ブロックのすべてはLOMのために

会長所信

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公益社団法人日本青年会議所
東北地区 秋田ブロック協議会
2023年度会長意見書
秋田ブロック協議会  会長  佐藤 裕之
 
【はじめに】
 1970 年、JCI 日本と秋田県内各地 LOM との絆をより強固とするため、また、JC 運動における進展 の寄与を目的として、秋田ブロック協議会は発足いたしました。ご承知の通り、ブロック協議会は本 会を構成する協議団体の一員であり、JCI 日本、地区協議会と連携し、JC 運動に関わる総合的な推 進を図り、運動の価値と意義を県内に拠点を置く各地 LOM へ伝達することにあります。なにより、 地域により良い変化を与える力のある JC が、組織としての存在感をより一層発揮していけるように 支援していく責務がブロック協議会にはあります。協議会には地域を変える力はありません。しか し、LOM には地域を変え、人々をより良い方向へ導く力があります。JC のため、県内各地会員のた めに何ができるのかを真剣に考え、行動のすべてが JC 運動の一助へつながり、LOM を支え、下支え の力となる組織こそがブロック協議会であります。ブロックのすべては LOM のために、ブロック協 議会は県内 8 つの LOM と共に歩んでまいります。
 
【つながりが地域を 1 つにする】
 地域活性化や地方創生において最も多く口説されているひとつに、課題解決のためには人と人の つながりが大切であるという言葉があるかもしれません。しかし、地域の抱える多くの課題は果た して人と人とのつながりだけで全てが解決するでしょうか。私たちは、人と人とのつながりの先に ある、人以外のモノとのつながりについても意識し理解を深めていかなければなりません。なによ り、地域は人との関係性だけで構築されているわけではありません。誰しもが住んでいる地域の歴 史や文化、慣習や制度など周辺環境と密接につながっています。そして、今まさに世界が推進してい るモノの 1 つに SDGs があります。SDGs には気候変動や生物の多様性をはじめ、貧困問題やエネルギ ーなど、持続可能な社会を築くためのビジョンと課題が示されています。人と人のつながりが大事 だといわれる地域の現場において、人以外のモノとのつながりを再認識し、多様性溢れるつながり を用いて地域を1つにつなげていく運動は現代社会を生きる我々にとっても重要な事項であります。 ブロック協議会は県内の各地 LOMをつなぎ、ともに持続可能な社会の実現に向けて行動いたします。
 
【主管 LOM と共に】
 秋田ブロック大会は、1971 年(昭和 46 年)に能代市にて第 1 回の大会が開催されて以降、毎年秋 田県内の異なる場所で開催されています。そして、そのたびにメンバーに対する大きな成果を創出 するとともに地域の活性化を促進してきました。なにより、ブロック大会は秋田県内に存在する JC の同志が一同に集結し、共通の運動目的のもとに意識の共有を図る重要な場です。そして、大会はブ ロック協議会における主催力だけで開催されるものではありません。地域に宿る運動の理念、主管 LOM が持つ力の原動力があってこそ大会は実現いたします。また、大会開催における 4 つの益、主催 者益、主管益、参加者益、地域益をしっかり作り上げ、県内に住まう人々全体が注目していける大会 を構築していくことが叶えば、ブロック大会は JC の力で秋田県地域をより強力に変革していくため の重要な運動として確立いたします。ブロック協議会は主管 LOM と共に 2023 年度第 53 回大会を築 き上げてまいります。
 
【明日を切り拓く力】
 2000 年代初頭、秋田ブロック内には 11 の LOM がありました。しかし、市町村合併と合流を経て現 在は 8 の LOM に留まっています。そして、ブロック内における会員数も減少を続け、2010 年に 498 名を記録した会員数も 2020 年には 248 名に縮小し、10 年間で在籍数を半分に減らしました。また、 県人口についても 1956 年における 135 万人をピークとして減少へと転じ、2022 年の時点において 93 万人となっています。さらには、県内総生産もマイナス成長を示し減少と低下が統計として明示 されています。それでは、私たちの住み暮らす地域に明るい明日は訪れないのでしょうか。そんなこ とは決してありません。秋田県は多様なる再生可能エネルギーの宝庫として未来に向けた大きな可 能性を秘めています。これからのグリーン社会確立に向け、エネルギー分野を利活用した産業の振 興と経済成長につながるまちづくり。新しい分野への人材育成と雇用の創出から生まれるひとづく り。なにより、秋田の可能性は県沿岸の限定された地域のみならず、県内陸まで波及の効果を及ぼす 起爆剤となるポテンシャルを内包しています。自分たちの住み暮らす地域の可能性は、自身の手で 切り拓いて行かなければなりません。JAYCEE もまた等しく同じであります。秋田の可能性を信じ、 郷土に息づく結の精神をつなぎ合わせ、ともに持続可能な秋田を創造してまいりましょう。
 
【JC 活動】
 JC 活動の主たる会議の場では、事業背景や目的、設定した目的を実現するための手法について容 赦のないフィードバックがきます。構築された資料に対し本当にそれでいいのか合点がいくまで熱 い議論が続きます。委員長は委員会で揉まれ、委員会の承認を得た資料を事業計画書としてまとめ 上げます。しかし、上程した資料は会議で一蹴されることもあり、委員長は多くの意見と質問を委員 会に持ち帰り委員と共に事業計画の練り直し、資料修正を余儀なくされることがあります。それら のプロセスを短期間で何度も回せるからこそ、JC は勉強になるのだと教えられました。委員長は委 員長という役職を経験し、時間の作り方、計画書の書き方、委員会を構成する会員との役割分担の持 ち方など様々な調整能力を身に着けていきます。しかし、一連の流れにおいて気を付けなければな らないことがあります。それは会議の場において、委員長の考えや価値観を否定してはならないと いう点です。考えを否定するという行為は対象委員会に属する委員全ての価値観を否定することに つながりかねないからです。私たちは挑戦する会員の意志と機会を奪ってはいけません。なにより、 会議の在り方とは、委員長そして委員会に属する会員の事業実現力・事業構築力を引き出すことに 本質があります。それこそが JC の掲げる人材育成のひとつであり、JC 活動そのものであると私は考 えます。なにより、協議会は各 LOM 様よりご出向をいただき成り立っている組織であるということ を忘れてはなりません。ともに秋田ブロック協議会の起点となり事業構築に挑んでまいりましょう。
 
【結びに】
 JC 運動に終わりはありません。ひとつクリアしてもその先にはまた新しいテーマが生まれるから です。問題提起と解決の積み重ね、その先にこそ明るい豊かな社会が広がっているのではないでし ょうか。なにより、私たち現役が今こうして運動を展開していけるのは、先輩諸氏が紡いできた勇気 ある行動と変革の賜物に他なりません。私たち青年は JC の理念を受け継ぎ、課題における解決の突 破口を模索し、人々の行動と地域の在り方に影響を与えられる団体として運動を展開して行かなけ ればなりません。そのためにも地域に住まう人々へ、どのように JC 運動を伝播していけるかが重要 となります。また、地域の誇れる点だけではなく、改善すべき点についても的確に捉える力が求めら れます。地域の魅力を掘り下げ有意性を再認識するだけではなく、地域の弱みにもきちんと光を照 らすことが JC 運動を継続していくうえで大切な事柄であると私は考えます。もちろん、実現のため には多くの時間と労力を捧げなければなりません。しかし、必要とされる力が大きければ大きいほ ど、得られる効果もまた増大いたします。1 人ひとりが抱く地域への思い、愛する精神を育むことで、 より良い未来に辿り着けると私は信じています。地域を思う全ての人々と共に行動をしてまいりま すことお誓い申し上げ、会長意見書とさせていただきます。

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