青森ブロック協議会
2026年度 会長意見書
■はじめに
2016 年に青年会議所に入会し、今に至るまで LOM だけでなく出向先でも様々な役職を経験させていただき、そして青年経済人として成長することが出来ました。この経験は、自分の考え方に影響を与え精神的にも育ててくれました。青年会議所に入会しないと絶対に知り合うことのなかった人、様々な場所に出向しなければ出会わなかった各地のメンバー。
多くの仲間との出会いが私にとっての宝であり、そして、一つの目的に向かって仲間と共に活動していくことこそが私の地域活動を続ける原動力の一つになっています。
■青森ブロック協議会の在り方
1949 年、明るい豊かな社会の実現を理想とし、責任感と情熱をもった青年有志による東京青年会議所設立から、日本の青年会議所運動は始まりました。 「新日本の再建は我々青年の仕事である。」この精神のもとに各地に次々と青年会議所が誕生し、1951 年には全国的運営の総合調整機関として日本青年会議所が設立しました。日本青年会議所の下部組織である青森ブロック協議会は8LOM の調整を担います。本会からの様々な有益な情報を各
LOM に発信していくことはもちろん、LOM 間の意見交換や情報共有の場を積極的に作り、かつすべての事業を LOM に対して有益に機能させていくことで、広域的な視野での青年会議所運動の拡大に努めていくことが肝要であると考えています。しかし、現状としては全国的な会員数の減少、経験豊富なメンバーの減少などの問題があります。特に経験豊富なメンバーが減少し出向経験の少ない会員が増えていることが出向に対する認識のずれに拍車をかけています。その結果、日本青年会議所との距離を遠く感じている会員が増加しています。もう一度、組織の在り方を見なおし、誰もが参加しやすい、誰もが相談しやすい協議会を目指し、少しでも協議会に触れていただき理解を深めてもらうことが必要です。
■青森の未来のために
明るい豊かな社会の実現のために発足した青年会議所ですが、設立当初の明るい豊かな社会と現在の求められている明るい豊かな社会とは確実に変化しています。近年では、IT技術の発達、波及により個々人の生活様式までも急激なスピードで変化しています。急激に変化していく時代に対応するためにも、まずは自らが求める理想の地域像を描けなくては
なりません。その理想像を描くためには、自らの住み暮らす地域の情報だけでなく、世界情勢、そして、他の地域の最新の、そして、大量の情報が必要です。そのためにも、ブロック協議会としてその一助となれるように取り組んで参ります。我々の世代がしっかりと自らが住み暮らす地域の未来を想像し、自らが求めるその理想像に向かって貪欲に展開する運動は時代に流されず青森の明るい未来を創ることを確信しております。
■結びに
我々青年はあらゆる機会をとらえて互に団結し自らの修養に努めなければならぬと信ずる。この言葉は日本で初めての青年会議所である東京青年会議所設立趣意書の中にある一文です。出向を修養の機会ととらえ青森県内8LOM が手と手を取り合い、共に研鑽に励みましょう。そして、我々が中心となってこの青森の明るい未来を描いていきましょう。