SPIRAL EVOLUTION 真の豊かさ溢れる静岡へ

会長所信

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SPIRAL EVOLUTION

変化に流されない軸をもつ
変化していくために

変化は一歩となり
一歩の積み重ねは新たなる世界へ我々を運ぶ
古きものと新しきものとが融合しながら
螺旋階段を登るように未知の地へ到達していく

人はそれを進化と呼ぶ

真の豊かさ溢れる静岡へ
 皇紀2677年目を迎え、現存する世界最古の国日本。自然を信仰し生命に感謝し美を追求し尊ぶ心はこの国の礎となり、長い歴史の中で精神となって継承されてきました。幾度となく訪れる苦難、困難において、どんな国難においても日本人としての義を捨てず克己を持ち歩み続けてくれた先人たちがおり、今日の国際的に信用を置かれた日本があります。私たちが平和で恵まれた環境の中で暮らせているのは先人たちが日本の未来を見据え挑んできたものの蓄積、言わば遺産であり、この遺産を先人たちそして将来の子孫から奪ってはならないことは明白です。
 現在私たちはひとつの疑問を抱いているのではないでしょうか。経済的な豊かさを手にした一方で大切なものを無くしてしまったのではないかと。実際に私たちが直面している諸問題の根源を探ると、基軸を失いつつある日本人の姿が浮き彫りになります。これは繁栄の代償で片づけて良い問題ではありません。何故ならば日本において経済成長がすべてでは無かったからです。日本の経済成長は明治維新から始まり一貫して高い成長を遂げ続けてきました。そして富は侵略を防ぐための手段であり、祖国を守る為のものであり、ひとはお金より価値のあるものを知っていました。確固たる軸のもと、ひとつひとつの個性的な文化や風習が尊重され、「和」を織りなすものがこの国の本来の姿であることを知っていたのです。
 しかし戦後の高度経済成長を経て、いつのまにか経済成長だけが目的にすり替わってしまいました。合理性のみを追求しマネー至上主義、利己主義が蔓延した社会の歪みは年々大きくなるばかりです。また地方から都市部への極度な人口流出が象徴するように合理化は物事を単一化させ地方で受け継がれた文化や風習の数々が消滅の危機に晒されています。今一度先人たちが私たちに残そうとしてくれたものを見つめなおし、目に見えないモノを大切に思う心。自然と共存する豊かな心。美を重んじる気高い心。日本人が大切に守ってきたものひとつひとつ大事にし兼ね備えていくことが本当の意味での豊かな社会を創っていくことにつながるのではないでしょうか。
 地理的要素と歴史的要素が合わさり特色豊かな地域で溢れる静岡。各地域に根差した歴史や文化を背負った青年会議所だからこそ地域を豊かな未来へと導くことができます。変革の能動者であるJAYCEEだからこそ、一人ひとりが熱い情熱で率先して行動を起こしていくことができます。県内20のLOMが、千人を超えるJAYCEEが「和」を織りなし、この静岡から真の豊かさ溢れる新現代への岩戸を開こうではありませんか。

組織のチカラ、JCのチカラ
 地域の特色と同じように各地の青年会議所も千差万別であります。組織は同じ目的を共有した中で個々が自己実現を果たしていく場であり、組織になることで個では成し得られない成果を得ることができます。明るい豊かな社会を実現していくために私たちは青年会議所をより強い組織としていく必要があります。目的の共有。個のチカラ。個の数。この三つの要素を高めていくことでより強いチカラを生み出す組織になるのです。
 そして組織が持つチカラを最大限発揮していく為には、個が合理的思考さえも超越するほどの熱い情熱を持って挑んでいく必要があります。例え不安定で不確かなものであっても、リスクがあったとしても、自身を突き動かす衝動が勝るほどの熱い情熱、つまり士魂とも言える強い気持ちを個々が備えた組織でいることで力強い運動を行っていくことが出来ます。
 青年会議所が強い組織となり力強い運動を展開していくことは地域が明るい未来へ向けて前進していくことを意味します。静岡ブロック協議会では、県内20LOMがそれぞれ強い組織として地域に大きな説得力と実行力を発揮し続けるために、県内20LOMがひとつになり強いチカラを発揮していくために、ブロックのスケールメリットを活かした効果的な事業を展開して参ります。また日本青年会議所とLOMとの連携を推進しJCのチカラをより強固なものにして参ります。

ひととして、そしてJAYCEEとして
 青年会議所の組織をより強くしていくためには入会間もないメンバーにいちはやくチカラを発揮してもらう必要があります。新しく仲間になったメンバーが青年会議所の目的を共有し、青年会議所の中で何ができて何を実現していくかを考え向き合うことがその第一歩となります。そして一人ひとりが基軸をもって活動していくことで組織は強くなるのです。次代の青年会議所運動を牽引していく人財育成の場を創出し、LOMを超えた交流の中で青年会議所についての理解を深め、LOMを担うJAYCEEとしてだけでなく、この国を担う責任ある青年としての知識を深め経験を重ねていくことで運動に対する軸を育んで参ります。

全員で伝えるもの、全員に伝えること
 個の多さは組織の強さであり、会員拡大は青年会議所にとって必要不可欠な要素です。県内20LOMが共通して拡大活動に取り組んでおりますが、静岡県下の会員数は年々減少しているのが現状です。この危機的状況を打開するために、静岡ブロック協議会の会員一人ひとりが危機意識を持ち、会員拡大についての動機を明確に共有する契機を創出することで、LOMが一丸となって拡大活動を行えるよう支援して参ります。
 情報の発信方法が多様化している現在においては、情報をただ発信するのではなく、影響を与えるひとつのツールとして青年会議所も積極的に活用していくべきです。影響力を持つ情報を発信していくためには、情報発信の技術の他に、情報の分析力や構築力、創造力が求められます。情報発信を多角的に学び戦略的に情報を伝えることができる人財を育成することで、県内20LOMの情報発信力を強化していきます。また青年会議所をブランディングした情報発信を行い地域におけるJCの価値を高めることで青年会議所をより多くの方に認知させ拡大の一助となるよう取り組みます。

JC青年の船「とうかい号」への支援
 44回目を迎えるJC青年の船「とうかい号」は東海地区協議会で行う伝統のある事業であり、この長い歴史が示すように43回の間に多くの人を成長させてきた誇るべき事業です。船内という限られた空間と団員たちの情熱によって時間を歪めるほどの経験と成長を一般団員だけでなくJC団員にも与えてくれます。国際交流を通じ日本人としてのアイデンティティを育み、様々な研修を通じて乗船者は大きな気づきを得ることが出来ます。そして船内での特殊の時間を共有することで一生の宝となる友情を築き上げるのです。この航海を通じて乗船者は静岡の未来を輝かせる人財へと成長し、地域社会やLOMへ還元し続けることを確信しております。
 本年度も団員が少しでも多くの感動と経験を成長へとつなげてもらう為に静岡ブロック協議会20LOM一丸となって協力支援をして参ります。またこの事業の素晴らしさを広く発信し、多くの方に「とうかい号」の魅力を実感してもらうために各LOMの支援を積極的にして参ります。

日本国民としての軸を持つ
 戦後の偏った歴史教育は日本人の歴史観をあやふやにし、自国を語れない国家観の無い日本人をつくり続けています。また国家観の喪失は主権者意識を奪い政治に対する無関心を引き起こしております。そして硬性憲法とされる日本国憲法において先に行われた参議院選挙の結果により歴史上はじめて改憲の議論に入ることが確実となりました。これは日本人が国家観を取り戻す最大の好機と捉えます。そのためにはまず青年会議所のメンバー自身が自国についての見識を深めていくことが必要となります。そのうえで主権者が主権を行使する為の格を身に着けることができるよう、自国の歴史を学び客観的な歴史観を持ち国家観を確立する機会を創出し、一人ひとりが憲法と向き合う世論を創出します。
 また選挙においては公開討論会を推進し、政策をより多くの有権者に届けることで政策による政治選択が出来る社会を創造します。
 日本は天災と向き合ってきた歴史があり、被害から学び教訓とすることで未来を生きる人々が同じ苦しみを味わらないようにしてきました。地理的条件から様々な天災が発生しやすい日本において、災害は起きるものとして過去から学び日頃より備えていく必要があります。この静岡においても南海トラフ地震をはじめ様々な天災を想定しておかなければなりません。いつ何時起きてもおかしくない災害に対しての意識や知識の向上はもちろん、発災後の活動の基軸となる「災害ネットワーク」をより実践的なものとするために、過去の災害事例に学び初動体制や支援活動における青年会議所の担いに対する議論を深めて参ります。

混沌から進化へ
 歴史をたどれば伊豆、駿河、遠江の三つの国がひとつになり生まれた静岡。海山川の地形的要素と東西南北の文化が混じり合う地理的要素が入交り多種多様な地域性をもって発展して参りました。この「和」を織りなす静岡を発信しながらJCのチカラが地域のチカラを集約し導く契機をつくるために、青年会議所運動の発信と静岡ブロック協議会の活動の成果を示すとともに、県内20LOMの個性が集う場、地域社会との交流と協働の場を創出します。開催地の特色を生かしながら静岡のチカラを結集させることで、エネルギーが充満したブロック大会を開催します。大会において青年会議所が静岡のチカラを明るい未来を築くチカラへと進化させるための軸を示していくこと、静岡の可能性を切り拓き、真の豊かさ溢れる静岡の創造へとつなげて参ります。

武士道と云ふは、死ぬ事と見つけたり
 終わりを受け止めることで今というときの尊さを知り、命が限られているからこそ生き様を大切にする。生きるとは限られた命を自分の意志で何に使うか選択していくことであり、それは自身の幸福のためであるべきです。また、人生においては命で何を得たかではなく、何をして生きたかが意味を持ちます。何故ならば真の幸福とは自分の欲求を満たして得られるものではなく、ひとの喜びによってもたらされるからです。だからこそ奉仕とは人生最善の仕事なのです。

「成功という理想はそろそろ奉仕という理想に取って替わられてしかるべき時だ 。」

アルバート・アインシュタイン

 青年会議所の運動はJAYCEEの命をつなぎながら今を生きる私たちに託されています。先達たちの功績に感謝し、今という時代を預かったJAYCEEとして、一人ひとりが覚悟を持って未来を切り拓く行動に命を使って頂きたい。真の豊かさ溢れる静岡へ向かって進んで参りましょう。

込山 正一郎

 

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