あらゆる個性と美意識が結びつく近畿の実現

社員の意識改革からつなげる働き方改革 ―浦堂認定こども園の取組み

社員の意識改革からつなげる働き方改革 ―浦堂認定こども園の取組み

urado

社会福祉法人照治福祉会 浦堂認定こども園 園長 濱崎格 様

―まずは、法人の概要についてお聞かせください。

当団体は今年の12月に開園予定の認定こども園を含めて5か所の認定こども園と1か所で子育て支援事業を運営しています。ここ浦堂認定こども園は昭和54年創立なので40年以上になります。法人全体では現在190名ほどの職員が在籍しており、保育士のほか看護師や助産師もいます。内訳としては20代の女性が最も多く、子育てをしながら勤務されている方も多くいます。

 

―子育てと仕事の両立のために団体としての具体的な取組みを教えてください。

まずは、働きやすい環境づくりだと思います。当団体は90パーセント近い有給消化率となっていますが、有給取得を気兼ねなくできる雰囲気があるため急な子どもの体調不良などでも安心して休むことができます。

以前の保育の現場では子育てをしながら勤務するには難しい部分も多くありました。例えば作品展などの行事を行う場合には準備や後片付けで業務が早朝や深夜に及ぶことが当たり前で、独身の方が前提となってしまっていたこともあり、結婚・出産と共に退職されることも少なくありませんでした。今はこのような負担を、行事や日常業務の見直しを行って軽減したり、出勤時間の調整などで負担を軽減できるようにしています。

教育を大前提として既存の業務の削減や改善を全職員で考えていますが、それらを通じて働きやすさについて職員それぞれが考えることにつながり、子育てをされている方に対してのみならず、職員がお互いにカバーしあうことを当たり前の前提として働いていますね。

159461_s

―制度だけでなく職員の皆さんの意識も働きやすさにつながっているのですね。どのようにしてそのような雰囲気になったのでしょうか。変化のきっかけがあれば教えてください。

当団体も当初からこのような雰囲気であったわけではなく、特にここ数年でも大きく変わったと思います。変化のきっかけとしては当時3カ園から5カ園に増やすことを検討したことがあります。増園するか否かにあたっては上層部だけでなく多くの職員から意見を募って法人全体で判断をおこなっていたのですが、その検討の中で働き方についても多くの意見交換をおこない、考える時間を持ったことが今につながっています。

 

―職員の皆さんが主体的にご活躍されている様子がうかがえますが、そのような組織づくりのための取組みについて教えて頂けますか。

上層部の意識が全職員の意識づくりになると考えているため、管理者などへの研修は年間を通じて行っています。

また、給与などの外的要因で働くのではなく、自己実現などの内的要因のために働くということが重要であるという意識をもつことが重要だと考えています。これは、子育てだけでなく社員のキャリアパスを考える上でも重要で、自分と他人との働き方を比較して働いていても、マイナスは減ってもプラスはありません。人間、誰しも違いはあるので、お互いに理解しカバーしあうことこそが自己成長や働きやすさにつながっていきます。そのように他人と比較せずに自分のキャリアパスを考えるという積極的な意識を涵養することによって、あの人は子育てで早退するからどうだとかいうマイナス思考に陥ることなく、子育てで仕事が制限される人を助けようというプラス思考に変わっていくのだと思います。

まずは管理者がそのような意識をもち、その意識が他の職員との共通認識となるように努めています。これは一部ですが、そういった考え方は子供への教育においても重要と考えています。

 

―ありがとうございます。最後に子育てと仕事との両立についてお言葉を頂戴できますか。

当団体では20代で入社され、そこから家庭・お子様を持ち、今では母親として活躍されている方も多くいらっしゃいます。保育のより良いかたちを模索し続けることが働き方の改善にもつながり、結果、出産されても退職されることが減って子育てと仕事の両立につながっています。両立される方にはそのような雰囲気の中でのびのびと仕事をしていただくことが大事と考えています。

 

 

 


 ■簡単なことからレッツ・アクション!!

bana

あなたの企業の子育て支援の取り組みを、本サイトを通じて発信してみませんか?

経営者が社員に子育てを支援する!とコミュニケーションをとることも大きな第一歩です。子供を連れての出勤や会議への参加を取り入れる、などなどあなたの会社の踏み出した第一歩を共有してください。

bana002

■アンケートへのご協力のお願い

この度は、本特設サイトを閲覧いただき誠にありがとうございました。
率直なご意見を教えてください。

bana02

  • Facebook
  • Hatena
  • twitter
  • Google+
  • LINE

日本青年会議所

Count per Day

  • 160現在の記事:
  • 10今日の訪問者数:
  • 0現在オンライン中の人数:
PAGETOP
Copyright © 近畿地区協議会 All Rights Reserved.