小林 稜平「誰でも宇宙にアクセスすることができる未来を実現」

氏名 小林 稜平
所属企業・団体名 株式会社ElevationSpace
所属企業・団体役職 代表取締役CEO
推薦青年会議所 公益社団法人仙台青年会議所
活動カテゴリー ビジネス、経済、起業、科学技術
SNS・HP ElevationSpaceホームページ
個人Xアカウント

活動エリア及び活動内容

活動エリア: 宮城県仙台市、他東北エリア

活動内容: 私が創業し、代表を務める株式会社ElevationSpaceは、誰もが宇宙で生活できる世界を創り、人の未来を豊かにすることを目指している宇宙スタートアップです。世界規模で課題となっている、2030年の国際宇宙ステーション(ISS)退役を見据え、無重力環境を生かした実験などを無人小型衛星で行い、それを地球に帰還させてお客様のもとに返す宇宙環境利用・回収プラットフォーム「ELS-R」を開発しています。

活動内容写真

経歴 自己PR

東北大学で建築学と宇宙工学を専攻し、修士号(工学)を取得。人工衛星開発プロジェクトや次世代宇宙建築物の研究に従事し、宇宙建築コンペで日本1位、世界2位を獲得。大学院在学中に、株式会社ElevationSpaceを起業。

VISION(この活動を通してどのような未来を実現したいか)

宇宙市場は2030年までにグローバルで150兆円規模になるという試算がありますが、産業拡大に不可欠な宇宙における「研究開発の場」はISSしか存在せず、そのISSにも安全性・コストの課題や、2030年の退役という時限的制約があります。ElevationSpaceの事業を通して、こうした社会課題を解決し、より気軽に高頻度に、誰でも宇宙にアクセスすることのできる未来を実現したいと考えています。

ACTION(ビジョンを実現するために今行っている具体的な活動)

宇宙環境利用・回収プラットフォーム「ELS-R」を開発しています。これは、無人小型衛星内で宇宙環境を利用した実験・実証を行った後、地球に帰還して成果物をお客様に返すサービスです。小型宇宙機を燃え尽きずに帰還させる「大気圏再突入・回収」は世界的にも成功している企業がほとんどなく、この技術を獲得することにより、将来的な有人往還機開発にもつながるなど、誰でも宇宙にアクセスできる未来を実現します。

IMPACT(あなたの行っている活動は社会にどのような影響を与えているか)

世界的にも例の少ない民間企業による小型宇宙機の大気圏再突入・回収を成功させることで、日本の宇宙開発のプレゼンスを高めることにつながります。また、「ELS-R」のサービス化により、民間企業の更なる宇宙参入を後押しし、宇宙機開発のコストを下がるなど、経済的な好循環を生むと考えます。これは、政府が「宇宙基本計画」で掲げる、2030年代早期に宇宙関連市場規模8兆円という数値目標の実現にも貢献するものです。

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