〜持続可能な熊本の実現へ Let's Try〜

会長所信

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公益社団法人日本青年会議所 九州地区 熊本ブロック協議会 2019年度 会長所信

 

一般社団法人 八代青年会議所

福島 浩太郎

JCが人生の礎とならん
~持続可能な熊本とJCを創ろう~
人生は一度きり、その中で一体何を成し遂げて、人としてどう生きていくのか。この時代に宿命として生まれ、この生命を何のために使い、そして誰のために使命を尽くすのか、これから生きていく中で、そのことを問いかけ行動をおこしていこう。

 

【はじめに】

戦時中である1942年に熊本県八代市で私の親父は生を受け、祖母が女手ひとつで魚屋の行商ことです。中小企業の経営者、また2代目の集まりであるJAYCEEは、一度そのことを真っ向から受け入るべきと考えます。それがJCごっこではなく、時代がどんなに変わっていっても、真の青年経済人による青年経済人のための魅力ある団体にならなくてはならないからです。本業あってのJCであり、その姿勢が問われているときでもあります。しかしその先には、地域の発展に寄与することが使命であることは忘れてはなりません。
だからこそJAYCEEの資質と運動そのものの向上が必要不可欠になるのではないかと考えます。人生の学び舎であるJCで多くの経験や学びを本業に活かし、会社を成長させるために、まずは自分自身を律し、社会で通じる人間性の成長が必要であると考えます。そこを理解した上で私たちがやるべきことは、何なのかが始まるのではないでしょうか。

 

【熊本ブロック13会員会議所のために】

熊本ブロック協議会内13会員会議所の各地域にて行われている運動活動は、それぞれの地域に根ざし、郷土愛に満ち溢れ未来へつなぐ事業として展開されています。そんな中、熊本ブロック協議会は各地会員会議所にとってどんな存在であるべきなのでしょうか。それは、公益社団法人日本青年会議所の想いを伝えるのが熊本ブロック協議会であり、各地会員会議所に対して総合調整機関として的確に伝え、費用対効果の高い運動につなげていかなければなりません。そして、各地会員会議所と一番近い距離で連携し、情報交換及び、事業支援によって最大限の効果を発揮して頂くように、行動をおこしていくことが必要だと考えます。また、各地会員会議所から多くの出向者から成り立つ組織である以上、一年間を通して会員が自己成長につながる協議会でなくてはなりません。つまりは、各地会員会議所メンバーが地域で輝いてこそのブロック協議会でなければなりません。そのために熊本ブロック協議会は存在し、協議会運営においても円滑に熟議できる場を設け、求められる協議会へと変革を行い、JC運動で地域にインパクトを与え意識変革団体としてJC自体が新たな価値になると信じています。

【防災、減災に対する意識の向上】

自然災害はいつ何処で起きるかは誰も予測できません。2018年7月6日から大雨が降り注ぎ西日本地区を襲った「平成30年7月豪雨」、6月18日に震度6弱を観測した「大阪北部地震」、9月4日に近畿地方に猛威を振るった台風21号、9月6日に震度6強を観測した「北海道胆東部地震」。また、2年前の2016年4月1
6日、震度7の地震を2度観測した熊本地震。激甚災害によって多くの尊い命が失われました。熊本地震においては2年の月日が流れ甚大な被害を受けた各地の復興が本格化してきました。まだ全てが完全復旧とはいかないまでも、頻発する自然災害においては、いつどこで起きるのかわかりません。そして忘れた頃にやってくる可能性も有ります。また、2011年に起きた東日本大震災という決して忘れることのできない災害に見舞われ、甚大な被害があったことは言うまでもありません。私自身も災害後現地を訪れ、自然災害の恐ろしさを肌で感じた瞬間でした。しかしながら、どの災害にしても災害後の悲惨な状況において、日本人の精神性は失われることなく、略奪や暴動などが起きず、一人ひとりが冷静に礼儀正しく行動し、お互いを助け合っている現状を知って改めて日本人として誇りに思う瞬間でもありました。
これからも熊本ブロックにおいて経験した災害を教訓として、防災、減災に対する意識や知識の高揚をはかり、自分たちの住み暮らす地域は自分たちで守り続けていかなければなりません。そして、これまでの経験から導き出される支援活動の問題点を見直し、次に訪れる災害時には機能する人的ネットワークの構築が必要です。これらを推進し復興に向かう一助となるべくJCの組織を強化してまいります。

【熊本の未来を担う子どもたちの人財育成】

私は、2009年にJCの扉を叩き入会させて頂き、入会3年目でLOMの委員長という大役を頂き、明るい豊かな社会のためにLOM独自に策定したビジョンの実践や、地域の未来を担う子どもたちの人材育成を行ってまいりました。そこで、学び得たものは、人に想いや情熱を伝えることの難しさ、他人の意識を変革し未来を明るく照らす道標を示すことの難しさを身にしみて感じた経験でした。しかし、この一年間があったからこそ、今の私自身があるといっても過言ではありません。
そして、これからも熊本の未来に対して大切なことは、次世代の力である子どもたちを育むことが重要課題だということはいうまでもありません。「子どもたちの成長」をキーワードとすれば、夢や目標を持ち何事にも挑戦する高き志を育むことが大切だと考えます。夢や目標は人のエネルギーです。夢や目標があるからこそ、人は前を向いていくことができます。まずは、次世代を担う子どもたちの心豊かな成長につなげていくために、熊本ブロック協議会として、2019年に女子ハンドボール世界大会が熊本の地で開催されることを絶好の機会と捉え、スポーツの力でそのスケールを感じて頂き、合わせて国際感を育むことで夢や希望溢れる人材育成につながる事業を開催してまいります。

【地域社会でSDGs達成に向けた運動の推進】

国連は、2030年までに達成すべき17のゴールとして持続可能な開発目標SDGsを定め2015年9月に国連で採択されました。サスティナブルな世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、3年をかけて世界中で政府・国連・市民社会・企業・研究者・女性・若者などのさまざまな立場の人たちが協議を重ね、世界から1,000万人もの人々がオンライン調査を通じて声を届けることで成立した「みんなのための・みんなで支える」目標で、発展途上国のみならず先進国と共に取り組む必要があります。また、SDGsは、すべての国連加盟国が約束した経済・社会・環境の側面を包括的に推し進めながら、2030年までにあらゆる形態の貧困に終止符を打つという非常に野心的な「世界レベルの社会契約」であります。人権に根差した「誰も置き去りにしない」というSDGsの考え方は、難民をはじめとする取り残されがちな人々を包摂しようというものです。常に先駆者として世界とのつながりよって時代を創ってきたJCは、SDGsを当事者として捉え、これから行うすべての事業立案において関連付けを行う習慣を身に着け、持続可能な社会の構築のために取り組みます。
そこで、社会改善に向けた取り組みである、持続可能な開発目標SDGsを推進していくために、JCがハブとなり官民一体となったパートナーシップ築きます。そして、官民一体となってSDGsに取り組み方に対し叡智を結集し、地域の特性を活かした新たなSDGsビジネスを推進する事業を展開します。そして、熊本ブロックでは、SDGs未来都市に選定された小国町や積極的に取り組んでいる市町村もありますが、まだまだSDGsとしての認知度が低い状態です。持続可能な開発目標であるSDGsによって「誰一人取り残さない社会」にするために、まずは官民と力を結集しその必要性と向き合い理解した上で、具体的にSDGsに対して取り組む企業を創出し、地域社会に推進を図り社会へ波及させていきます。

【少子化による人口減少問題と地域のあり方を考える】

この熊本ブロックは、県内に3つの世界遺産として、荒尾市の万田坑、宇城市の三角西港、そして2018年に世界遺産に認定された天草市の崎津集落を有し、これまで以上に熊本県内の地域活性化につながる起爆剤として期待されています。また、国際港八代港が国際クルーズ拠点として認定され海外からのインバウンドによって経済の充実を図り、GDPも2015年度と比較すると5,000億円もの増加が見込まれています。しかしこれは、熊本地震の復興事業による一時的なGDPの増加であり、その内の7割が建設業に対しての増加であり偏りのある状態であることは否めません。
また、少子高齢化による人口減少問題が日本の成長を阻む要因になることは否定できません。近年その歯止めが効かず深刻の一途を辿っております。そして、責任世代である事業後継者や地域の若者が首都圏への流出によって人、2018年の熊本県の人口は約176万5千人に対し、約27年後の2045年には、人口予測は142万人とされています。27年で約34万人(減少率は19.3%)となり急速な人口減少の推計が出ている事態です。出生率の回復は期待されず全国平均から見ると、ここ近年は1.65%を推移し、日本JCが目指す合計特殊出生率2.07の回復までは程遠い状態です。
この社会問題解決のために、JCとして多子社会実現へ向けた議論と、社会保証制度のあり方を考える事業を推進してまいります。地域に則したこれからの社会問題解決のために、討論会を実施し県民一人ひとりが意識変革を起こし、誰もが安心して子供を産み、郷土愛をもって地域に住み暮らし「ひと・まち・しごと」を総合的に見直してまいります。2019年度は統一地方選挙と参議院選挙において、若年層の政治参画を促すために、熊本の成長戦略として多子社会への課題実現、社会補償制度のあり方についての議論を産官学で連携を行い討論会で発信いたします。また、地域経済の低下につながらない対策、いわゆる企業の成長が地方を活性化する重要な課題の一つといえると考えます。我々は自らの事業を成長させ強くすることが、地域の活性化につながり、そしてこのまちに住みたいと県民が思うことが、この社会問題を解決する一歩になるのではないかと考えます。
また、熊本には有形無形関わらず、自然豊かな環境や食、これまで受け継がれてきた歴史文化伝統など魅力的な資源があります。その中で新たなものを創出することも必要ですが、やはり今あるものに対して更に磨きを掛けることも重要だと感じます。そして、未だその魅力に気付いていないことが現状でもあると感じます。JCは、地域の宝を掘り起こし、地域に根付く新たな価値を創造してまいります。

 

【希望溢れるJAYCEEの確立】

我々が明るい豊かな社会を実現するために一番必要なことは何か。それは、全ての物事に対して覚悟をもって挑戦する志を持つリーダーを一人でも多く育成することだと私は考えます。人間は自分にとって嫌なこと面倒くさいことから逃げることは得意だと感じます。なぜならば、以前の私がそうだったからであります。しかし、JCという学び舎で己の未熟さを知り、これでは将来会社のリーダーになったとしても、会社の発展はおろか社員を路頭に迷わすことに成りかねないと心底思いました。しかし、JCは挑戦する志さえあれば自己成長は約束されている団体であることは間違いありません。要するに「できるかできないか」ではなく「やるか、やらないか」であります。
「頼まれごとは試されごと」
これは、私が好きな事業家の中村文昭さんの言葉であります。いわゆる人間として生きている間の全ての頼まれごとは試されているのである。そうであれば頼まれたことに対して全力で応え、頼まれた相手の予測を上回る結果を出すことが、人間としての信頼につながり、次第に必要とされ自分しか出来ない大切な役割が社会から与えられていくという意味であります。私自身はその言葉で奮起し、これから人生をどのように生きていくのかを考えてきました。人生を決めるのは自分自身ではありますが、まずは自分の心が変わることがなければ、社会を変えていけるはずもない。その変わるきっかけは一人ひとり違うものかもしれない。しかし、JC会員として何かの理由をつけてやらないよりも、己自身の志を呼び起こし、この学び舎で自己研鑽に努めていこう。現代社会における社会問題を打破し、地域に変革をもたらす人材育成を推進してまいります。
「人は人でしか磨かれることはない」
熊本ブロック協議会としては、JAYCEEとしての資質向上を促していくために、その人財育成の支援として日本青年会議所の公認プログラムやセミナーを最大限に活かし、一人ひとりの成長の機会を提供してまいります。しかしながら我々は青年会議所のプロになるのではありません。次世代を担う地域のリーダーとして、社会で通用する人間力を育むために、これからも人が人と出逢い、人とのつながりを大切に考え、そして人が人を磨いていかなければならないと考えます。そのために、熊本ブロック協議会として熊本をより強固なものにしていくために、各地会員会議所とも連携し事業を構築してまいります。

 

【持続可能なJCを創る】

JCしかない時代から、JCもある時代と言われるようになり、今全国的に、会員数が減少している傾向にあるのは何故でしょうか。こんな時代にJCなんてやっている場合ではないと言われることもあります。しかし、私達は、JCをやっているのではなく、JCを使って様々な機会に参画することで社会性と人間性を磨き、社会がなんたるものかを勉強できる「人間道場」であると確信しています。そして、私たちは当然のことながら、それぞれに社業をもち仕事をしながら、この社会が明るくなることを望んでいます。社業をもつ我々であるがゆえに、なぜかビジネスの話はご法度だと先輩たちからは言われてきました。しかしそれが、JCに対して入会しようとする新たな人材にとって弊害になっている可能性も否定できません。このJCのネットワークを存分に使い社業あってのJCであることの原点に立ち返り、守るべきものは守り、変えていくべきところは勇気と知恵をもって変え、新しいJCのあり方を確立してまいります。多様性に溢れ、魅力的な若者がJCにいるこの現状を最大限に活かし、真剣にJCと向き合い社業も人一倍頑張る新たな人材を発掘していくために、県内13LOMと連携を図り、新たな力を拡大できるように支援してまいります。

 

【JCが人生の礎とならん】

平成の時代が終わり2019年度は、新たな時代として幕をあけようとしています。我々が住み暮らす熊本はこれからどうなっていくのでしょうか。私たちは、どんなに時代が変わっても熊本と共に成長したい、熊本で働きたい、熊本に住んでいたい、熊本を大好きでいたい、熊本で子どもを育てたい、そう想いそう願っています。
これだけ世のため人のために本気で戦っている自立した青年経済人の団体が他にいるでしょうか。私たちは、これからも己自身が関わるすべての人により良い影響を与え、意識変革を興していくために、世論を喚起し唯一無二の政策立案実行団体として、これまでの常識や固定概念を覆し、時代の変化を恐れない勇気をもって果敢に行動を興しJC運動を地域に発信してまいります。そして、誰もが挑戦できる幸せな熊本の未来を創造するために、学び舎であるJCでJAYCEEが自己成長を果たし、熊本の持続可能な社会の実現につなげてまいります。
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