日本文化輸出プロジェクト ~ミャンマー編~ 実施報告
4月29日(水)、ミャンマーのヤンゴン市内において、日本JCとJCIミャンマーが連携し、防災分野における社会課題解決事業として「避難訓練プログラム」を実施しました。
本プログラムは、将来日本への留学を予定している現地の大学生や教員を対象に、日本に根付く「備える文化」を国際社会と共有し、各国の課題解決に寄与する「日本文化輸出プロジェクト」の一環として行われたものです。
■ 実施の背景
東南アジアに位置するミャンマーでは、2025年3月28日(金)にマンダレー近郊で大規模な地震が発生し、多くの死傷者や行方不明者が発生する甚大な被害を受けました。
その中で、災害発生時に適切な避難行動や初動対応を十分に理解していなかったことにより、被害が拡大した背景があり、災害時の行動を体系的に学ぶ機会が不足しているという課題が浮き彫りとなりました。
■ プログラムの内容と成果
学校現場での実践を想定し、ヤンゴン市内の日本語学校に通う、日本への留学を予定している大学生22名と教員2名に向けて、日本で培われてきた以下の知見を共有しました。
・地震発生時の適切な避難行動
・初期消火の方法や応急手当の基本動作
・FCPシートの活用方法
FCP(Family Continuity Plan:家族持続計画)とは、災害時に家族全員の安否確認や医療支援を迅速に行うための基本情報を整理することです。
日本JCでは、家族単位での防災力(レジリエンス)を高め、地域全体の安全を支える仕組みを広めております。
参加した学生たちは、留学先となる日本が自然災害の多い国であることを改めて認識し、これからの自分自身の課題として非常に真剣な眼差しで訓練に取り組んでいました。
また実践形式の訓練を通じて、参加した教員は防災教育を今後も引き続き継続していく具体的な手法を学びました。単発の取り組みで終わらせないよう、訓練プログラムや資料もあわせて提供し、それぞれの教育現場から地域全体へ防災の知識が波及する仕組みを構築しています。
日本JCは今後も、日本の生活文化に根差した知見を国際社会と共有し、各国との連携を深めながら持続的な課題解決に取り組んでまいります。
▼日本JCのホームページはこちら
https://www.jaycee.or.jp/
日本JC 2026年度 国際社会開発会議
議長 小椋 賢人