タミル ブルーム「地方と都市の生活格差を縮小し、地方の経済活性を」

氏名 タミル ブルーム
所属企業・団体名 輝翠TECH株式会社
所属企業・団体役職 CEO
推薦青年会議所 公益社団法人仙台青年会議所
活動カテゴリー ビジネス、経済、起業、科学技術
SNS・HP 輝翠TECHホームページ
輝翠TECH Instagram

活動エリア及び活動内容

活動エリア: 東北、山梨県、長野県

活動内容: 日本の果樹農家に焦点を当て始めています。
2025年には、ヨーロッパと東南アジアの農家も視野に入れながら、世界に拡大する予定です。私たちの目標は、世界中のすべての第一次産業労働者を支援することです。

活動内容写真

経歴 自己PR

輝翠TECHのCEO兼創業者であり、AIとロボティクス技術、宇宙ロボティクスのノウハウをAGTECHに導入し、日本や世界の果樹園農家に力を与えることを目指している。東北大学宇宙ロボティクス研究室にて、様々な月面ロボットへの強化学習やAI技術の応用の学位論文で博士号を取得。また、UCLA修士課程でも制御とロボット工学を専攻。フランスの国際宇宙大学、中国の清華大学、スペインのUC3Mなど交換留学を経験。また、カリフォルニア州のスペースX社やエアロバイロンメント社という産業界の勤務経験もあり。

 

VISION(この活動を通してどのような未来を実現したいか)

私は、地方と都市のコミュニティにおける生活の質の格差を縮小したいと考えています。つまり、地方を経済的に活性化させ、高賃金で近代的な、質の高い仕事へのアクセスを確保するということです。ほとんどの第一次産業の仕事は手作業が多く、労働集約的で、規模を拡大するのが困難な状況です。私たちはこの状況を変え、AIやロボット技術による作業の自動化や経営支援を通じて、一人ひとりができる仕事の量を増やしていきます。

 

ACTION(ビジョンを実現するために今行っている具体的な活動)

"農家が農地を拡大できる未来をつくる" 東北の田舎を旅して果物狩りをした時、高齢化した農家の苦労や機械不足を目の当たりにしたことがきっかけでした。大学1年から10年間、宇宙ロボットの研究をし博士課程では障害物が多く凸凹した環境で自律航行する月面ロボットの強化学習とコンピュータビジョンに焦点を当てました。SpaceX社や他の航空宇宙企業での経験もありましたが日本、欧州や米国の都市部と地方の格差を痛感し、この格差の解決に力を入れようと決意しました。そこで輝翠TECHを設立し、農家の肉体的負担や労働力不足を解消するAI搭載の追従型ロボットを開発しました。

IMPACT(あなたの行っている活動は社会にどのような影響を与えているか)

AtoBモードは2地点間の輸送を自動化するもので、主に収穫期に使用され1日5,000kg以上のリンゴを移動させ、収穫効率を25%、およそ人1人分の労働力を向上させることができます。これにより労働力不足を解消できると同時に、肉体的負担も軽減され、4ヘクタールの農家が5ヘクタールに増えた場合、800万円もの増収と農地の拡大が可能になります。
現在開発中の自動草刈りや農薬散布等のアタッチメントは農耕作面積を拡大する事に役立ち、ロボットが収集したデータはより環境に優しい農業の実現に役立つと考えます。

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