事業名称

 創立50周年記念事業 明るい平和花園設立 平和への願い~KIZUKU~

申請LOM

 公益社団法人朝倉青年会議所

事業に至る背景

私たちの住むこの地にはかつて東洋一とうたわれた旧陸軍大刀洗飛行がありました。戦時中の昭和20年3月27日、アメリカ軍はB29爆撃機74機による第一次空襲を決行します。その激しい爆撃は多くの命を奪い、その時に誤って投下された爆弾が、頓田の森に避難していた31名の子どもたちの尊い命までも奪いました。
今から38年前にそのことを知った朝倉JCの先輩方は、悲劇を忘れようと固く口を閉ざしてしまった体験者と語り合い、荒れ果てた頓田の森を開拓して「平和花園」を築きました。それは今もなお先輩方の想いとともに引き継がれており、朝倉JCでは維持管理事業として活動を続けています。
しかしながら、昨今は近隣地域の住宅化による移住者の増加や当時を知る世代の減少により、この地を慈しむ心は失われつつあります。戦後70年を過ぎ、当たり前の平和の中で生きる我々は、この地で起こった歴史に触れ、戦争の悲惨さを知ることで2度とこのようなことが起こらないように次の世代に平和への想いを繋いでいかなければなりません。
そのために朝倉JC創立50周年を迎える今、頓田の森平和花園を多くの人が足を運んでくれる場所とし、地域の方々とともに歴史や平和への想いを伝えるこの場所をもう一度進化させる必要があります。

事業の目的

<対外>
・暗く近寄り難い公園から明るく親近感の持てる公園へと姿を変えることでイメージアップを図り、より多くの人に平和への祈りの場として頓田の森を知っていただくための機会を提供します。また、ともに語らいながら公園を作るなかで平和への想いを育んでいただきます。
<対内>
・頓田の森での出来事や先輩方の想いを再認識する機会となり、戦争の恐ろしさを伝える平和事業の重要性を再認識できます。
・多くのメンバーが事業に関わることでLOM の結束力がより強固になります。

事業概要

地域の皆様の理解や協力のもとLOM メンバーを中心に平和花園敷地後部にある約1000㎡の竹林伐採と整地を行い、昼間でも薄暗い花園を明るく広々とした場所へと開拓します。開拓後は、多くの人に頓田の森での出来事や平和への願いが伝えられるような3枚の看板の設置や、危険な夜道を照らしてくれる街灯の設置などを行います。全ての工程が終了したら地域住民や子どもたちとともに椎の木や紫陽花、芝、クラピアなど草木の植栽・植樹を行う開園式を実施し、参加者やメディアを通じてこの場所を広く周知させていきます。
【工事内容】
工事期間 2月9日~4月13日(64日間)作業日数53日間
参加者数 現役43名、賛助会員1名
延べ参加人数 443名(8.35人/.1日)
①竹の伐採、伐根、粉砕、搬出作業(31日間)粉砕機無償貸出:大橋鉄工
チェーンソーを用い約1000㎡の竹林を切り倒します。切り倒した竹は粉砕機で粉々に砕き地域の方へ肥料として提供します。次に竹の根を重機を用いて約1mの深さで掘り出していきます。掘り出した根を手作業で土を落としフレコンバックに詰め込み、ダンプで置き場まで運び出します。
②真砂土搬入、整地作業、測量(9日間)測量無償:福本土地家屋調査士事務所
竹の根を取り除いた土を重機で平らにしながら固めます。そして根を取り除いたことで下がった地面に真砂土を2tダンプで100回以上搬送し、整地作業を繰り返します。
③花壇作り、砂利の搬入(約4日間)
新たな花壇を作り、砂利を約30㎥ダンプで花園まで運び敷き詰めていきます。
④通路作り、パーゴラ、フェンスの設置(6日間)
先輩方に寄付していただいた材料を使い自作でフェンスや通路を作っていきます。
⑤街灯、看板の設置(2日間)街灯製作・引き込みポール製作設置:九電工、看板製作:日匠
街灯と看板の設置を基礎工事から配線まで各専門職メンバーの指導のもと自分たちで作ります。
⑥仕上げ、開園式準備(2日間)
フェンスの塗装上塗りや芝や紫陽花の準備、街灯の点灯テストなど最終確認を行います。
【開園式】
4月14日(日) 9:00~12:00(メンバー集合8:00)
メンバー31名 OB26 名 事務局 1名 子ども 24 名 一般 26 名 参加者合計108名
椎の木の記念植樹、芝(500㎡)と紫陽花(100 本)の植栽
シロツメ草の種(2kg)とコキアの種(400個以上)の種まき
ご協力いただいた皆様への感謝と地域内外へのPRも含め開園式を執り行います。植樹、植栽の作業を行うことで参加した人たちが自分たちが作った花園と思えるようにします。

結果・影響(LOM、社会)

対外: 明るくなったことで訪れやすい場所になり、子どもたちが遊ぶ姿を見られるようになりました。小学生が千羽鶴の前でお参りをしてから遊んでいたり、中学生が看板を読みながら祖母が話していたという戦争の話をしていたり、立石小学校では授業の一環として1年生全員を花園で遊ばせたりしています。これは花園で無意識に遊びながらもこの地の歴史や重要性を知る機会となっています。
また、地域内外の関心も高まっており、新聞を見ましたと言われる遠方の方や来たことなかったと言われる地域の方も来園されています。多くの皆様に愛され必要とされる場所に近づいたことで、今後もこの活動が地域内外の人や子どもたちに平和の大切さを伝えるための朝倉の礎となると考えます。

対内: 全メンバーが参加したこの事業は協力し助け合うことでLOM の結束力を高め、そしてJC の魅力や意義を再確認する機会となったと思います。また、地域の皆様や各団体の皆様との会話や事業を通じて先輩方が長年やってきた想いに触れることで平和事業の重要性を改めて感じることができたと考えます。

協力団体

朝倉市平和事業実行委員会
大刀洗平和記念館
朝倉市役所
立石小学校
立石コミュニティ協議会(会長 早野勝利氏)
頓田区(区会長 大富正壽氏)
いすや頓田会館(馬場昭典氏 特別会員)・・・駐車場、トイレ借用
大橋株式会社・・・竹粉砕機の無償レンタル
福本土地家屋調査士事務所・・・測量

事業風景創立50 周年記念事業 明るい平和花園設立 平和への願い~KIZUKU~-1