2023年に開催された第7回価値デザインコンテストで、内閣総理大臣賞を受賞された株式会社yuni内橋堅志さんにインタビューしました
株式会社yuni(本社:東京都渋谷区、代表取締役:内橋 堅志)は寝具等の綿・羽毛・ウレタン・ブレス製品のお引き取りと再生素材化を行うサービス「susteb」及び再生素材を使用したブランド群の開発・提供を行っております「日本を廃棄大国から資源大国へ変える」ことをミッションに掲げ、2019年10月に創業した脱炭素、サーキュラーエコノミー領域のスタートアップです。
たまたまFacebookで見て、応募しました。 これまでもビジネスコンテストに出場したことはありましたが、青年会議所がやっているという点に特に興味を持ちました、 はっきりいって、これまで出場したビジネスコンテストとバックグランドが大きく違うと感じていました。 当社は自治体との連携が多いため、きっちりした団体のコンテストで認められるのは大きいと感じました。
当時、創業して間もない会社なので、会社の信用を積み上げるのが難しいと感じていました。 また、プレゼンを自治会に向けても行うので、コンテスト出場はその練習にもなりました。
今回、JCに認めてもらえたのが大きかったです。 都内の大きな自治体と実証実験、採用が決まりました。 これまで、5万人とかの小さな自治体での採用はありましたが数十万人規模の自治体と連携できたのは今回の価値デザインコンテストの内閣総理大臣賞のおかげです。
工場の自動化を目指しています。再生の処理を機械で自動化している時代になっているので、人手がかかっている部分をどんどん自動化していき 工場に人がいらなくなり、全国展開しやすい状況にしたいです。
もう一つは再生素材の開発です。 廃棄物から世の中に需要のあるものを作り、それを販売できる商品とすることが重要です。 この部分において、研究機関や大学と協働研究をしています。 どういった性質を持った繊維がどういった方法でつくることができるかといった理論的な部分などは、教科書レベルでしかわからないので、大学の教授などの好奇心でチャレンジしてもらい、一緒につくり、そこで生まれた素材を社会に還元することができたら面白いと考えています。
コンテストにチャレンジするということは、自分がやろうとしていることを短い時間で伝えないといけません。 その結果、自分と向き合う時間がとれます。そして、自分の考えがどのように審査されるかというのを客観的に知る機会となります。 結果が仮についてこなくても、自分のやりたいことと向き合う時間というのは貴重な時間です。 優勝を目指すと言うより、自分の想いを言語化する機会、そして自分の力を伸ばす機会と捉えてください。
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