ご挨拶

 皆様におかれましては、年末のご多忙の中本年の終わりを惜しみつつ、新しい年へ希望を感じながら笑顔が溢れる日々をお過ごしと存じます。皆様は、本年度どのような時を過ごされたでしょうか。
 新型コロナウィルスの感染拡大により、3月ごろから我々を不安や恐怖が襲い、4月の中頃には緊急事態宣言が発令され、自分達がこれまで過ごしていた生活様式は急激な変化を求められ、以前とは違うものになりました。人間は環境に順応し進化していくものでありますが、窮地に立たされた人間が進化するために誰かに試されているのかもしれない。そのようにも思う中、前を向くことを止めず、笑顔でいることで家族や組織の不安を拭うことに繋がると、皆様はそう思ったことでしょう。しかし、実際には誰もが命の危険を感じる正体不明のウィルスに恐怖をする日々でした。青年会議所に所属する人間は誰もが考えたと思います。「今、この世の中の何かの役に立ちたい。でも行動が制限される中、どうすれば良いのか。家族の安全はどうなのか、生業はどうなっていくのか。」思考錯誤、個々に悩んだ時間は途方もない時間であったと思います。しかし、我々は少し立ち止まり、例年にはない遠回りをして多くの新たな学びや経験を得て、研鑽から勇気を持って新たに一歩を力強く踏み出し始めました。自発的に考える力を持ち、前を向き、世の中を笑顔で彩るために、そして関わる全ての人に希望を伝播していこうと決める決断をしたのです。
 本年度、大阪ブロック協議会では、「万緑一笑~笑顔溢れる生きがいに満ちた大阪の創造~」をスローガンに掲げ時代の変化に柔軟に対応することができ、多様な人財が平等に学ぶことができる組織を目指し、どんな困難なことがあっても力を合わせ、前を向き、自発的に行動を起こし、誰一人取り残すことのない持続可能な社会の実現に向けて運動を進めてまいりました。
 このコロナ禍の中で、各地の会員会議所より、素晴らしい役員、そしてメンバーを出向者としてご輩出いただきましたことに感謝を申し上げます。このメンバーで一年を共に過ごし、事業をやり抜くことができたことは何より幸せでした。事業の見直しや、修正、中止を繰り返し続け、それでも諦めずに委員長たちが創り上げた事業は、世の中の何かの役に立ちたいという気持ちが溢れ、メンバーの想いが一つとなり確実に今の世の中に必要な事業を構築できたと思います。かれらが、得た経験や経た時間は、それぞれの身になり、新たな自分と出会うことになったと確信しています。本当に素晴らしい年度を経験させていただきました。

 結びに、この一年間、ご縁をいただいた皆様に感謝の言葉しかありませんが、次年度には、今年のこの閉塞感が和らぎ、平和で健やかな日々が戻ること、そして、大阪に笑顔が溢れることを願います。この変化の年が、皆様にとって素晴らしい機会になりましたこと、そして、2021年度大阪ブロック協議会の運動に変わらぬご支援とご協力を賜りますことをご祈念いたしまして、笑顔と共に2020年度の最後のご挨拶とさせていただきます。皆様一年間ありがとうございました。

公益社団法人 日本青年会議所
近畿地区 大阪ブロック協議会
第56代会長 北川 雅史