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2025年8月9日発行 公益社団法人日本青年会議所 2025年度 メルマガアーカイブ vol.236 1945年8月9日(木)午前11時2分。 今からちょうど80年前の今日、長崎の街に原子爆弾が投下されました。 一瞬にして約7万人の命が奪われ、生き残った方々も深い苦しみと向き合い続けてこられました。 戦後80年という節目を迎える本年、私たちは改めて「命の尊さ」と「平和の重み」について、心から思いを巡らせる一日にしたいと思います。 あの日、長崎で何が起きたのか。なぜ、あの悲劇を二度と繰り返してはならないのか。その問いに対して、自らの言葉で語ることができるようになることが、次の時代を生きる私たちの責任だと信じています。 日本JC 2025年度 平和共育推進委員会では、全国の地区協議会と連携し、若者たちが「自分ごと」として平和と向き合う機会を各地で創出しています。 本年、長崎市においても平和共育プログラムを実施し、九州全域から子どもたちや保護者が集まり、共に学び、考える時間を過ごしました。フィールドワークでは、戦後復興の象徴のひとつである「軍艦島」を訪問しました。炭鉱の歴史と、昭和の暮らしや産業を支えた人々の姿に触れ、戦争だけでなく復興と成長を重ねた時代背景を多角的に学ぶ機会となりました。 今年は「昭和100年」の節目でもあります。戦争を経験し、戦後の混乱と復興を歩んできた世代の記憶は、今を生きる私たちにとって何よりも大切な教訓です。長崎という地で、昭和という時代の息吹とともに、平和について深く考えたこの学びは、きっと次の世代に続く大きな一歩になると確信しています。 もう二度と、あの悲劇を繰り返さないために。 日本各地での取り組みはもちろん、パラオ共和国など海外との連携も通じて、平和のバトンを次世代へと確かに手渡してまいります。 日本JC 平和共育推進委員会
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