誰もが挑戦できる幸せな兵庫の創造

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兵庫ブロック地域分析シート

2018年10月26日
公益社団法人日本青年会議所
2019年度 近畿地区協議会
兵庫ブロック
会長 北本 宝

地域の現状

1.1 人口推移

兵庫県の人口は減少局面に入り、2040年には現在より約92万人少ない4,673千人減となり、1970年と同水準となります。兵庫県は人口減少社会の本格的な到来を迎えていますが、それをただ課題として捉えるのではなく、そうした変化に対応した社会づくりを進めることにより、新たな発展につなげられる可能性があります。


<参考>
国立社会保障人口問題研究所
http://www.ipss.go.jp

1.2 人口変化の要因

第2次ベビーブーム後、出生数は減少の一途をたどり平成28年の出生数は4.3万人となっております。自然増減について合計特殊出生率は平成28年で1.49であり平成20年以降自然減少が続いております。社会増減については製造業や建設業の多い地域であり労働力として外国人の転入超過が大きくなっているものの転出超過が継続しています。要因として、就職先として東京や大阪を選択することが多いため20代での転出増加が多く平成22年以降社会減となっております。微減ではあるが人口はほぼ横ばいで推移しており、兵庫県の地域性の多様さを生かした地域創生を進めていくことが重要です。

<参考>
兵庫県 人口データ分析ワークシート
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk11/jinkou-tochitoukei/jinkoubunseki.html

1.3 GDPの状況

兵庫県は「ものづくり県」として全国と比較して相対的に第2次産業に特化しており、近年の日本経済の回復基調を受け、生産面では多くの改善傾向が見られます。また兵庫県は日本海・瀬戸内海と接し内陸には豊富な山林があるため、自然資源に基づく第1次産業の増加も期待できます。第3次産業においても「宿泊業、飲食サービス業」の成長に見られるように訪日外国人の増加や豊富な 観光資源を利用して県内の新たな価値、魅力を見出し成長してきております。今後も第2次産業を基盤として、立地の良さと豊富な自然資源・観光資源を生かした産業を育てていく必要があります。


<参考>
兵庫県 県民経済計算報告書
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk11/documents/h27kenmingaiyouban.pdf

1.4 雇用の状況

兵庫県の有効求人倍率は上昇傾向にあり、平成25年度の0.88に対して平成30年6月度は1.54となっており、正社員の有効求人倍率も1倍を越えており、雇用の状況は改善しています。しかし経営者の視点で見ると人手不足とも言える状況で、特に淡路では2倍近い有効求人倍率となっております。


<参考>
兵庫県ホームページ 兵庫県の経済・雇用情勢
https://web.pref.hyogo.lg.jp/sr02/ie02_000000018.html

1.5 2000年以降発災した災害状況

兵庫県は1995年に阪神淡路大震災を経験して以降、激甚災害は発災していません。しかし山間部を中心に暴風雨が発生すると大小の被害が発生しており、死者が出た災害は以下の2件です。

〇台風23号(2004年10月19日~21日)
総雨量:372mm 最大時間雨量:72mm
死者:26人 全壊・半壊:7,516戸

〇8月豪雨(2014年8月16日~17日)
総雨量:414mm 最大時間雨量:91mm
死者:1人 全壊・半壊:69戸

<参考>
兵庫県CGハザードマップ
http://gakusyu.hazardmap.pref.hyogo.jp/bousai/dosha/history/

1.6 その他の状況

〇事業所数の推移について
平成28年6月時点の兵庫県の事業所数は215,192で、平成24年時点の調査に比べて3,685減少(1.7%減)しています。特に中部、北部地域の小規模事業所が減少しており、会員拡大にも看過できない影響が出ております。

<参考>
兵庫県 平成28年経済センサス
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk11/shoukougyoutoukei/28census/28census2.html

〇インバウンドについて
2016年度の調査では兵庫県は訪問数、訪問率とも全国11位となっており、多数の外国人が兵庫県を訪問しています。しかし1人あたりの消費金額経は11,311円で全国44位となっており、近隣の大阪では訪問者数が716万人で京都では481万人の訪問者数があり、この2つの地域と比べると低水準であり、経済的な恩恵を受けているとは言えません。兵庫には淡路や城崎をはじめとする魅力的な観光地が数多くありますが、これらが外国人に効果的に発信されていない状況と言えます。2030年には400万人の訪問者数を目指します。

<参考>
訪日ラボ
https://honichi.com/areas/kansai/hyogo/

兵庫ブロック連携事業戦略シート

2018年10月26日
公益社団法人日本青年会議所
2019年度 近畿地区協議会
兵庫ブロック
会長 北本 宝

SDGs達成に向けた運動について

 国連は、2030年までに達成すべき17のゴールとして持続可能な開発目標(SDGs)を定めま した。サスティナブルな世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、発展 途上国のみならず、先進国とともに取り組む目標となっています。

 兵庫ブロックとして、目標11『地域社会で SDGsを達成していくための事業の企画・実施』達成に 向けて、『ブロック大会でのフォーラム』実施、目標1『地域に則した社会保障制度と地域のあり方 を考える事業』実施、目標16『選挙における各種討論会の実施・支援』達成に向けて、『討論会』 事業の実施、目標17『ブロックと連携した会員拡大支援の企画・実施』達成に向けて、『兵庫ブロックの全25LOM とブロックとの間で拡大に関する事業』事業の実施、目標4『ブロックアカデミー事 業と連携したカリキュラムの企画』達成に向けて、『アカデミー事業』の実施に取り組むとともに、各 LOMが取り組むSDGsの事例について発掘・共有していきます。

2 ブロック連携事業の構築

①地域社会でSDGsを達成していくための事業の企画・実施

【SDGs設定】
I.ゴール11.ターゲット10.a、ゴール17.ターゲット14.16.17
持続可能な社会へと発展させるために、兵庫県内で先駆けてSDGsに取組んでいる企業の紹介等を交えて兵庫県内25LOMにSDGsの目標を浸透させ、それぞれの事業に目標を設定することで、地域経済の発展につなげます。

【KPIの設定】前項と連動
兵庫ブロックの10事業ならびに兵庫ブロック内25LOMから3事業ずつ提起してもらい、合計85事業を達成します。

【5つの戦略】
1)IMPACT(影響力)
SDGsを兵庫県で率先して取り組んでいる企業を誘致し、LOMでの取り組みやメンバーの企業に浸透させることで地域に持続可能なインパクトをもたらします。
2)MOTIVATE(意欲)
兵庫県内にSDGsの運動を浸透させるために、兵庫ブロックから25LOMにSDGsを推進し、SDGsの運動に感化されたメンバーがそれぞれの企業でSDGsを取り入れ、企業レベルでSDGsを取り組む運動の輪が兵庫県内に拡がることで、兵庫県民のSDGsへの意識を高めるとともに一人ひとりのSDGsへの参画意欲を高めます。

3)INVEST(投資)
JCと地域の企業が連携し、将来にわたり活用することのできるネットワークを作る投資を行い、継続してSDGsへの取り組みを実施できるようにします。

4)COLLABORATE(協力)
JCと地域の企業、そして地域の若者が協力して運動を展開し、SDGsネットワークを構築します。

5)CONNECT(つながり)
兵庫ブロックと25LOMが連携をとり率先してSDGsに取組むことで、それぞれの地域と企業をつなげ、持続可能な開発を確立します。

【政策手法(ゴールデンサークル)】
Why(理由): 世界規模の共通目標である社会問題を改善するために、県民の社会問題への意識を高め、持続可能な社会開発を確立する必要があります。
How(手法): 予定者段階から兵庫ブロック内で達成するSDGsの目標値を掲げ、25LOMにSDGsを周知する勉強会を開催し、兵庫県で先駆けてSDGsを実践する企業の取り組みの紹介をすることで、25LOMがSDGsに積極的に取り組む推進を実施します。
What(対象):兵庫県内25LOMが率先してSDGsに取組み、そして、メンバーの企業も率先してSDGsに取組むことでSDGsの運動の輪を兵庫県内に伝播する推進をします。

【外部協力者・種別】
日本青年会議所SDGs推進会議・政策支援、株式会社アシックス・実施支援、JICA関西・政策支援

②地域に則した社会保障制度と地域のあり方を考える事業の企画・実施

【SDGs設定】
I.ゴール1.ターゲット3

県内における少子化問題の地域差を分析、是正します。

【KPIの設定】前項と連動
全25LOM から 各1人又は1団体の協力を取り付けます。

【5つの戦略】

1)IMPACT(影響力)

少子化問題に対し、各LOMがそれぞれの地域の問題や成功している取り組みを収集し、そこから導き出した政策案を兵庫県のトップに直接提案する仕組みを確立します。
2)MOTIVATE(意欲)
様々な地域で社会福祉や子育て環境等、少子化問題に取り組んでいる方から各地域での失敗体験と成功体験の両面について語って頂く事で、参加者により強い共感と挑戦意欲を生み出します。
3)INVEST(投資)
意見交換会の場に少子化問題に取り組む方にも参加してもらい、JCメンバーへ語ってもらいます。
4)COLLABORATE(協力)
最終的には井戸兵庫県知事に対し吸い上げた地域全体の声を届け、兵庫県ならではの地域差縮小の社会保障制度の実現に向け協力を要請します。
5)CONNECT(つながり)
各LOMの地域で社会福祉や子育てに対し積極的に取り組んでいる方の事例、成果を取り上げ、ブロックで情報を 共有します。

【政策手法(ゴールデンサークル)】
Why(理由):県内における少子化問題の地域差を分析、是正するため。
How(手法):兵庫県内のLOM地域の抱える社会保障、福祉整備を討論テーマとして設定し、ブロック役員団との懇談会の場で各LOMと意見を交換します。
What(対象):県内における社会保障整備案を取り纏め、9月に兵庫県知事に提案します。

【外部協力者・種別】
井戸敏三(兵庫県知事:政策提言)、兵庫県(県民局、県民センター:政策提言)
各LOM地域で少子化問題に取り組む個人、法人(意見交換)

③選挙における各種討論会の実施・支援

【SDGs設定】
I.ゴール16.ターゲット16.7
日本や兵庫県が抱える問題の解決のため、国政や地方行政に国民や市民の声を適切に反映させ、JC の活動を発信する機会とするため、各種討論会の実施を後押しします。

【KPIの設定】前項と連動
I.国政選挙及び統一地方選挙等の選挙において、立候補者を招いた討論会を行います。
兵庫県内の投票率につき、60%を目指します(2016 年参議院選挙は 53.74%)。

【5つの戦略】
1)IMPACT(影響力)
討論会を実施し、日本及び兵庫県の抱える問題について討論することによって、国政及び地方行政に対する関心を高め、投票率の向上を実現します。
2)MOTIVATE(意欲)
日本及び兵庫県の抱える問題について、メンバーや市民の関心を高め、主体的に考える機会を提供することにより、投票という方法で国政及び地方行政に参加する意欲を高めます。
3)INVEST(投資)
日本や兵庫県の現状を把握し、適切に問題点を見極める人材を育成し、メンバーや市民の関心を喚起するための手法に投資を行い、投票に向けた動機付けの機会を提供します。
4)COLLABORATE(協力)
各選挙における立候補者、さらには日本や兵庫県の抱える問題を研究する大学教授等との協働を進め、メンバーや市民に対し、問題点の存在や考え方の指針を提供することで、投票に向けた動機付けとします。
5)CONNECT(つながり)
ストリーミング技術等を活用することによって、選挙の実施前にメンバーやより多くの市民が、立候補者との間で、日本や兵庫県の抱える問題点やそれに対する考え方を共有します。

【政策手法(ゴールデンサークル)】
Why(理由):日本や兵庫県が抱える問題の解決のため
How(手法):各種討論会の実施を後押しします。
What(対象):国政や地方行政に国民や市民の声を適切に反映します。

【外部協力者・種別】
各選挙の立候補者、日本や兵庫県の抱える問題を研究する大学教授等。3選挙における各種討論会の実施・支援

④ブロックと連携した会員拡大支援の企画・実施

【SDGs設定】
I.ゴール17.ターゲット17.16、ゴール4.ターゲット7、ゴール5.ターゲット5.c
会員拡大を成功するためには、今までの手法やLOMの慣例にとらわれていてはなしえません。組織そのものを変えたいという強いリーダーシップのもとメンバー全員が取り組まなければなりません。そのためには、一人ひとりが、LOMが消滅してしまうかもしれないという危機感を共有し、拡大の意識を高める事業を実施します。また、1 年を通じて、各LOMが開催する拡大例会や異業種交流会に積極的に参加することで、LOMとブロックの信頼関係を築き、 JCのネットワークを活かした拡大支援を実施します。

【KPIの設定】前項と連動
兵庫ブロックの全てのLOMが純増を達成し、且つ兵庫ブロック全体で34%拡大し、1,200名の会員数を達成します。

【5つの戦略】
1) IMPACT(影響力)
青年会議所のネットワークを活かし、全国で成功している拡大の手法や組織改革の手法を兵庫ブロック内の各地域における具体的な問題点と結びつけることで、各地域の実状に合わせた手法によって会員拡大を実現します。
2)MOTIVATE(意欲)
兵庫ブロックが旗振り役となり、兵庫県下の全25LOM が連携し、会員拡大に向けたビジョンを共有することで、会員拡大に向けた意欲を高めます。
3)INVEST(投資)
会員拡大を実現させるために、各地域の実状を踏まえたビジョンを策定し、戦略的な拡大を行うための人材の育成及びそのための手法に投資を行い、各地域の実状に合わせた拡大のシステムを構築します。
4)COLLABORATE(協力)
対内的には、主として事業を通して、また対外的には、地域に住む青年との関わりの機会を提供することで、持続可能な拡大の発展に繋がるシステムを構築します。
5)CONNECT(つながり)
兵庫ブロック内における会員拡大の状況を拡大ロードマップを用いて適時把握し、共有することで、兵庫ブロックや他 LOM と相利共生しながら、持続可能な会員拡大を実現します。

【政策手法(ゴールデンサークル)】
Why(理由):慣例から脱却し、今の時代にあったJCへと組織改革をおこなうことで、各地域の実状に合わせた持続可能な拡大につなげるため。
How(手法):25LOMに拡大ロードマップを毎月提出してもらい、各地域における拡大における具体的な問題を洗い出し、解決に向けた具体策の提案を行います。
What(対象):各地域の実状に合わせた拡大のシステムを構築します。

【外部協力者・種別】
日本青年会議所JC拡大会議・政策支援

⑤ブロックアカデミー事業と連携したカリキュラムの企画・実施

【SDGs設定】
I.ゴール10.ターゲット10.2
(目的)事業の構築に意欲的で、地域のために頑張れる、地域の魅力を共有できるメンバーの育成

【KPIの設定】前項と連動
アカデミー事業を2回開催致します。

【5つの戦略】
1)IMPACT(影響力)
アカデミー委員として出向するメンバーに、これから必要とされるリーダーの気概を持たせ、兵庫の未来の発展をさせます。
2)MOTIVATE(意欲)
アカデミー事業を取り組み各地域での失敗体験と成功体験の両面を経験し、アカデミー出向者に強い共感とリーダー意欲を生み出します。
3)INVEST(投資)
アカデミー委員として出向するメンバーに、将来にわたり活用することのできる友情を育む投資を行い、継続してアカデミー事業に参加します。
4)COLLABORATE(協力)
アカデミー委員として出向するメンバー同士の絆を育み、地域の魅力を共有します。
5)CONNECT(つながり)
アカデミー委員として取り組み成果を取り上げブロックで情報を共有します。

【政策手法(ゴールデンサークル)】
Why(理由):各地域のリーダーの地域差を分析し同じ気概を持ってもらうため
How(手法):アカデミー事業を通じ同じ目標に向かって苦楽を経験し、同じ想いを共有する喜びを体験することで若手会員に JC 活動の楽しさを学んでもらいます。
What(対象):入会3年未満のメンバー。

【外部協力者・種別】
日本青年会議所日本アカデミー委員会・政策支援・実施支援

3 アクションプラン

3.1 ブロック協議会としての役割

兵庫県には25の会員会議所があり、約1,000名の会員がそれぞれの地域を想い活動しています。それぞれ培ってきた歴史や伝統があり、そこに地域性が加わることで、他にない素晴らしい魅力をもつ会員会議所が多くあります。しかし、それと同時にそれぞれの会員会議所が抱える課題があるのも事実だと考えます。兵庫県には各地域でリーダーとなり得る、力ある青年が数多く存在していると確信しています。兵庫ブロック協議会は、こうした非会員の青年達へ強いインパクトを与えられる運動を展開すると同時に、25会員会議所の地域性を生かした運動や活動、課題を共有し情報交換を通じて会員会議所の支援を行い、発展に寄与します。そしてLOMとの距離感を縮め、強い信頼関係を構築します。本会と各地会員会議所をつなぐパイプ役としてLOM益に繋がる事業に取り組むことは勿論のこと、兵庫県の更なる発展のために、兵庫がもつ地域資源の効果的な発信や、経済発展に寄与できる事業を展開し、会員会議所や地域から必要とされる様、その在り方を追求しながら活動に取り組んでいくことが役割であると考えます。

3.2 ブロック独自の事業

・ブロック大会三木大会の実施
・兵庫県知事との懇談会
・ブロック役員団とLOM役員との懇談会の実施
・ブロックアカデミーの実施

3.3 1年後の姿

近年は急速に変化する国際情勢や地球温暖化、異常気象等の環境問題に起因する災害が多発しています。これまで私たちの想像を上回る大災害に直面する我が国の未来を考えた時、JACEEとして自分たちが地域のリーダーとして、率先して行動の模範とならなければならないと考えます。
1年後の兵庫ブロック協議会として25LOMの会員会議所のメンバー一人ひとりが兵庫県及びそれぞれの地域でリーダーとしての自覚を持ち、地域のために率先して行動できるメンバーを増加させます。兵庫県は日本の中心に位置し、北は日本海、南は瀬戸内海に面し、日本の縮図と呼ばれることもあります。地域より違いはありますが、兵庫県で活動するJAYCEEとして自覚をより強く持ち、郷土愛と情熱もって地域の問題に向き合い、運動を展開していかなければなりません。意識と行動が変われば、人のために送る人生に喜びを感じることができ、自分の運命をも変えることができると考えます。メンバー一人ひとりを地域のリーダーとして覚醒させるブロック協議会運営に邁進してまいります。

以上


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