公益社団法人日本青年会議所 社会グループ 国土強靭化委員会様が主催される「逃げ地図ワークショップin福知山」が2月27日、福知山市商工会館4階で開催され、京都府内各地会員会議所や京都ブロック協議会からも多数のメンバーで参加させていただきました。

この日は、福知山市民のみなさま、京都府内の行政・社会福祉協議会の関係者のみなさまが参加されました。

第1部のワークショップでは、「逃げ地図」を研究される明治大学理工学部建築学科教授・山本俊哉様のご指導のもと、逃げ地図の講義とワークショップが開かれました。 山本教授は逃げ地図について「逃げる人の目線で住民自身が作る地図」とご説明され、地図を作ることだけにとどまらず「グループワークを通したリスクコミュニケーションの促進」ができることを一番の効果として挙げられました。 10班に分かれてのグループワークでは、徒歩での避難所への移動、自動車での高台への移動など、さまざまな避難目標地点と手段を想定して地図を作成しました。集中するとあっという間にカラフルな地図が出来上がり、「地図」「色鉛筆」「ひも」さえあれば簡単に地図が作成できることが実感できました。さらに、その後の発表ではさまざまな気付きや課題も共有でき、「逃げ地図」づくりが防災・減災に非常に有効な手段であることを学ばせていただきました。

また第2部では、内閣府政策統括(防災担当)付の近藤祐吉様に、「中小企業における防災対策の重要性や国の新たな動向」についてご講演いただき、災害に備えた事業継続計画(BCP)の策定や国の支援措置など、中小企業が災害に備えて取り組むべき事柄を分かりやすくご説明いただきました。

そして第3部では、香川大学IECMS地域強靭化研究センターの高橋真里様に、ボランティアセンターの活動についてご講演いただきました。ボランティアセンターを開設すると、通常はボランティアに来られたから苦情や批判が生じがちですが、高橋様は「ほとんど批判を受けなかった」事例として、愛媛県西予市ボランティアセンターをご紹介いただきました。 西予市ボラセンの成功理由としては「地域をよく知る人材」「外部からのアドバイスを真摯に受け止めた」「さまざまな工夫」「優しさが全てのボラセン運営」の4点を挙げられ、ボラセンを円滑に運営する秘訣や課題についても、実例を交えて詳しくご紹介いただきました。

京都府では昨年も大阪府北部地震、7月豪雨、台風21号など多くの自然災害に見舞われ、特に開催地となった福知山市は毎年水害に悩まされる地域です。今回の逃げ地図ワークショップでの学びを、今後府内各地でも生かしていけるよう、京都ブロック協議会でも今後ますます運動を推進して参ります。

なお、「逃げ地図」の冊子形式のマニュアルは、「逃げ地図ウェブ」(http://edu.nigechizu.com/)から無料ダウンロードできますので、関心のある方は、一度ご覧ください。

最後になりますが、

明治大学理工学部建築科教授 山本俊哉様

内閣府政策統括官(防災担当)付の参事官補佐、主査の皆様

香川大学地域強靭化研究センター技術補佐員 高橋真理様

主催頂いた日本青年会議所国土強靭化委員会の皆様

開催地の福知山青年会議所の皆様

そして関係各位の皆様に、心より御礼申し上げます。