公益社団法人 日本青年会議所
東海地区 静岡ブロック協議会

静岡ブロック協議会について

静岡ブロック協議会 会長

公益社団法人日本青年会議所
静岡ブロック協議会

2026年度 会長

大野 洋平 君

(一般社団法人裾野青年会議所)

スローガン

 

 

Challenge for Growth

 

会長方針

【はじめに】

青年会議所はボランティアである。そう言われることや、そのように認識されることは少なくないでしょう。もしかしたら、そう思っているJCメンバーが存在するかもしれません。私たちの理念であるJCI Creedには、人類への奉仕が人生最大の使命であることが記されています。一般的に奉仕とは、自己の利益を追求せず、他者や社会のために無償で行う活動を指す言葉ですが、これとは異なる意味で人類への奉仕と表現されています。私たちにとって重要な使命とは、何か。それは、社会により良い変化をもたらすことです。JCI Creedが示している人類への奉仕とは、困難な状況にある人や支援を必要としている人に手を差し伸べることではなく、社会や地域の課題と真摯に向き合い、より良い社会を実現することなのです。

そのために必要なことは、社会や地域の課題を根本的に解決することです。課題の根底にあるものを特定するためには、見えていることだけを妄信せず、見えないものを見ようとする意識を持つことが大切です。私たちには、高い志を胸に様々なことに果敢に挑み、JC運動の価値をより一層高めていく責任があります。どの時代においても社会の最前線に立ち、変革をリードしていかなければなりません。挑戦の過程で失敗することがあったとしても、それは必ずや未来への糧となります。失敗を恐れず、挑戦し続ける姿勢こそが大切なのです。一人ひとりが、青年会議所は単なるボランティア団体ではなく、フロンティアを切り拓く存在であることを自覚し、社会や地域の課題に根本から取り組むことで、青年会議所が社会や地域からさらに必要とされる存在になると信じています。

 

【広がる世界、深まる学び】

JC活動での大きな魅力の一つが、地域や組織の枠を超え、多様な仲間と出会い、新たな価値観や刺激を得られる出向の機会です。私自身、ブロック協議会への出向を通じて、所属するLOMだけでは得られなかった多くの知識と経験を積み重ね、そこから生まれた知恵が今の活動にも大きな財産となっています。

出向では、普段の活動では巡り合えない多様な仲間とともに、物事の捉え方や判断基準の違いに何度も気づかされました。自分にとっての当たり前が、他の組織や地域では全く通用しないことを実感し、そのたびに新しい発想や視点が自然と身についていくことが出向の醍醐味だと感じています。年齢や業種、立場を問わず、異なるバックグラウンドを持つ人たちと真剣に向き合い、時にぶつかりながらも、ともに目的に向かう経験は、自分自身の価値観の幅を広げるだけでなく、考え方の柔軟性も高めてくれました。
そこで得た学びや人とのつながりは、確実に自分の力となり、今も仕事や地域活動などの様々な場面で活きています。そして何より、出向で得た知識や経験は、最終的に各LOMに還元され、組織全体の新たな活力や成長へとつながります。だからこそ、県内の多くのJCメンバーにも、一歩外に出て、出向という特別な環境に身を置くことで、自分自身の成長や新たな可能性を実感してほしいと心から願っています。

 

【アカデミー】

JC運動はもちろんのこと、社会や地域においても次世代を担うことができる人財を育成するため、青年会議所はリーダーシップの開発と成長の機会を提供しています。会員数の減少や在籍年数の短期化といった課題を抱えるLOMが少なくない今日において、これらを体現するための重要な機関の一つがブロックアカデミーです。青年会議所にとって人財育成が根幹であることは変わりません。ただし、取り巻く環境や時代によって求められる人財の姿は常に変化します。そして今、求められているのは、自ら活躍すると同時に仲間を育成し、次代を担う人財を生み出せる存在です。

JCプログラムなどの基礎教育を通じて得た学びを自らの成長にとどめるのではなく、各LOMへ還元することによって、人財育成の輪が広がっていきます。アカデミー委員会は、その循環を生み出し、学びを受け取る側から与える側へと踏み出す原動力となる存在です。そして人財育成を確かなものとするためには、計画的に取り組むとともに、実践を通じて得られる学びや変化に柔軟に応えていく姿勢が不可欠です。

 

【静岡の魅力発信】

静岡県の各地には多くの魅力があるにも関わらず、地域住民にとって日常化、風景化してしまい、その価値や素晴らしさが十分に認識、発信されずに埋もれてしまっている現状があります。また、人口減少や担い手の高齢化により、地域資源や伝統文化が継承されていないことも課題として挙げられます。観光振興は国の重要政策としても位置付けられており、これらがもたらす地域経済の活性化や交流人口の増加は、地域の未来を切り拓くための大きな原動力となります。

地域の魅力には、景観や建造物、食や温泉といった可視的な資源だけではなく、歴史や文化、地域に根付いた知恵や風習など、不可視的なものも数多く存在します。これらは時として見過ごされがちですが、地域独自の文化や物語、日常そのものが、訪れる人々にとっては大きな魅力となり得ます。こうして埋もれてしまっている価値や新たな視点から地域の魅力を掘り起こし、新しい価値を創出していくことが重要です。

また、2026年は、ASPACが4年ぶりに日本で開催されます。静岡の魅力や地域資源をアジア太平洋地域の多くの仲間に直接発信できる絶好のチャンスです。単なる情報発信に留まらず、静岡に関わる人、訪れる人、何度も足を運ぶファンを増やし、交流人口の拡大を通して地域の活力と誇りを高めていきましょう。

 

【ビジネス】

私たちが青年会議所で活動を行うことができているのは、安定した経済基盤が整っているからです。一方で、現代社会では、人口減少や商品の普及率向上、消費者ニーズの多様化などを背景に、市場の成熟化が一層進んでおり、企業には今まで以上に新たな価値創出が求められています。企業がこれからも発展していくためには、これまでにない価値や知見を外部から積極的に取り入れ、自ら創り出していく姿勢が不可欠です。

青年会議所は、多様な業種や職種、価値観を持つ仲間と出会い、日々のビジネスの現場では触れることのできない新たな視点や学びを得て、かけがえのない成長を体験できる場です。そのなかで仲間と互いに刺激し合い、高め合う経験が、単なる知識や人脈を得るだけではなく、自己成長や組織のイノベーションに繋がる貴重な財産となります。

だからこそ、JC活動の真の魅力が発揮されるのは、日常業務のなかではなく、未知の分野に挑戦し、新たな発想を生み出して未来を切り拓いていくときです。こうした非日常の経験は、経営の多角化や新規事業の立ち上げ、さらには、これまで収益化できていなかった仕組みをマネタイズするなど、青年会議所で得た学びやスキルを具体的な挑戦へと繋げる原動力となります。企業の持続的な発展は、まさにこうした実践の積み重ねから生まれるのです。

 

【認知と共感を広げる情報発信】

地域社会において、青年会議所の「名前」を知っている方は少なくないかもしれませんが、活動内容や存在意義まで深く理解している方は、まだまだ限られています。一般的に知名度とは、団体名やその存在が、どれだけ知られているのかを意味します。しかし、私たちが目指すべきは認知度の向上です。すなわち、青年会議所が何を目指し、どのような価値を地域に提供しているのかを理解していただくことです。

単に名前を広めるだけではなく、青年会議所の理念や活動の本質をわかりやすく丁寧に伝え、地域の方々に共感が広がるような情報発信に取り組むことが必要です。そのためには、SNSやウェブサイトなどのデジタルメディアだけではなく、地域に根ざしたメディアや新聞などの紙媒体、音声メディアなど、様々な発信手段を積極的に活用することが不可欠です。それぞれのメディアの特長を活かしながら、多様な層に私たちの想いや活動の意義を届けることで、より多くの地域の方々とつながり、新たな共感を呼び、参画の輪を広げてまいります。

 

【ブロック大会】

私たちの運動は、対象者にとって価値あるものとして伝わり、共感を得られてこそ、新たな広がりが生まれます。多くの人が集まるブロック大会は重要な発信の場であり、地域社会に向けて青年会議所の存在意義を示す大切な機会です。

2026年度のブロック大会は、私たち青年会議所の存在意義や活動の価値を一般の方々に伝え、認知と共感をさらに広げる機会とします。また、開催地である伊豆半島最南端に位置する下田市の豊かな自然や歴史、文化といった地域特有の魅力も活かし、静岡県全体に新たなつながりや活力が生まれる契機とします。

 

【繋がりが生む、さらなる力】

JC運動のさらなる発展のためには、各LOMがそれぞれの個性や強みを発揮しながらも、県内全体としての一体感を持って連携・協働していくことが不可欠です。

静岡ブロック協議会は、各LOM同士の情報共有や連絡調整、さらには日本青年会議所や東海地区協議会とのパイプ役として、地域の声を広く届けるとともに、上位組織からの情報や政策を県内に適切に還元する重要な役割を担っています。

災害発生時の支援ネットワークの構築・運用もその一つですが、平時においても多様な地域課題やニーズに迅速かつ柔軟に対応できるよう、各LOM・東海地区協議会・日本青年会議所のつながりを日常から強化していくことが、ブロック協議会の使命であると考えます。
こうした横断的な連携を通じて、静岡県内のJC運動がさらに力強く、地域社会から信頼される存在となることを目指してまいります。

 

【おわりに】

青年会議所は単年度制を原則とする組織です。1年ごとに役割や体制が一新されるからこそ、一人ひとりがその年、その時にしか果たすことのできない責任と向き合い、自分自身の意思で行動することが求められます。

与えられた1年は、決して繰り返すことのできない時間です。かけがえのないこの1年に、自ら問いを立て、どのような足跡を残すのか。覚悟と挑戦を重ねていくことで、組織の未来を形作り、地域社会に新たな価値を生み出すことができると信じています。

同じ時代に、同じ場所で、志をともにできること自体が、かけがえのない出会いだと思います。それぞれの想いと力を持ち寄り、一人ひとりが自分自身と向き合いながら歩みを進めることで、必ず新しい未来が切り拓かれていきます。ともに挑戦し、ともに成長しながら、社会により良い変化をもたらしていきましょう。

組織図

公益社団法人日本青年会議所東海地区静岡ブロック協議会は2026年度、下記の組織体制にて運営いたします。

 

Instagram

静岡ブロック協議会ではInstagramにて情報発信を行なっております。

ぜひご覧ください!

Instagram:jcijapan_shizuokabc

組織紹介

アカデミー委員会

委員長 小林 勇貴
(所属:一般社団法人焼津青年会議所)

アカデミー委員会 基本方針

青年会議所は、地域や社会において次世代を担う人財を育成するためにリーダーシップの開発と成長の機会を提供しています。しかし、会員数の減少及び在籍年数の短期化により、次世代の JC 運動を担う人財の育成が重要な課題となっています。アカデミー委員会では、在籍年数の浅い多様な価値観のメンバーが地域を越えて出会うことができます。この環境のなかで仲間と切磋琢磨しながら成長し、次世代の JC 運動を牽引する人財を育成することが必要です。

まずは、JC 運動への参加意欲を高めるために、新たな仲間と青年会議所の理念を学び、運動の目的や意義を理解することで、自らの取り組みが地域や仲間に結びつくことを認識し、JC 運動の魅力を実感することができます。そして、自ら学び考える力を身につけるために、地域や LOM の課題を題材とした事業に主体的に臨み、背景や原因を掘り下げて考えることで、単なる知識の習得に止まらず、課題解決に対して当事者意識を持つようになります。さらに、自ら行動する力を身につけるために、委員会活動に主体的に関わり、役割を担い責任を果たす経験を重ねることで、目標と到達点を意識して課題に向き合う姿勢を形成することができます。また、この委員会の活動で培った力を自己のものとして確立するために、これまでの活動を振り返り、自らの成長を確認する機会を設けることで、得られた学びや仲間意識が自らの財産や自信となり、次の挑戦に踏み出す原動力となります。そして、この 1 年間で確かな成長を遂げるために、メンバーが段階的に学びと挑戦を重ねられるよう年間を通じて計画的に活動を展開し、仲間と協働しながら経験を積むことで、次世代の人財育成へとつながる基盤を築きます。

この 1 年間で成長したメンバーは、次世代の青年会議所を牽引する人財となり、LOM や地域の課題解決に主体的に取り組みます。そして、その人財は青年会議所で培った経験を地域社会で発揮することで明るい豊かな社会の実現へと導く推進力になると確信しております。

静岡の魅力発信委員会

委員長 矢竹 勇一朗
(所属:一般社団法人熱海青年会議所)

静岡の魅力発信委員会 基本方針

豊かな自然や地域資源に恵まれた静岡は県内各地に魅力を数多く有していますが、地域住民にとって日常化しており、その魅力は十分に発信されずに埋もれてしまっているのが現状です。恵まれた静岡の魅力を再認識し、その良さを磨き上げ学ぶことで地域への興味と関心を高め、愛着を持って発信の輪を広げ魅力を未来へつないでいかなければなりません。地域の魅力を感じた人々が自ら情報を発信することにより、交流人口が自然と増えていくような仕組みを整えていくことが必要です。

まずは、地元の魅力に対する意識改革を促すために、食や景観などの可視的な資源だけではなく歴史や文化、風習といった不可視的なものを深堀りし、新たな視点で魅力の価値を発見することで、地域への愛着と誇りを深めることを目指します。そして、静岡の魅力を多くの方に広めるために、ASPAC の出展を通じてアジア太平洋地域の人々に静岡ならではの魅力を体感する特別な体験を提供し、国内外の人に興味や関心を持ってもらうことで、静岡に訪れる契機をつくります。さらに、静岡の魅力の活性化と観光推進のために、地域資源や文化に触れる機会を通じて、地域に対する愛着や誇りを育てるきっかけを創出し、共感した参加者が一体となって魅力発信に取り組む意識変容を促すことで、静岡に住む人々自身が身近な魅力に気づき、発信の輪を広げます。また、行政や観光団体と連携し、地域の魅力を地域内外に向けて発信します。

この 1 年間の活動を通じて私たちは、新たな視点で地域と向き合い、静岡に対する愛着と誇りを持って活動する人財へと成長します。そして、委員会メンバーの関わりによって静岡の魅力が再発見され、魅力発信が意欲的に行われることで、地域の交流人口の増加に寄与し、静岡の明るい未来へつながると確信しています。

ビジネス委員会

委員長 政本 将宇十
(所属:一般社団法人浜松青年会議所)

ビジネス委員会 基本方針

JC メンバーにとって、安定した経営基盤がより精力的な青年会議所活動につながります。顧客のニーズが多様化し、消費に対する価値観も大きく変化している現在、企業にはこうした変化を正確に捉え、柔軟に対応する力が求められています。私たちは JC メンバーであると同時に一人のビジネスパーソンとして、企業の継続的な発展を目指し、自己研鑽と挑戦を重ねながら、市場変化に遅れることのない強固な経営基盤を築き続ける必要があります。

まずは、ビジネスにおいて加速する市場の変化にも対応できる柔軟な思考を身につけるために、学び続ける姿勢や信頼関係の構築につながるマインドセットについて理解することで、前向きな思考を持つことができるようになり、新しいことも積極的に取り入れて挑戦する意欲を高めることができます。そして、参加者との交流から得られる新しい視点を学び、個人としても企業としても成長するために、多様な業種や立場の参加者と経験や考えを共有し、相互に学ぶことで、自社の強みや課題を見つめ直し、経営判断に役立つ知識を蓄えるとともに、今後の事業展開や企業の発展へとつなげることができます。さらに、これまで培った知識や技術をそれぞれの社業に活かすために、事業を通じて様々な業務への活用方法や取り入れた際の効果を知ることで、自社活用におけるメリットを明確にイメージし、業務の改善や新たな取り組みの方向性を見出すとともに、自社で行うビジネスの価値やアイデアの創出へとつなげることができます。

この 1 年間を通して参加者同士が切磋琢磨し、様々な業種や技術に触れて自己成長を遂げることで、時代に即した経営の土台を築くことに寄与します。そして、学びをもとに新たなビジネスの機会が生まれることで、社業の発展につながります。その結果、JC 活動に充てるリソースが拡充し、地域へより良い効果を発揮できると確信しています。

ブロック大会実行委員会

委員長 辻村 優考
(所属:一般社団法人下田青年会議所)

ブロック大会実行委員会

私たちの運動の最大化には、メンバーへ青年会議所の活動理念に共感していただき、その共感の輪を地域住民へ広げていくことが求められます。しかし、知名度は高まりつつあるものの、地域住民全体には浸透していない現状があります。地域住民が運動に参画したくなるような認知度の向上を図るとともに、各 LOM のメンバーへの情報共有を進め、JC 活動や運動の存在意義を再認識していただけるよう、情報内容をさらに充実させていくことが必要です。

まずは、地域住民に JC 活動や運動を知っていただくために、各 LOM の活動やブロック協議会の事業を、地域住民の皆さまに対して理解しやすい情報として発信し、青年会議所の目的や意義を知ることができる環境を整えます。そして、ブロック協議会が発信する情報をより多くの人に届けるために、各種 SNS に加え、多様な年齢層の方に地域特性に適した紙媒体や動画、音声内容での配信にて情報を届けるわかりやすい広報活動を行い、地域住民の認知と共感の輪を広げます。さらに、認知と共感をさらに広げるために、1 年間の運動の成果を発表する場であるブロック大会を開催し、多くの来場者の動員へつなげることで青年会議所への参画者を増やします。また、ブロック大会実行委員会として出向していただいた委員会メンバーの成長と発展の機会を提供するために、青年会議所が発信している情報の価値や、活動理念、目的を知り実際の行動につながる情報発信をすることで、年間を通して自らが率先して多くの情報を入手し、発信する意識を醸成していきます。

ブロック大会や情報発信の運動を通じて、第 60 回を翌年に控える私たちにとって、青年会議所の存在意義が地域住民や関係団体に認知され、事業への参画者が増えることは、活動の幅を広げメンバーの増加に寄与します。これらの成果が今後のブロック協議会内の成長と発展につながり、持続可能な組織となると確信しています。

静岡ブロック協議会の青年会議所

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東海地区 静岡ブロック協議会

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