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会長所信

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意  見  書
「信頼し合える運動が未来を変える」

【はじめに】
世の中の急速な人口減少や超高齢化、社会経済のグローバル化の進展、AIやビッグデータ等の新たな技術の実用化など、社会がますます目まぐるしく変化するなかで私たち茨城県民は生活をしている。茨城県においても行政から新たな総合計画が具現化された今、茨城県が抱えている課題や未来像が抽出され、活力があり県民が日本一幸せで茨城に住み続けたい人が増えるという新しい茨城へと向かっている。私たち青年会議所も、茨城の明るい豊かなまちづくりのため、官民一体となり、県民が誰一人取り残されることのない持続可能な政策を掲げることが必要である。そのためには、我々が一致団結し、青年会議所でしかできない、人と人とがつながり信頼のもとで構築される運動を展開することが大切である。私は、他人をそれほど信頼できない人間であった。どのようなことに対しても懐疑的になる自分が必ずいたように感じる。所属するつくば青年会議所の事業である「The 祭 in TSUKUBA」ねぶたパレードに参加し、やりたいことだけやり、参加したくない事業には参加しない。しばらくの間、そんな気持ちが変わることはなかったのである。仕事や家庭の時間を割いて夜遅くまで汗をかきながら、青年が集まり一つのことに立ち向かっている。そんな先輩方の姿を見ていた私は、心の中で「どうせ仕事したくないから逃げ道としてやっているのでは」と冷めた目で見ていた。いつも、何時になろうとも誰一人帰ることなく笑顔で取り組んでいる先輩方を見ても当時の私は、その理由になかなか気づけなかった。その後も何となく青年会議所運動を続けていたが、日本青年会議所への出向の機会を得ることになった。東京へ遊びに行くいい口実だと思った私は、スタッフメンバーとして出向する意味もよく理解せずに出向をした。ある時、当時の委員長が、平気で遅刻して来た私に遅刻した理由を求めてきたので「ウソ」をついてしまったことがあった。すると委員長は私がついたウソの言い訳を他のスタッフメンバーに一生懸命説明し理解を求められた。私の頭の中で、なぜ委員長がそんなことを言われるのか疑問に思いつつも、その後、皆の前で真実を全て話し、謝罪をした。すると委員長から「青年会議所は信頼から成り立っている組織だ、それは、日本青年会議所もつくば青年会議所も一緒だ。」と言われた。私は、その「信頼」という言葉に衝撃を受け、その時につくば青年会議所の先輩方が何故いつも笑顔だったのかの理由に気づいた。私は、青年会議所は自己成長につながる最良の場だと思っている。明るい豊かな地域をつくるという、社会への良きインパクトを与えるためには、まず自分自身に良き変化を起こさなくてはいけない。自己成長をし、そこで得た知識や経験を地域の方々に伝え、地域の皆様が地域について前向きに考え、共に取り組んで頂くようにする。自分自身から始まり地域により良い変化をもたらしていくことが大切なのである。そのために自己成長が重視され、自身が成長できるあらゆる機会がこの組織に包含されている。青年会議所運動を行うことにより家族、友人や会社の方々にご負担をかけることは正直あるかもしれないが、だからこそ、そんな方々から頂いた機会に感謝し、その機会を有効に使い自己成長をすることが必要である。そして、青年会議所は、どんな組織より「信頼」が強固な組織であり、それぞれの地域の垣根を越えた信頼関係の下、展開された運動が地域をつなげひとつの和となり、「令和」という新たな時代においても必要な団体であり続けなければいけないと考える。

【未来のJCを見据えた会員拡大・育成そして融合】
2019年、茨城ブロック協議会は900名を切る会員数でスタートした。そして、2019年の卒業生は150名以上が予定されている。超少子高齢社会と言われる今、20代と30代の生産年齢人口減少に伴い会員対象世代の減少は避けられない状況となっている。青年会議所を取り巻く環境は、生産年齢人口という分母が少ないなか、分子を増やさなければならないという難局に差し掛かっている。どんな困難な時代においても諸先輩方が志高く運動を続けて頂いたからこそ、今の青年会議所があるのである。そんな連綿と続けられてきた、青年会議所運動の本質は何かを捉え他の団体との違いを明確にし、会員の拡大を進めることが必要だと考える。今の時代にどのような運動や事業を展開することがふさわしいかを捉え、ブロック協議会として各地会員会議所のモデルになるような会員拡大運動を推し進めなければいけない。そして、持続可能な団体を目指すために20代や女性会員の拡大も広げ、20代や女性会員が増えることで従来の運動に新たな展開を期待され、ジェンダー平等組織へも進化ができると考える。また、退会者を増やさないことへも注力したい。近年、入会者より退会者の人数が上回ることがあったLOMも少なくないのではないかと思う。新入会員へも目を向け2年目、3年目の会員へのフォローを踏まえたアカデミー育成が必要であると考える。その会員が輝きを増すことにより組織内へ良きインパクトを与えることとなる。ブロック協議会内でアカデミーと位置付けられている入会3年未満の会員数は全体の約50パーセントである。また、入会して5年以上の会員数は全体の約30パーセントとなっている。アカデミー会員の数が入会して5年以上の会員数を上回っているのが現状なのである。そして、今後もこの傾向は続くことが予想される。青年会議所の本質である「友情・修練・奉仕」の三信条に鑑み、会員の育成を進めることが必要だと考える。各地域において今後リーダーになる原石を発掘しその原石が輝きを増し、社会に良きインパクトを与える存在となるような会員の育成を行うことが必要である。そして、必ずや訪れるであろう会員の融合に背を向けず未来のJCを見据え、進めるべきものは推し進め、検討すべきものは検討し、エリア内の融合を深めることが必要ではないか。どの地域においても青年会議所運動の本質は変わらないと思う。自分たちの地域だけが活性化すれば良いといった考えをもった会員はいないとは思うが、今から少しずつでも会員やエリア内の融合をより強固にすることが必要である。会員やエリアが互いに支えあい切磋琢磨し、地域社会が驚くほどに、我々の信頼の輪が大きくなることで、他団体との差別化が図れ、地域社会に良き変化をもたらす我々の存在価値が更に増すことにつながると信じている。

【SDGs目標達成に向けた地域特性を活かしたビジネスモデルの確立】
2019年、日本青年会議所の総会において「SDGs宣言」が可決承認され改めて、青年会議所はSDGsを日本一推進する団体となった。それに伴い茨城ブロック協議会においても2019年、SDGsの推進を進めてきた。ブロック協議会の事業として各種セミナーやフォーラムの開催をはじめ、各LOMにおいても例会や事業でSDGsの認知推進に取り組んで頂き、認知度向上につながったものだと考える。しかしながら、各企業における実際の取り組みを見るとまだまだな現状となっている。茨城県にある企業500社に向けたアンケートにおいて、SDGsの推進に努めている企業は21社で全体の約4.2%であった。私は、SDGsは青年会議所運動において非常に大切なものだと考えている。それは、青年会議所のメンバーには各企業の代表という側面があるからだ。SDGsの考え方に触れた会員が各々の会社に持ち帰ることで、地域の特性を活かした「企業推進型SDGs」を推し進めるべきである。さらに、SDGsには地方自治体、NGOやNPO、教育機関、研究機関など、多種多様な組織が参加している。そのため、SDGsのコミュニティに参加することは、環境問題に取り組む先進的な企業というイメージアップのチャンスとも捉えることができ、志を同じとする企業や自治体等とのパートナーシップといった、産官学の連携によって新たな事業を創出する絶好の機会となる。ブロック協議会として引き続きSDGsの認知向上とそれに基づくビジネスモデルを立案し企業から変革する持続可能な開発目標達成地域を目指していくべきだと考える。

【オリンピック・世界会議等から得る国際人財交流・育成】
グローバル化が急速に進んでいるなか、2020年は日本で56年ぶり開催される東京オリンピック・パラリンピック、そして関東では63年ぶりとなるJCI World Congress2020 in 横浜が開催され、関東圏に住み暮らす私たちにおいて、国際交流の大きな機会が得られる年となる。その機会は「人財の育成」に大きく活用できるものだと考える。グローバル化が進めば進むほど、外国を知ることにより、日本人という自覚が深まりと思う。つまりは、グローバル化が、アイデンティティを強固にし、同様に日本国内での交流が進めば進むほど、茨城県民としての自覚が芽生える。私たちの2020年に向けての活動は、グローバルでありつつ、ローカルを大切にするというグローカルな活動でなければならない。日本、そして茨城県において少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少はもはや避けられない。そしてその不足を補うための外国人労働者受け入れは、働き方改革においても喫緊の課題だと考える。日本に暮らす外国人は約256万人、そのうち労働者は127万4000人となっている。茨城県においては、在留外国人数約6万4千人と全体人口の2.2%(全国10位)となっている。全国的に見れば多い方かもしれないが、さらなるビジネスのグローバル化の波の中で、日本と各国との文化や各種技術の共有を促進し、国際的に活躍する人財の交流に寄与できるものと考える。また、語学力や国際性が要求される現代において、語学や異文化を身近に感じることからはじまり、世界の中で生きぬく力を大きく伸ばしていくことが必要だ。豊かに視野を広げていくための実践的な語学力と国際感覚を磨き、さらには国際交流を通じたコミュニケーションが取れて、自身だけでなく、社会全体のコミュニケーションを促進する日本代表のファシリテーターとなれる次世代育成が必要だと考える。

【地域が抱える政治的課題や地域防災への取り組み】
近年の地域が抱える課題の一つに、「政治への無関心」が挙げられる。日本青年会議所並びに茨城ブロック協議会においても公開討論会の開催や主権者教育をはじめとする「政治参画意識の向上」につながる運動を展開してきた。引き続きの教育・運動は必要だが、具体的にどのようにしたら投票率が上がるかに着目していきたいと考える。突然訪れる災害に地域で備えるためにも、全員野球が理想なのは間違いないが、現状は、地域によっては5人で野球をしているような投票率の低い地域も少なからず存在する。更なる投票率の向上が必要であり、特に、若者の誰もが積極的に政治選択をできる仕組みづくりが必要だと考える。今こそ、各々の専門分野の枠を越え、地域を越え、世代を越えて、新しい価値を創出できる力が求められている。自分の人生は自分で決めるもの。自分の未来は自分で拓くもの。自らが人生の主役となって、自らを変え、世の中を変えていこう。東日本大震災の発災から9年の月日が流れ、その後も日本列島の各地で様々な災害が発生している。茨城県においても関東・東北豪雨災害から5年が経過し大きな被害を受けた常総市は今もなお、鬼怒川の緊急工事が続けられているのが現状である。被害に遭われた近隣地域では「いつか、また」に備え災害対策につながる運動が行われ、災害を経験された地域においては防災意識が向上しているが、そうでない地域においては防災意識が薄れつつあるように感じる。災害といっても「水」だけではないと考える。昨今の地球温暖化が進むと、気温が上昇するだけでなく地球全体の気候が大きく変化し、既に世界各地では、その様々な影響が現れ始めており、自然環境や人の暮らしにも重大な問題を引き起こしている。こうした問題は、温暖化への対策を十分に行なわない場合、さらに深刻化し、地球規模の深刻な被害をもたらす危険性が指摘されている。青年会議所として、将来を見据えた地域防災に取り組むことが必要であると考える。

【新たな価値を見出すブロック大会の開催】
「大地の窪みには水が溜まり、大きな沼となった。その沼は人びとの暮らしの恵みとなりながら、戦いに明け暮れる郷土の歴史を静かに見守ってきた。沼はいつの日か牛久沼と呼ばれるようになった。」古くから人びとの暮らしの恵みを見守ってきた街、牛久市で2020年度、第49回茨城ブロック大会牛久大会が開催される。第49回を迎える茨城ブロック大会は県民の意識を変革する最大の運動発信の場として新たな価値を見出す必要があると考える。茨城から日本を変える運動の礎を築くために、LOMと地域との強固な連携を生み出し、私たち会員が自らの地域への理解を深めながら新たな魅力を発信することで、4つの益「主催益」「主管益」「地域益」「参加者益」すべての益を創出する必要であると考える。地域や行政機関とともに、街の活性化に向けた取り組みのできる大会としていきたい。さらに、会員の運動意識を高揚させるとともに県民の主体性を向上させ、大会を通して様々な社会の課題を自分ごととして捉え自ら行動ようになるために、地域の方々とのつながりのある事業を開催し、実りある機会提供の場を実現する。また、式典では大会を絶やさず紡いできた諸先輩方に感謝の意を表するとともに、開催の意義目的を共有し、茨城ブロック協議会の歴史を学ぶ式典を開催することで、多くの会員が青年会議所運動に対する意識を共有できるようにしていきたい。

【むすびに】
いつの時代においても、青年会議所の諸先輩方は明るい豊かな社会の実現のため「英知と勇気と情熱」を心に秘め運動を展開されてきた。社会の様々な変化が物凄いスピードと共に進んでいる世のなかで、我々青年にできることは何があるだろうか。グローバル化が進み、人工知能がさらに進化を遂げ、ロボットの普及も進み、人が人としての役割を少しずつ果たさなくなってきてしまうのではないか。そのような時代が訪れたとしても、青年会議所は人だからこそできることがあると信じ、人と人、仲間と仲間の信頼を深めた運動を引き続き展開することが必要だと考える。信頼を構築した仲間との運動を未来へつなげるために声を上げなければならない。「茨城ブロック協議会はまだまだやれます!」「茨城ブロック協議会はまだまだ進めます!」

今こそ団結して共に歩もう。
失敗を恐れずに進もう。
共に信頼し合おう。
その先には、自己の成長が必ずある。その先には、地域の活性化が必ずある。それぞれの団結が一つの和となり未来へとつながる。

 

公益社団法人日本青年会議所
関東地区茨城ブロック協議会
第49代会長 赤塚 剛

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