追求と危機の克服】
年度 会頭名 主な出来事・活動内容
1970 第19代
米原 正博
大阪万博に「屋外劇場」寄贈。初の北方領土視察団派遣。
1971 第20代
秋保 盛一
創立20周年。第1回「JCアジアの船」就航。沖縄青年会議所と合体。
1972 第21代
小野 正孝
「ヤングブルー3万人対話集会」を全国展開。
1973 第22代
佐藤 助九郎
「私権の制限」など会頭提言。
1974 第23代
前田 完治
京都会議で緊急事態宣告。「省資源運動」を採択。初の日ソ青年交流会議(東京)。
1975 第24代
佐藤 敬夫
教育問題で全国アンケート実施。教育提言を発表。
1976 第25代
田口 義嘉壽
国家問題会議で「自民党決別宣言」。
1977 第26代
小沢 一彦
JCIの公用語に日本語採用(ヨハネスブルグ)。
1978 第27代
麻生 太郎
訪ソ団派遣、第1回青年経済人会議開催、与野党代表と提言(東京)。
1979 第28代
井奥 貞雄
中華全国青年連合会の招きで代表団が訪中。

1980年代:経済大国としての責任と新宣言

日本が経済大国となるなか、土光臨調による行政改革運動を全面的に支援し、「小さな政府」の実現を提言しました。1985年には広島で世界青年サミットを開催し、国際平和への貢献を強化しました。1988年には、変化に対応するのではなく自らが変化を起こす「新JC宣言」を採択し、21世紀に向けた組織のアップデートを図りました。

年表【1980年代:経済大国としての責任と新宣言】
年度 会頭名 主な出来事・活動内容
1980 第29代
鴻池 祥肇
JCI第35回世界会議(大阪)開催。「日本の安全と防衛」5万人アンケート調査。
1981 第30代
森 輝彦
日本JC創立30周年。
1982 第31代
黒川 光博
行革無料講師派遣事業を開始。自立自助の精神による行革を推進。
1983 第32代
榎本 一彦
「ウォッチ・ザ議会運動」全国展開。高齢化社会への対応を提唱。
1984 第33代
斉藤 斗志二
教育改革へ「教育サミット」開催。人づくりと地域活性化を重点化。
1985 第34代
野津 喬
ソマリア難民キャンプ視察。世界青年サミット(広島)開催。
1986 第35代
河村 忠夫
JCI第41回世界会議(名古屋)開催。
1987 第36代
浅利 治
第1回TOYP大賞「傑出した若者10人」表彰。中国から技術研修生受け入れ。
1988 第37代
川越 宏樹
第1回国際アカデミー開催。「新宣言」採択(高知)。
1989 第38代
更家 悠介
「こんな規制いらない運動」展開。地球環境プロジェクト始動。

1990年代:地球市民意識と災害支援ネットワーク

冷戦終結やバブル崩壊という激動期に、「地球市民の時代」をスローガンとして環境問題や国際協力に注力しました。1995年の阪神・淡路大震災では、延べ5万人以上のメンバーが復興支援にあたり、この活動は日本の「NPO元年」を牽引するものとなりました。以後、災害支援ネットワークの構築が組織の重要な役割として定着しました。

年表【1990年代:地球市民意識と災害支援ネットワーク】
年度 会頭名 主な出来事・活動内容
1990 第39代
藤田 公康
政策提言「変えてしまえ!日本」発刊。「地方分権」をテーマに全国理事長が536都市で首長面談。
1991 第40代
川島 偉良
日本JC創立40周年。JCIと「21世紀青年国連」を共催。
1992 第41代
西村 予史男
「地球市民時代」の幕開けを宣言。地球サミットに公認NGOとして参加(リオデジャネイロ)。
1993 第42代
岡田 伸浩
地球市民財団を発足。京都会議で「もったいない運動」を提唱。
1994 第43代
小原 嘉文
「もったいない強化月間」全国一斉に実施。
1995 第44代
山本 潤
阪神・淡路大震災復興支援活動(延べ5万人派遣)。「鐘の鳴る丘」ふれあいキャンプ全国で展開。
1996 第45代
樫畑 直尚
京都会議で「新人間社会の創造」を提唱。モスクワへCISミッション派遣。
1997 第46代
村岡 兼幸
「今一度、ウォッチ・ザ地方自治」アンケート実施。日本海沿岸重油流出災害に対応し情報ネットワークセンター開設。
1998 第47代
新田 八朗
米国3都市で「日米地球市民会議」開催。「8月8日地球市民の日」全国展開。
1999 第48代
松山 政司
日韓ジュニアサッカーフェスティバル開催。アジア問題への関与を強化。

2000年代:個の自律と国家ビジョンの提示

創立50周年(2001年)を機に、個の自律と公の調和を説く現行の「JC宣言」が採択されました。2005年には自らの手で国のあり方を考えるべく「日本国憲法JC草案」を発表し、国民的議論を喚起しました。領土意識の醸成や教育再生など、国家の根幹に関わる課題への取り組みが深められた10年でした。

【2000年代:個の自律と国家ビジョンの提示】
年度 会頭名 主な出来事・活動内容
2000 第49代
上島 一泰
JCI世界会議(札幌)開催。2000年代運動指針を策定。
2001 第50代
土屋 龍一郎
日本JC創立50周年。「新JC宣言」採択。「JCアクションプラン21」発信。
2002 第51代
松本 秀作
教育・経済・地域・拡大分野でNOMとLOMが協働事業を全国展開。JCI ASPAC仙台大会。
2003 第52代
揚原 安麿
全国47都道府県知事との「日本改新」会議スタート。
2004 第53代
米谷 啓和
JCI第59回世界会議(福岡)開催。「スローソサエティ」提唱。
2005 第54代
高竹 和明
「日本国憲法JC草案」発表。ローカルマニフェスト型公開討論会推進、ナチュラル・ステップ協働運動展開。
2006 第55代
池田 佳隆
日韓世界平和推進共同宣言締結。「倫理・道徳教育推進運動」全国展開。JCI ASPAC高松大会。
2007 第56代
奥原 祥司
「OMOIYARI運動」本格始動。「近現代史教育プログラム」展開。
2008 第57代
小田 與之彦
全都道府県で憲法タウンミーティング開催。「地球温暖化防止アクションプラン」展開。
2009 第58代
安里 繁信
JCI長野大会開催。領土意識醸成の全国署名運動、憲法タウンミーティング全国展開。

2010年代:震災復興とSDGsの推進

2010年に公益社団法人へ移行し、2011年の東日本大震災では長期にわたる復興支援活動に全力を注ぎました。2015年のJCI世界会議金沢大会では「金沢宣言」を採択し、国連のSDGs(持続可能な開発目標)の推進を日本でいち早く運動に取り入れました。持続可能な地域の創造を目指す活動が全国で展開されました。

年表【2010年代:震災復興とSDGsの推進】
年度 会頭名 主な出来事・活動内容
2010 第59代
相澤 弥一郎
公益社団法人へ移行。JCI世界会議(大阪)開催。「2010年代運動指針」策定。災害協定締結。
2011 第60代
福井 正興
震災復興施策を実施。「笑顔デザインプロジェクト」展開。創立60周年記念式典(名古屋)。
2012 第61代
井川 直樹
復興フォーラム開催。防災システム「JC-AID」稼働。領土領海意識醸成セミナー全国展開。
2013 第62代
小畑 宏介
復興フォーラム開催。領土・領海意識醸成プログラムが文科省承認、全国展開。
2014 第63代
鈴木 和也
復興フォーラム(いわき)開催。復興ソング制作。JCI ASPAC山形大会開催。
2015 第64代
柴田 剛介
JCI世界会議(金沢)で「金沢宣言(SDGs推進)」採択。地域再興政策コンテスト開催。
2016 第65代
山本 樹育
吉本興業と包括提携。「SMILE by WATER」キャンペーン展開。
2017 第66代
青木 照護
「日本を再生する66の提言」発刊。デフレ脱却へ署名34万筆。
2018 第67代
池田 祥護
首相へ財政政策・憲法改正を提言。内閣府と防災連携。
2019 第68代
鎌田 長明
SDGs推進宣言採択。国際パートナーシップ(SDGsゴール6)推進。

2020年代~現在:パンデミックへの挑戦とデジタル進化

新型コロナウイルスのパンデミックに直面し、緊急政策提言や初のWEB世界会議開催など、デジタルを活用した新しい運動形態を確立しました。創立70周年(2021年)には「新JC宣言」を採択し、希望をもたらす変革の起点となることを誓いました。現在は、WEBやオンラインツールの活用を通じた組織運営の高度化と、次世代リーダーの育成を強力に推進しています。

年表【2020年代:パンデミックへの挑戦とデジタル進化】
年度 会頭名 主な出来事・活動内容
2020 第69代
石田 全史
「新JC宣言」採択。コロナ緊急提言書提出。全国一斉花火プロジェクト開催。JCI世界会議(横浜・初のハイブリッド開催)。
2021 第70代
野並 晃
創立70周年。京都会議初のWEB開催。ウェルビーイング経営推進、ベビーファースト宣言。
2022 第71代
中島 土
京都会議ハイブリッド開催。岸田総理へ「新しい資本主義」に関する政策提言。
2023 第72代
麻生 将豊
「政策甲子園」開催。グローバルピースサミット実施。協議会アップデート指針策定。
2024 第73代
小西 毅
能登半島地震への災害支援。「社会課題を解決できるリーダーの育成」を掲げ運動展開。
2025 第74代
外口 真大
「2030年に向けた中期運動方針」制定。WEB・オンライン活用による組織運営と人財育成を推進。

日本青年会議所の代表的な事業・活動

みなさん知っていますか?

―交通事故防止の象徴となった―

横断歩道は手をあげて渡りましょう

この標語をつくったのは青年会議所なんです!

横断歩道は、手をあげて!

小松川運動

公益社団法人東京青年会議所

JC用語集

あ行
AOY(アクセント・オン・ユース)

青少年開発を目的としたプログラムで、地域社会の青年が開発プロセスに参加し、より良い道を見出せるよう支援する仕組みです。1970年のダブリン世界会議にて、主要事業(カテゴリーNo.1)として採択されました。また、LD手法として3分間で自己紹介からテーマに沿った話を完結させる訓練を指す場合もあります。

アクティブメンバー

集団の一員であるという自覚を持ち、自らの責任を果たすとともに、社会および自己の成長に向けて積極的に行動するメンバーを指します。スリーピングメンバーの対義語です。

アジェンダ

委員会や理事会などの諸会議をスムーズに進行させるための式次第(スケジュール)のことです。

アテンダンス

各会合、例会、総会などへの出席を指します。その出席証明となるものはアテンダンスカードと呼ばれます。

アドバイザー

パネルディスカッションをはじめとする討議形式の会議において、進行をサポートし、専門的な助言を与える講師のことです。

アカデミー

青年会議所では主に、入会3年未満のメンバーのことを指します。

委員会

青年会議所が掲げる目的を達成するため、役割ごとに振り分けられた実務組織です。

『WE BELIEVE』

日本青年会議所が発行する月刊誌で、広報活動の強化を目的として全メンバーに配布されています。

エリアコンファレンス

国際青年会議所が世界を4つの地域(エリアA〜D)に分けて開催する年次総会です。日本が属するエリアBの会議は「ASPAC(アスパック)」と呼ばれています。

エントリー

LOMが褒賞の獲得を目指したり、各種大会の開催地に立候補したりすることを指します。また、出向者の推薦手続きを指すこともあります。

か行
ガイダンスメンバー

入会直後の新入会員が、オリエンテーションや委員会などを通じて青年会議所の基礎を学ぶ期間中の呼称です。

カテゴリー

本来は同一性質のものが属する部類を指しますが、国際青年会議所では、主要重点事業の項目のことを指します。

京都会議

毎年1月に京都国際会議場で開催される日本青年会議所の重要会議です。年度の事業計画や予算の決定、事務の引き継ぎなどが行われます。

業種別部会

同じ業種に携わるメンバーが集まり、青年会議所での学びを自社の経営理念や社会的責任の実践に活かすための研鑽の場です。現在、40の部会が活動しています。

KJ法

川喜多二郎氏が考案した創造性開発の手法です。情報をカード化(文字化)し、それらを一定の法則で組み立てることで、新たな判断やアイデアを導き出します。

コーディネーター

会議において、参加者から出された多様な意見を整理・調整し、円滑な進行を図る担当者のことです。

コンファレンス

特定の地域(アジア、ヨーロッパ、北米など)に属する複数の国家青年会議所が集まって開催される国際規模の会議です。

コロッキー

パネルディスカッションと同じ形式の会議方法ですが、専門家が途中で追加出席して意見を述べ、討論が一方的な方向に行かないようにコントロールできる特徴があります。

国際協力支援の会

国際協力やボランティア活動の研究を行うとともに、国内外に対する支援事業を通じ、人類愛に基づく奉仕の精神を育むことを目的に設立されました。

さ行
サマーコンファレンス

青年会議所の主要テーマである「まちづくり」「国際貢献」「環境」を中心に、検討・研究する大規模なセミナーです。研究成果を提言として発表する場でもあります。

三分間スピーチ

LD(指導力開発)手法の一つで、電話1通分の時間である3分間を目安に、自己紹介から結論までをまとめる訓練です。

JAYCEE(ジェイシー)

青年会議所に所属するメンバー一人ひとりを指す呼称です。

JC

「Junior Chamber」の略称で、組織としての青年会議所を意味します。1918年以前の「若い市民(Junior Citizens)」が由来です。

JCI

「Junior Chamber International」の略で、国際青年会議所のことです。各国の青年会議所を統括する機関で、本部はアメリカ・フロリダ州のコーラル・ゲイブルズにあります。

JCデー

日本で初めて青JC運動が開始された1949年9月3日を記念し、毎年9月3日をJCデーと定めています。

シスターJC(姉妹JC)

国内外の青年会議所間で、親睦と友好を深めるために正式に提携関係を結んだ組織のことです。

じゃがいもクラブ

ゴルフを通じて現役会員とOB会員の交流を図り、青年会議所の理念への理解を深めることを目的とした組織です。

シニアクラブ

1960年に設立された青年会議所卒業生の同窓会組織で、メンバー相互の親睦とともに現役の活動をバックアップしています。青年会議所卒業生なら誰でも入会できます。

出向者

自身の所属するLOMを代表して、日本青年会議所、地区協議会、ブロック協議会、あるいはJCIの役員や委員として活動するメンバーを指します。

新年三部作

新年に行われる「総会」「新年式典」「祝賀会」の3つの行事を総称したものです。

シンポジウム

語源はギリシャ語の「なごやかな食事」に由来します。特定のテーマについて、複数の報告者がそれぞれの専門的な立場から講演を行う形式の会議です。討論はなく、多角的な視点からテーマを浮き彫りにします。

スポンサーJC

まだ青年会議所がない地域で、新たな組織の設立を導き、支援する役割を担う青年会議所のことです。設立から3年を経なければその資格はありません。

スリーピングメンバー

メンバー資格を持ち、活動が義務づけられているにもかかわらず、例会や総会、諸活動に積極的に参加していない不活動メンバーを指します。

青年経済人政策研究会

地域での政策策定能力のあるメンバーの育成支援や、全国的な政策発信活動の支援を行っています。

正副

理事長、副理事長を併せて、正副理事長。委員長・副委員長を正副委員長などと呼称します。

セネター制度

青年会議所運動に多大なる貢献をしたメンバーをLOMが推薦し、JCIの承認を経て与えられる終身資格制度です。終身番号はメンバーの死後も永久に残る名誉ある資格です。

セミナー

特定の課題について、講師の指導のもとで参加者が共同で研究し、議論を深める教育手法です。

た行
地球市民財団

途上国への支援や住民の教育助成を通じて、地球社会の平和と発展に寄与することを目的に設立された団体です。

地区協議会(DOM)

日本青年会議所の事業方針を各ブロックやLOMへ伝え、また現場の意見を吸い上げるための広域機関です。全国に10の地区(北海道、東北、関東、東海、北陸信越、近畿、中国、四国、九州、沖縄)が設置されています。

チャーターメンバー

各地の青年会議所が設立された際に、最初に入会した初代メンバー(創設メンバー)の呼称です。

直前会頭・直前理事長

単年度制をとる青年会議所において、前年度にその職を務めた役職者を指します。地区やブロックでは「直前会長」と呼ばれます。

な行
NOM(ノム)

「National Organization Member」の略で、国家JC(例:日本青年会議所)を指します。

日中友好の会

中国の青年組織との交流や経済・文化面での支援を行っており、研修生の受け入れなどの実績があります。

日本JC共済会

メンバーの福利厚生の充実とともに、組織の財政基盤を強化することを目的とした共済制度です。

日本JCセネタークラブ

セネター資格を持つ有志が集まり、メンバー間の交流やJCIへの貢献活動を行っている組織です。

人間力大賞(旧TOYP大賞)

様々な分野で素晴らしい考えを持ち実践している傑出した若者を称え、その活動を広く紹介することを目的とした事業です。

認承証伝達式

新しく設立が承認された青年会議所に対し、日本青年会議所から正式に認承証が授与される式典のことです。

は行
バズセッション

全員が発言できるよう小グループに分かれて議論を行い、その結果を持ち寄って全体の結論を導き出す会議手法です。「蜂の羽音(Buzz)」が語源です。

バッジ

1930年にアメリカ青年会議所会頭ダーワード・ホーウズ氏によってデザインされた、青年会議所のシンボルマークをあしらった記章です。

パネルディスカッション

数名のパネリストが代表して議論し、その過程を多くの参加者が傍聴する形式の座談会です。

パネリスト

パネルディスカッションにおいて、各分野を代表して意見を述べる登壇者のことです。

ブレーンストーミング

他人の意見を否定せず、自由にアイデアを出し合い、集団の力でより良い考えを発展させていく創造的な議論手法です。

フィリップ66方式

多人数を6人ずつのグループに分け、6分間という短時間で集中的に議論をまとめる手法です。66式討議とも呼ばれます。

FC(フューチャークラブ)構想

青少年が手をつなぐ運動のことで、地域社会の青少年グループやメンバーの子弟などを対象に、次世代のための広場づくりを進める働きかけです。

ブロック協議会(BOM)

日本青年会議所や地区の計画を各LOMに伝え、またLOMの活動状況を報告する機関です。都道府県単位を基本に、現在は全国に設置されています。

ま行
MD(マネージメント・ディベロップメント)

経営能力の開発(経営開発)を指します。

MIA(マネージメント・イン・アクション)

より高き経営者像を求めてという経営開発マニュアルの主流プログラムです。

まちづくり市民団体

市民主体のまちづくり運動を支援し、地域の発展に寄与することを目的に設立された組織です。

マニュアル

組織運営や事業実施、事務手続きなどについて、日本青年会議所が定めている多種多様な手引き書のことです。

ら行
LD(リーダーシップ・ディベロップメント)

指導力開発のことです。自己や組織を導く力を磨くことを指します。

LIA(リーダーシップ・イン・アクション)

LDが発展拡大したもので、個人と集団の実践的な指導力を開発するプログラムです。

ロシア友好の会

ロシアとの民間外交や研修生の支援、北方領土返還運動のサポートなどを行っている団体です。

LOM(ロム)

「Local Organization Member」の略で、国家JCに属する各地の単位JCを指します。

ロバート議事法

世界標準の会議運営ルールで、多数者の権利、少数者の権利、個人の権利、不在者の権利の4つを基本原則としています。国際会議や日本青年会議所でも正式に採用されています。

理事会

理事・役員に選出されたメンバーが集まり、報告や今後の方針について議論し、確認や決定を行う意思決定の場です。

例会

メンバーの資質向上、意見交換、連帯の絆を深めるために定期的に開催される会合です。

わ行
ワールドコングレス

JCIが主催する年1回の世界会議で、事業計画の決定や役員選出、褒章の授与などが行われるJCIの最高意思決定機関(総会)です。

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