中原 佑介「放置竹林の改善やCO2の発生抑止に注視し、循環型社会へ」

氏名 中原 佑介
所属企業・団体名 株式会社Tego
所属企業・団体役職 代表取締役
推薦青年会議所 一般社団法人広島青年会議所
活動カテゴリー ビジネス、経済、起業
SNS・HP Tegoホームページ
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活動エリア及び活動内容

活動エリア: 広島県

活動内容: 土砂災害の原因となり、全国的にも問題視される放置竹林を解決するべく、新規事業Tegoを設立しました。また広島名産の牡蠣を育成する筏が年間5760トンも焼却処分され、CO2を排出し環境問題を引き起こす点に着目し、チップ化して商品として販売・施工する事業を行っています。その取組みは、各メディアや雑誌でも取り上げられ、県内各地で防草対策さらにはヒートアイランド対策に効果的であることで人気を博しています。

 

活動内容写真

経歴 自己PR

西日本豪雨災害で、根の浅い竹林の放置による土砂災害を目の当たりにし、竹を防草効果がある竹チップにして販売する会社「Tego」をスタートさせました。さらに廃棄牡蠣筏をチップにして販売する事業も始め、これらは広島県呉市起業家支援プロジェクトに選ばれた他、ひろしまベンチャー奨励賞金賞を受賞しました。社名は広島弁で手伝うを意味する「てごう」が由来で次世代に良い環境を残す手伝いをしたいと思って命名しました。

 

VISION(この活動を通してどのような未来を実現したいか)

事業を起こす際、自分が好きなこと、あるいは関心のあることをするだけでなく、「世の中のニーズ」や「環境への貢献」といった社会的目線を持って取り組むことが重要であると考えました。全国的にも問題となっている放置竹林の改善やCO2の発生抑止に注視することで、社会に求められている持続可能かつ好循環を生み出す企業として確立し、十分な利益が望める独自の提案やイノベーションにたどり着ける未来を期待しています。

 

ACTION(ビジョンを実現するために今行っている具体的な活動)

牡蠣筏や放置竹林の廃竹を原料として環境に配慮した製造プロセスでチップを生産しています。生産工程では、竹林保全団体や漁協等と緊密に連携し持続可能な生産体制を確立しました。農業分野でもチップは防草兼堆肥材として利用され広島の特産品のレモン栽培に活用されています。撒かれた竹チップは時間経過で土壌に還元され、それにより化学肥料の過剰使用で硬くなった土壌を改善し、自然環境を整える役割を果たしています。

 

IMPACT(あなたの行っている活動は社会にどのような影響を与えているか)

環境的側面から、当商品は防草効果があり、除草剤のような発がん性物質の含有についての問題がないため、人が安全かつ安心に使用することができます。またアスファルトや砕石等と異なり、地面で熱を溜めにくい特性があるため、ヒートアイランド対策にも有効な他、土砂災害の影響となる放置竹林や焼却処分されるはずだった廃棄筏を原料として使用するので、大量のCO2排出抑止に繋がり、循環型社会の形成に役立っています。

 

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