「東日本大震災から6年を迎えるにあたり」

2011年3月11日東日本大震災により被災され、今なお不自由な生活を強いられておられます皆様の一日も早い復興をお祈りするとともに、犠牲になられました御霊に衷心より哀悼の意を表する次第であります。さらには、翌12日の福島第一原子力発電所の放射性物質の飛散事故により故郷を離れ、避難生活を強いられている皆様の一日も早い生活再建をお祈り申し上げます。

そして、6年を迎えるまで全国から心温まる多大なるご支援を賜っていることに感謝を忘れず、必ず自らの力で復興するという意識を高める節目に一言ご挨拶を申し上げる次第であります。

あの日から6年が経過し、被災地においては、物質的な復興は少しずつ進んでいるものの大切な方を亡くされた皆様の心の復興は成し遂げられているとは言えません。そして、震災関連死という二次災害は未だ解決できない被災地の問題の一つであります。また、福島の沿岸地域においてはこれから避難指示の解除に向け進んでいます。いよいよ復旧・復興へのスタートラインに立つわけであり、様々な問題と課題が山積しているのであります。

しかしながら、「人」には必ず「故郷」が存在します。その故郷を護ることができるのは、そこで生まれ育った「人」でしかないのであります。たとえ別なところに移り住んでも「故郷」は変わらないのであります。

「復興」とは、現実を受け止め、前を向いて歩みを進めること、被災地の復興はそこに住み暮らす人々の生活再建無くして成し遂げられるものではありません。

私たちは震災を経験し、命とは何か、生きるとは何か、そして絆とは何かを考える機会をいただきました。まさに、これらを風化させてはいけないのであります。東北地区内77青年会議所3500余名の会員が、復興を成し遂げる旗手として、覚悟を持って行動していくことが、明日の東北を創るのであります。

我々が、責任世代として復興を加速させるとともに減災・防災に強い東北を創造することと、再び活気を取り戻し、結の精神が溢れるおもてなしによって、多くの人々を向かい入れ東北を楽しんでいただくことが、我が国への貢献と支援をしてくださった皆様への何よりの恩返しであります。

 

復興を加速させ、地域再興を果たそう。東北を変えるのはオレたちだ!!

 

2017年 3月11日

石田全史 拝

(公益社団法人日本青年会議所 東北地区協議会 会長)