会長意見書

  • HOME »
  • 会長意見書

「未来に繋げる行動」

公益社団法人 日本青年会議所
関東地区 茨城ブロック協議会
第47代会長  平塚 一芳

【はじめに】
茨城県は、人口減少の緩和と活力ある地域社会の維持、まち・ひと・しごとの創生と好循環の確立に取り組んでいる。この基本的な考え方を基に、平成31年度までに、具体的に目標と対策をし、人口減少の進行を可能な限り緩やかなものとすると共に、地域の活性化に向けた取り組みを強力に進めている。明るい兆しとして、2020年に東京オリンピック・パラリンピック開催、2019年には、茨城国民体育大会の開催など地域活性化に繋がる明るい未来がある。各地方都市には、スポーツ立県を掲げ、スポーツによるコミュニティー形成や街づくりに与える影響に注目が集まっている。この機会を最大限に活かし茨城の未来を輝かせるために、我々青年会議所は、行政にはない運動を創り発信していく必要がある。茨城ブロック協議会は、近年様々な市民の意識変革に繋がる運動を発信し続けることで、地域の魅力を発掘し、地域活性化や青年会議所運動の理解向上に繋げている。この運動発信を途絶えることなく、新たな茨城の魅力を創造していくために、茨城ブロック協議会は、各地青年会議所との共有した意識を持つことが大切である。いつの時代も勇気を持って率先して行動し、歴史を動かしてきたのは青年達である。我々青年会議所が、地域を動かす原動力となる運動を創り、明るい未来を描き創造していくことで、茨城を光り輝かせていくことを信じている。

【地域を輝かせるアカデミー育成】
茨城ブロック協議会は現在、約1000名の会員で構成されていて、アカデミー会員が約4割を占めている。この環境は各地会員会議所でも同じ声が聞こえていて、悩みの一つになっているようだが、決して悪いことではないと思う。アカデミー会員の声が、青年会議所運動の発信力の向上に繋がる一つのツールとなり、それが新たな会員拡大にも繋がっていく。そして、会員拡大が新たな青年会議所運動の力となり、地域の輝きに結びついていくことになる。その為に、茨城ブロック協議会ではアカデミーの育成をしっかりと行い、アカデミー事業を通して県内各地で地域を輝かせる人材を育成していく必要がある。そして、人は新たな環境に勇気を持って飛び込むことで、成長することを感じて頂きたい。また、会員拡大数状況についても各地会員会議所としっかりと情報共有する必要がある。近年の各地青年会議所の会員年齢を見ると、35歳以上の会員が多く、極端に20歳代の会員数が少ない現状がある。未来を見据え、茨城ブロック協議会が20歳代の会員拡大に繋がるロールモデルを創造し、各地青年会議所に発信していく。また、拡大情報の発信を定期的に行うことにより、近年成功している事例を検証しながら発信し、各地青年会議所と情報共有していく。そして、近年の会員数減少傾向の問題点を捉え、今後の青年会議所運動の力となる会員拡大に繋げていく。青年会議所は出向制度や、単年度制のため、毎年新たな環境で挑戦していくことができる。このメリットを最大限に活かして、出向者には多くの会員と繋がりを持って、刺激を受けることで成長を感じて貰えれば、きっと地域を輝かせる人材の育成に繋がると信じている。

【若年層の政治参画と憲法への意識変革】
若年層の政治に対する無気力感、絶望感、あきらめ感は良く聞く話である。政治的関心の低さは、未来を創っていく若者自身への政策的支援の不足や社会的負担の世代間の不公平などの深刻な問題に繋がる。その中で、公職選挙法の一部改正に伴い選挙権年齢引下げをした意図は、少子高齢化の進む日本で、若者は未来の日本に生きていく世代であることから、未来の日本の在り方を決める政治に関与してもらうことである。我々は、県内の有権者になる高校生に、過去3回開催したハイスクール議会を検証し、運営手法や対象者を再構築し固定概念に捉われることなく、自らが地域の未来を描いていくことの重要性と価値観を創出する機会を創り、若年層への主権者意識の醸成に繋げていく。そして、有権者が地域を動かす候補者を多くの情報の中から選択できるために、沢山の市民に発信し政治選択できる運動をしていく。近年の公開討論会ではインターネットを効果的に活用し、政治参画意識の醸成に繋げている。茨城ブロック協議会は、各地青年会議所との連携支援を強固にして、効果的な運動発信を、地域の未来の為に実施・支援していく。
また、国民主権の日本において、憲法を奥深くまで学ぶ機会が少ない。日本国憲法施行70年を迎えた中、憲法改正や集団的自衛権などについても社会情勢の中で議論が尽きない現状がある。我々は、国家の基本となる憲法を、一人ひとりが自由で公正な社会の担い手として、公共的な事柄に参加する責任感を身に付け、憲法に対する主権者意識の醸成に繋がる運動を実施していく。

【地域資源を活かした茨城の魅力発信】
茨城県や各市町村では、様々な事業を通して、地域の魅力を発信している。近年では各メディアにおいても茨城県の地域資源が取り上げられ、観光者も年々約8%の数値で増加している。これは、圏央道の開通や茨城空港活性化などのインフラ整備の影響や、「いばらき観光おもてなし推進条例」公布など、行政や県民が、茨城県の素晴らしい資源を発信する意識と行動してきた成果ではないだろうか。茨城県には地域性を持った素晴らしい資源が沢山あり、その資源の活かし方や発信が重要である。そのために我々は、地域経済分析システムなどのビッグデータの活用方法を学び、地域性活かした新たな価値の創造をしていく。そして、肝心なのは地域資源の魅力を茨城ブロック協議会のスケールメリットを活かして最大限に発信すること。発信した情報で、多くの国民に茨城のたからを意識付けることになり、茨城の魅力発信と地域活性化の一助に繋がっていく。多くの人々を巻き込む運動発信力を、今後の青年会議所は学んで地域に活かしていく必要がある。

また、防災・減災についても茨城ブロック協議会はしっかりと学び、有事の際に的確に行動していく。茨城県国土強靭化計画における基本理念として「強くしなやかないばらきづくり」があり、近年の災害から得られた教訓を踏まえ、県では地域防災計画の見直しなど、様々な対策が進んでいる。茨城ブロック協議会も、国土や経済、暮らしが災害や事故などにより致命的な被害をおわない強さと、速やかに回復するしなやかさを持つことを、平時から目指すことで、安心安全に暮らし続けられる社会を形成していく。

【心を磨く次世代の育成】
明るい豊かな社会を創造していくには、未来を担う次世代の育成が必要である。少子化問題を抱え、高齢化社会になっている日本。この茨城県もまた、残念ながら同じような環境が進んでいる。子供たちの人口が減少している地域では、同世代の子供たちと交流する機会が少なく、地域でのコミュニケーション不足や人との触れ合うきっかけが掴み難くなり、相手に対する思いやりや感謝の気持ちが薄れている。しかし、この環境は子供だけの問題ではなく、親世代にも問題があるのではないか。今だからこそ、未来を担う子供たちの育成と共に親世代も学べる、人と人との繋がりから得る美徳溢れる道徳心を培って頂きたい。
スポーツ教育について、スポーツを通して何を学ぶのか。何を教えるのか。また、その根本的な精神や姿勢を忘れてはいないだろうか。スポーツの魅力は、過程にある。過程こそ大切であり、勝敗は結果に過ぎない。勝つためにならば、どんな手段を使っても良いということになると、スポーツの未来は損なわれてしまう。スポーツ教育の目的の中心は徳育にあり、人格形成にある。その人格形成のための、手段として知育、体育がある。茨城ブロック協議会はスポーツを通じて、目標に向かい努力する意欲を培いながら、勝っても負けても、相手を思いやれる大きな心と強い精神力を身に付ける、グッドルーザーの精神を育む事業を実施していく。

【地域が輝く茨城ブロック大会】
2013年から、茨城ブロック会員大会から公益性を重要視して茨城ブロック大会と名称変更し、多くの市民にも参加して頂けるような大会構築を目指している。しかし、一般市民の参加状況は伸び悩んでいる現実がある。その中で、記念事業に関しては近年、多くの市民が参加している。それは、主管する地域の資源を効果的に利用し、市民の心を捉える運動発信が出来ているからである。茨城ブロック協議会最大の運動発信の場である、茨城ブロック大会では、多くの市民に青年会議所運動が伝播出来るような仕組みを創り、地域が輝く大会構築をしていく。また、主管する会員会議所も地域益を最大に活かせる場にして頂きたい。
それは、参加して頂く多くの市民や茨城県内24会員会議所の皆様が、参加して頂き満足して貰える運動発信は、茨城ブロック協議会役員だけが創り上げることは不可能であり、大会構築には主管して頂く、地域を一番良く理解している会員会議所の皆様や行政、各種協力して頂く団体の皆様との連携支援が必要不可欠になる。そして、地域性を活かした茨城ブロック大会を開催することで、市民参画意識の向上に繋がり、青年会議所運動の理解を深められ、地域が輝き郷土愛深まる大会になることを信じている。
茨城ブロック大会は未来へと継承していき、新たな歴史を積んでいくことが大切である。新たな開催地の誘致について精査し、次年度に繋がる開催地を決定していく。そして、大切なのは、誘致に対する思いをしっかりと踏まえながら調査すること。大会誘致というのは簡単な決意ではいけない。誰でも誘致できるということではない。しかし、会員が少ないから誘致できないということではなく、重要なのは茨城ブロック大会を誘致することで、主催者益、地域益、参加者益、主管益を効果的に活かすこと。そして、地域への思いが肝心である。
精神論ではないが、思い入れを持っていれば、仲間が自然と協力し最高の大会になるだろう。

【最後に】
茨城県の未来は明るい。何故なら、県内各地に、地域を愛している青年会議所があるから。人口減少や地域の魅力認知度の低さなど、まだまだ問題点はあるかもしれないが、青年会議所が新たな物事に一切の妥協をせず、愛する地域を未来に繋ぐために、率先して行動することで、地域に必要な人材を創出し、必ず明るい豊かな社会を築いていく。茨城ブロック協議会は、県内各地会員会議所を繋ぐ懸け橋となり、一人ひとりの心を繋げることで、茨城は必ず光輝き続ける。

個人の修練・社会への奉仕・世界との友情、青年会議所運動にはこの一つも欠かすことは出来ない。これまで辛い時や逃げ出したい時にこの三信条を思い浮かべ、勇気を持って前向きに行動してきた。JAYCEE としての誇りを持ち、常に挑戦してきた素晴らしい同志との出会いがあり、その姿を見て学んで成長した自分がいる。
青年会議所に入会すれば成長すると聞いたりするが、それは間違いだと思う。「3人のレンガ職人」の話を知っているだろうか。要約すると、旅人が3人のレンガを積んでいる職人に出会い、それぞれに「あなたはここで何をしているのか。」と尋ねた所、「見ればわかるだろ。レンガを積んでいるんだよ。」「ここで大きな壁を作っているのだよ。」「俺たちは歴史に残る大聖堂をつくってるんだよ。」とそれぞれの答えがあった。という話である。ここで、大切なのは目的意識を持って取り組んでいるかが重要である。青年会議所に入会して無理せず無難にこなしているだけでは、成長幅は少ない。人それぞれが、自分の経験値以上の物事に勇気を持って挑戦することで、その無理した分だけが人間としての成長ができる。そして、一生懸命明るい未来の為に前向きに行動すれば、おのずと周りには一生繋がれる仲間が集まり、今後の人生が輝くだろう。
結びに、青年会議所には出向という素晴らしい制度がある。茨城ブロック協議会に出向して頂く方には多くの運動や多くの同志との出会いを通して必ずや成長に繋げることを約束する。

~たった一度の人生。失敗を恐れず行動したことに誇りを持てる人生を歩んでいこう。~

PAGETOP