長内 あや愛「生きる人みんなが、安心して食べることができる “持続可能な食文化がある未来” を実現 したい」

氏名 長内 あや愛
所属企業・団体名 フェルメクテス株式会社
所属企業・団体役職 共同経営者
推薦青年会議所 なし
活動カテゴリー 文化、科学技術
SNS・HP 長内あや愛Instagram
食の會ホームページ

活動エリア及び活動内容

活動エリア: 東京日本橋、山形県鶴岡市

活動内容: 歴史再現料理の提供と新食材タンパク質の生産を通じ、持続可能な食文化を創造し、多くの食卓に安心できる「食」を届ける活動をしています。私は、タンパク質枯渇等の食糧問題に立ち向かうミッションのもと、食文化の聖地日本橋とユネスコ食文化創造都市山形県鶴岡市の2拠点を結び、食べるべき新食材の社会実装を行っています。日本列島の食文化から学び、未来の豊かな食卓へつなげるために、同時に山形県鶴岡の慶應義塾大学発ベンチャーを立ち上げ、枯渇するタンパク質の供給や、代替食材として、菌タンパク質「kin-pun」を生産し、社会実装をめざし共同研究をしながら、持続可能な食文化の創造に取り組んでいます。

活動内容写真

経歴 自己PR

1996.6生まれ。「14才のパティシエ」と題して、 2011年14歳の頃より、世界中の料理の作り方や歴史、食べ歩き、材料、紅茶やコーヒーなどの食材から文
化までを毎日ブログ更新を開始するところから食研究に打ち込む。(現在Amebaオフィシャルブログとなり13年目)高3時に「世界経済フォーラムダボス会議」のU30起業家コンテスト「Re-Generate Japan」を最優秀賞。

その経験から地産地消の食が、持続可能な食であると確信し、アカデミアの世界から食を勉強するために 慶應義塾大学総合政策学部へ進学。同大学院修士課程終了。
食文化研究は、特に「和食と洋食の食文化の衝突」をテーマとして取り組む。
“その時代とその場所の一瞬でしか世に表れる事が無かった過去の「料理」”を”食べられる形”に再現
して、過去からサスティナブルな食のヒントをえて、未来へ食べられるようすべく、復刻再現料理の食事製作、提供の場として2019年8月 食の聖地日本橋にて「食の會日本橋」
オープン。アカデミア研究と料理人双方を行なっていることで、過去の食、今の食をレシピ・メニューという形で保存していくことを通して、人類が持続可能な食べるべきものを
クリエイティブ。食文化として食べたいものをクリエイティブ を心情として奮闘。
SDGs・世界の飢餓・タンパク質危機などの食の社会問題に立ち向かうべく、納豆由来
の新食材バイオスタートアップもCMOとして現任。

VISION(この活動を通してどのような未来を実現したいか)

このままでは、気候変動や環境負荷等の問題から、今までの豊かな食が食べられなくなる
問題が深刻化しています。
生きる人みんなが、安心して食べることができる「 持続可能な食文化がある未来」を実現したいです。
これからの私たちが直面するであろう食の問題解決には、今までより環境負荷が小さく、
かつ効率よくタンパク質を生産し、食習慣を転換することが求められます。
人類が豊か
な美味しい食をこれからも食べていくことに貢献することが、ビジョンです。

ACTION(ビジョンを実現するために今行っている具体的な活動)

タンパク質枯渇等の食糧問題に立ち向かうミッションのもと、2つの柱で活動を行っています。
1つめは、東京都日本橋室町で、「食の會日本橋」飲食店舗の運営し、再現料理を提供しています。長内自身が14歳から料理人であり、現在食文化研究者であることから、江戸時代・明治時代の料理を再現し、未来の食糧問題解決のヒントを探る料理の提供を日々、多くのお客様にしています。

2つめは、山形県鶴岡市で、新食材タンパク質「kin-pun」を生産、菌タンパク質を多くの食卓へ届けるスタートアップ「フェルメクテス」株式会社の経営です。「納豆菌」をタンパク質源として粉末化し、菌タンパク質の実用化を行っています。菌タンパク質「kinpun(菌粉)」は、小麦の代替としてパンや麺を作ったり、ハラル・コーシャの方も食べることのできるタンパク素材料理に取り組んでいます。

そして2つの活動を通じ、新食材を食べる理由と、実際の新食材を多くの方に届けるため、食育講演や、東京MXレギュラーコメンテーター等の発信・啓蒙活動を行っています。

IMPACT(あなたの行っている活動は社会にどのような影響を与えているか)

誰しもが毎日欠かすことのできない食事から社会問題を考えるきっかけとなり、地球環境を考え、より負荷のない食材を選択するきっかけとして、食の社会問題解決への糸口となります。

特に、フェルメクテス株式会社のkin-punは、今まで食品において欠かせない働きをしていた「菌」そのものをタンパク質として食べることが、今まで確立されていなかった新しいタンパク質の生産を実用化し、人類に畜産・農業・漁業に鍬て、「培養」という食糧調達の方法を確立している影響は、インパクトの非常に大きいものです。

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