第５１回三重ブロック大会　ご参加のお礼

１９４９年、戦後復興期にこの日本で青年会議所運動がはじまりました。当時の経済や社会の状況は言うまでもなく、厳しい状況でしたが、新日本の再建を夢に描き起ちあがった先達が額に汗し、ひたすらに働き、ひたすらに助け合い、弛まぬ努力によって、再建され、発展を遂げてきたからこそ、我々が今生かされているのだと思います。現在は過去の結果であり、これからの未来は我々の手に委ねられています。いま『どうするか』を考えなければ、未来が『どうなるか』なんてわかりません。未来には無限の可能性があり、我々の行動で変えられます。このコロナ禍では、ただ待つことが多いかもしれませんが、我々の行動で、運動で、地域と人々の考えと行動を変えられます。
これは昨年の第５０回三重ブロック大会にて決意表明をさせていただいた時の言葉です。当時は、ワクチンや治療薬も供給される状況ではありませんでした。新型コロナウイルスの脅威は、この先も警戒を緩めることができず、このウイルスと共生していかなくてはならないと感じておりました。そんな中『生き残ること』だけを優先して運動を止めてしまうのではなく、この大きな時代の転換期にあるいま「生き残ること」と「生きること」、すなわち「“命”と“経済”の両立」を目指し、運動を展開してまいりました。本年はすべての事業でＷｅｂを活用し、運動発信を行ってまいりました。ようやくワクチンが安定的に供給され、希望される方への接種が始まりましたが、７月末から８月初旬以降で『第５波』といえる状況になり、県内でも新規感染者が急増し、８月２５日には５００名を超える状況となり、２７日には政府より『緊急事態宣言』が発令され、９月１２日までとされていた期間も今月末までと延長されました。これらの状況を鑑みて、感染防止の観点から第５１回ブロック大会もＷｅｂ開催とさせていただきました。本来なら地域の皆様と、またメンバーの皆様が繋がりを感じていただける『対面』で開催し、ともに地域を盛り上げる場を提供する予定でしたが、断腸の思いで開催方法を変更いたしました。このＷｅｂでのブロック大会は単なる『対面』の代わりではなく、それぞれの場所からこの事業をご視聴いただける設えとさせていただきました。これを契機にそれぞれの地域でさらに光り輝く存在であってほしいと思います。先ほども申し上げましたが、私たちが住み暮らす「地域」から、いま「どうするか」を考え、未来について「どうなるか」を描くことが肝要であります。あらゆる価値の根源となるべく、本年は今ある力の発揮と、新しい力の開拓、そして繋がる力を強固にするため運動を展開しました。詳しくはこの後、委員会からそれぞれの事業について報告をさせていただきたいと思います。
こうして我々が止まることなく運動を行えたのも、三重ブロック協議会に対して皆様のご理解をいただけていたからこそだと思うし、何より長引くコロナ禍の中で毎日大変ながらも、医療従事者や多くの関係者の皆様が治療等に一生懸命に取り組んでいただいているからこそだと思います。心より感謝申し上げます。また多くの皆様からご祝辞・ご祝電をいただきありがとうございました。そして１年間運動を支えていただけた出向者を輩出いただき、今日もこうしてご視聴いただいている県内各地理事長をはじめメンバーの皆様、主管いただいた稲森理事長はじめ伊賀青年会議所の皆様、本大会開催にあたりご協力いただいたすべての皆様に感謝申し上げます。
これで一旦、三重ブロック協議会の運動は区切りとなりますが、１２月３１日まで運動発信を続け、今まで皆様がつないでこられた「三重ブロックはひとつ」という理念のもと、引き続き１２ＬＯＭのご支援をさせていただきたいと思います。あらゆるパートナーシップと光り輝く個の連携が織りなす共感こそが、真に持続可能な三重の実現へ繋がると信じ、それぞれが途を照らす光へとなるよう今後もお手伝いをさせていただくことをお約束し、万感の思いを込め１年間の総括と、お礼に代えさせていただきます。１年間ありがとうございました。