兵庫県：日本の中心地兵庫
日本のほぼ中央に位置する兵庫県。空から、海から、世界とのアクセスもスムーズです。そして、国内の各都市と高速道路網、鉄道、航空で結ばれています。兵庫県の位置する関西地方は、東京を中心とする首都圏とは違った「もうひとつの日本」として、経済・文化の大きな集積地です。1868年の神戸港開港以来、日本の玄関口として、世界や日本各地との陸、海、空の交通アクセスが整備されてきました。

和歌山県：近畿最南の自然豊かな和歌山
和歌山県は、日本最大の半島である紀伊半島の南西部に位置し、県土の大部分が紀伊山地を中心とした山岳地帯です。南北に伸びる県の中では、海・山・川に恵まれ、世界遺産をはじめとする歴史的観光スポット、レジャー、マリンアクティビティ、温泉、グルメといった旅の醍醐味にあふれ、 エリアごとに異なる魅力を持ちます。

大阪府：天下の台所
大阪府は関西地方の中心に位置し、多くのビジネスや観光が集まる大都市です。
江戸時代には「天下の台所」とも呼ばれ、物流、商業の中心地であった歴史を受け継ぎ、多くの中小企業のものづくりや独自技術は世界中から支持されています。
一方で、古来より政治や文化の中心地としても繁栄した歴史を受け継ぎ、古墳や寺社仏閣などの歴史的建造物や景観が今なお残る都市でもあります。

奈良県：世界遺産の宝庫
奈良県は日本の歴史と文化の宝庫です。県内には今でも多くの遺跡や古社寺が現存し、多くの歴史的建造物と現在の建物が共存する美しい環境が魅力です。また、高峻な山岳地帯が広がる県南部の吉野山地は古くから山岳信仰文化の聖地として知られ、2004年には吉野山全体が「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されています。

京都府：歴史と文化の宝庫、京都府
京都府は、日本の歴史と文化の宝庫で、古都として知られています。数千年にわたる歴史が詰まった京都市は、美しい仏教寺院や神社、伝統的な茶道、着物文化などが特徴で、観光客に多くの魅力を提供しています。四季折々の美しい自然景観や桜の名所も訪れる価値があります。

滋賀県：日本一の湖
滋賀県は、琵琶湖をはじめとする美しい自然環境と、比叡山延暦寺や金剛輪寺などの歴史的な遺産が特徴的な県です。琵琶湖は日本一の淡水湖で、様々なマリンアクティビティや景観が楽しめます。また、滋賀は琵琶湖からの水産物や近江牛、近江米などの美食でも知られ、伝統的な文化や祭りも盛んです。

兵庫県：広い大地を生かした豊富な食材
兵庫県は「日本の縮図」といわれるように、北は日本海、南は瀬戸内海から淡路島を介して太平洋に面しています。農産物では山田錦（酒米）、丹波黒（黒大豆)、たまねぎ、いちじく、カーネーション、水産物ではシラス、ハタハタ、ホタルイカ、ズワイガニ、ノリ養殖、タコ類、イカナゴなどがあります。また、神戸ビーフ、明石鯛などは全国的にも有名なブランドとして認知されています。

和歌山県：日本一の豊富な特産物
和歌山の特産物といえばみかんや柿、南高梅をはじめ、新鮮で安い野菜や魚介類が豊富な点も魅力となっています。特に梅は日本一の出荷量を誇っており、梅干しやジュース、和菓子などに利用されています。また、黒潮の影響で伊勢海老やマグロなどが獲れることからも、新鮮な魚介類が食べられることでも有名です。

大阪府：くいだおれ
昔から「食い倒れのまち」とも呼ばれてきた大阪の繁華街には、昆布屋などの加工食品店、堺刃物などの道具産業などの多様な食資源に支えられ、味も値段も評判の店がずらりと軒を並べています。中でも、お好み焼き、たこ焼きなどに代表される「粉もん」や串カツ、大阪寿司、なにわの伝統野菜を使った料理や、出汁にこだわった料理などが挙げられます。

奈良県：奈良の風土が生んだ絶品料理
奈良県の代表的な特産物としては、奈良漬けや三輪そうめんが挙げられます。また、吉野を中心とした奈良県南部では、吉野葛や柿の葉寿司などの特産品も有名であり、日本全国へのお土産として高い人気があります。

京都府：日本の文化と味覚の象徴
京都府には日本の文化と味覚を象徴する伝統的な料理や素材が豊富に存在します。抹茶は特に有名で、京都産の高品質な茶葉から作られ、濃厚な味わいと香りが魅力です。和菓子は見た目にも美しく、季節ごとの風味を楽しむことができます。また、京野菜は新鮮で風味が豊かで、京料理の欠かせない素材として重要です。京漬物も多彩で、野菜や漬け方に独自の工夫が凝らされ、食卓を彩ります。

滋賀県：琵琶湖が生んだ質の高い食文化
琵琶湖を有し、豊かな自然に恵まれた滋賀県は豊かな食材の宝庫です。近江米は日本有数の米の産地で、その品質は全国で高く評価されています。また、霜降りの度合いが高く、芳醇な香りと柔らかさに特徴がある近江牛や、琵琶湖で採れた小鮎や鮒寿司など、新鮮な魚介類を楽しむこともできます。

兵庫県：貿易で栄えた神戸の歴史
県の歴史は古く、比較的早くから農耕が始まって、地域の有力者の存在を示す古墳などの遺跡や銅鏡のような遺物が県内各地から数多く発見されています。明治時代、神戸には外国人居留地が造成され、貿易港として発展していくと、神戸港周辺には、マッチ製造、紡績、造船、製鉄などの近代工業が起こりました。以後日本経済が著しい成長を遂げ、神戸港における貿易は著しく伸展しました。

和歌山県：風情溢れる城下町
和歌山県は古代から栄え、紀伊国として知られました。戦国時代には紀州藩が台頭し、江戸時代には交通の要所として発展し、紀州藩主徳川家によって城下町も整備されました。また、空海（弘法大師）によって創建された高野山をはじめ、和歌山は歴史的な文化や風景を誇り、観光名所として多くの人々を惹きつけています。

大阪府：古くから続く商売の中心地
大阪の地は遠く1万年以上も前から人類が住み生活していたことが明らかになっています。5世紀ごろには既に国際交流の中心地であった大阪は、その後も時代によって様々な顔を見せながら発展を続けてきました。16世紀に豊臣秀吉が大阪城を築いた後、江戸時代には大阪は商業の中心地として栄え、明治時代には大阪市が設立され、工業化に伴う経済の発展を遂げ、現在に至るまで日本を代表する商業の都として大きな役割を果たしてきました。

奈良県：歴史に根付いた街
奈良県は日本の古代都市奈良の所在地です。奈良時代と呼ばれる8世紀には平城京として日本の首都を務め、仏教文化が栄え多くの寺院や仏像が造られました。平安時代には京都に首都が移りましたが、奈良は歴史的な重要性を保ち、多くの文化財と古代の遺産を守り続けています。また、現在においても、野生の鹿と共存する美しい自然環境も奈良県の魅力の一つです。

京都府：紀元前からの長い歴史を誇るまち
京都府は紀元前から存在している日本の歴史と文化の中心地です。平安時代には日本の首都として栄え、江戸時代には、様々な文化や工業の拠点としても栄えました。明治時代には東京に首都が移ったものの、京都は歴史的・宗教的な重要性を保ち、多くの寺院や神社が今も残っています。また、伝統工芸品や和食文化も根付いており、観光客に魅力的な場所として人気です。

滋賀県：近江商人の町
滋賀県の歴史は多彩で、古代からの文化遺産が魅力です。国宝の「彦根城」やユネスコ世界文化遺産の「比叡山延暦寺」などが歴史を伝える重要な建造物として知られているほか、甲賀地方は忍者の里としても有名で、忍者の歴史と伝承が今も残り、忍者文化に触れることができます。また、滋賀県は近江商人として知られ、江戸時代には商業と文化の中心地として栄えました。

兵庫県：兵庫の地域文化が生んだ伝統工芸
兵庫県内では優れた伝統的技術による手づくりの工芸品が今も数多くつくられています。主に播州そろばんや丹波立杭焼など7品目が経済産業大臣が伝統的工芸品として指定されています。

和歌山県：自然豊かな木の国
日本最大の半島である紀伊半島の西側に位置する和歌山県は、古くから「木の国」と謳われたほど、豊かな自然を育んできました。緑織りなす山々や、美しい川の流れ、温暖な気候が良質な原材料を育み、紀州漆器や紀州箪笥、紀州へら竿などの伝統工芸品が、丈夫で長く使えることから今日でも様々な人々に愛されています。

大阪府：日本が誇る刃物の街
大阪府の伝統工芸は多岐にわたりますが、特に堺の刃物が有名です。堺は刀剣や包丁の製造で知られ、国内外で高い評価を受けています。その精緻な刃付け技術や美しい手作りの刃物は料理や工芸の世界で高く評価され、日本の誇る伝統工芸品の一つとして広く認識されています。

奈良県：歴史文化溢れる伝統工芸品
奈良には、奈良筆をはじめ、奈良墨、奈良漆器、奈良団扇、赤膚焼など、長い歴史によって人々の間で受け継がれ、洗練されてきた伝統工芸が今も息づいています。

京都府：
京都府の伝統工芸は、日本文化の精髄を体現した逸品です。茶道や着物に使わる西陣織をはじめとした様々な染織や、独自のデザインと技術をもった陶磁器、美しさと実用性を兼ね備えた漆塗りの京漆器など、さまざまな伝統工芸品が存在します。これらの工芸品は、京都の伝統と職人技術の融合を象徴し、日本文化の一環として愛されています。

滋賀県：近江の街に受け継がれる伝統工芸
日本六古窯のひとつに数えられている信楽焼（しがらきやき）は、滋賀県最南部に位置する甲賀市信楽を中心に作られる歴史ある陶器です。傘立、タイル、庭園用品、食器、置物など多様な製品が生産されており、たぬきの置物が特に有名です。