大嶋 香織「障がいをもつ子供たちや、その家族を社会全体で支援できる環境づくりを」

氏名 大嶋 香織
所属企業・団体名 リンクエイト
所属企業・団体役職 なし
推薦青年会議所 一般社団法人沖縄青年会議所
活動カテゴリー 医療革新
SNS・HP 大嶋香織Instagram
リンクエイト(放課後等ディサービス)

活動エリア及び活動内容

活動エリア: 沖縄

活動内容: 「ケアする側のケアがしたい!」私自身が障がいを持つ子どもの育児を経験したからこそ同じ境遇の家族をケアする側になりたいとの想いから沖縄県沖縄市を中心に、女児に特化した放課後等児童デイサービスに勤務しております。そこでは発達に特性のある児童や不登校で悩んでいる小学校1年生から高校3年生の児童が将来困らないように自立支援を行っております。また、そのような児童を育てる保護者や家族の心身ケアをおこなうためのサロン運営に携わり理学療法士の資格を活かしての身体的ケアと、話を聞くことでの精神的ケアを行い少しの間でもリラックスしてもらい悩みを共有し、前向きな育児へ繋げるように意識して活動しています。

活動内容写真

経歴 自己PR

2013年 結婚、2015年 長女出産、2021年 長女(6)死別、2021年 青と碧と白と沖縄(公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を)就職
2022年 合同会社リンクエイト就職
※リンクエイトでは午前中はサロンで療育を必要とする子どもを持つ親の身体的、精神的ケアを行い、午後は女児の自立支援に特化した放課後デイサービスで必要なスキルを身につけるプログラムに関わっております。
障がいをもつ子どもたちやその家族の現状を多くの方に知ってもらい社会全体で支援ができるような環境づくりに貢献できれば幸いです。

VISION(この活動を通してどのような未来を実現したいか)

私自身が医療ケアの必要な重症心身障がい児を育てていた経験から、障がいをかかえた児童と両親、そして兄弟姉妹や祖父母が周りを気にすることなく、他人と自分を尊重し、自分らしく生活できる環境創りが必要だと考えています。

容態の急変に対応出来るように常駐で看護師がいる所得に応じた集合住宅またはマンション等があれば安心感だけではなく、経済的な不安の解消、病院への移動の負担軽減にもつながります。また、放課後デイサービスを併設することで家族との時間を少しでも多く持てるような整った環境が必要です。
これまで障がい児のみのケアに着目されがちですが、子どもを育てる両親がいて、そこには兄弟姉妹がおり共に家族として人生を歩んでいます。

障がいを抱えた子どもが優先になりがちで寂しい思いをする兄弟姉妹や、学校で少なからず周りとの環境の違いに戸惑うという実情があり、兄弟児の心のケアにも取り組み、しっかり向き合っていくことで自分らしく誰もが暮らしやすい環境を創る未来を実現したいと考えています。

ACTION(ビジョンを実現するために今行っている具体的な活動)

難病によりわずか6歳で天国へ旅立った娘に多くのことを教えてもらいました。娘のためにも、前に進むためにも死別した同年にはバケーションハウスに勤務し、宿泊している家族のサポートや悩み相談をする客室係をしていました。その経験や体験を療育医療センターや大学院大学等での講演を通して一人でも多くの方に想いを伝えることでより良い未来を実現するため夫婦で活動しています。

2022年には娘と同じ難病を持った子どもたちと家族の愛の軌跡を伝えるために県内で初めて「18トリソミーの子どもたち写真展」を開催。家族の100文字以内のメッセージを添えた写真パネルを200点以上展示し、来場者数は1000人を超えました。2023年にはミスオリエンタル大会にエントリーし、子どもたちに「勇気をもって挑戦する」「どんな状況下でも楽しむ」私の姿を間近で見てもらい限りなく広がる可能性を感じてほしいと思い、日本グランプリを受賞。私の姿を見て、私と関わる子どもたちの美(身だしなみ)に対する意識が向上し、ウォーキングやメイクレッスンを通して自ら行動を起こしファッションショーへの参加に挑戦するまでに成長しました。数年前からは考えられないほどの自信に満ち溢れている子どもたちと、その姿に喜びに満ちている家族がいました。

IMPACT(あなたの行っている活動は社会にどのような影響を与えているか)

娘の育児を通して「明日が保証された未来はない」「当たり前の日常が当たり前ではない」という事を教えてもらい、私は後悔のない選択を続けると決意しました。
写真展開催やミスコンテスト出場も以前の私と同じ境遇にある家族の心の支えになりたい。私自身が見本となって子どもたちに勇気を与えたい。という思いからの活動が、家族からのメッセージや勇気を持って行動した子どもたちを通して、私の活動が誰かの支えになっていると実感する事ができました。

未来がどうなるか誰も分からないけれど、未来が誰に委ねられているかは明白である。

子どもたちの可能性は無限大です。

環境や間違った認識で夢や希望が失われないよう可能性を最大限に広げるパイオニアとして、使命感と責任感を持ち1人でも多くの子どもたちの未来が豊かな人生になるよう活動し続けていきます。

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