若者の間で政治に対する関心が低い状態が続いており若年層の投票率の低さは民主主義の根幹に関わる問題です。
若者がこのまま選挙や政策形成過程に参加しないままだと若者のニーズが政策に反映されにくい状況が続き、若者が日本の未来に希望を抱けない状態におちいると考えました。
高校教育の現場において主権者教育を充実させ、若者の政治や社会課題に対しての当事者意識を高めることを目的として3月15日 宮城県富谷高等学校で2年生220名を対象に大学生を講師出前として授業を2部制で実施しました。
第1部では、学⽣にとって⾝近な「制服をどうするか?」というテーマに対し、それぞれ違った考え方をもった5⼈のキャラクターの意⾒主張の動画を視聴していただき、ファシリテーターのもと、どのキャラクターを支持するのかを決めてもらいました。
その後、模擬投票を経て最も得票数が多かったキャラクターのストーリーに関して資料を見ていただき、⾃分が支持していた意⾒とのギャップを体験してもらいました。
「多数決で決まったからと⾔って、その⾊は明確にはならない。結局、⼈間は多様な意⾒が混ざったグラデーションの中で⽣きていく必要がある。」といった『⺠主主義とは何か?』という知識共有をして、本企画の結びとしました。
第2部では自分と社会がつながっているという主権者意識の芽生えを目的とし、日本の未来と自分の身近な生活ついて考えてもらいました。
主権者意識向上委員会とセンキョ割実施学生委員会の大学生との協働にて経済学、法学、社会学と3会場に分かれて授業を行い、個々の学問を通じて日本の未来と自分の将来について考えることで、主権者意識の重要性を学んでいただく機会としました。
主権者意識向上委員会では主権者教育を通じて、若者の政治への関心を高めるとともに、自分の意見をもって人に伝えられる力を養うことを目指し年間12校で同様のプログラムを実施してまいります。
主権者意識向上委員会
委員長 新井 亮太