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会長意見書

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公益社団法人日本青年会議所
東北地区 山形ブロック協議会

2020年度 会長 奥山恵治
(所属:公益社団法人 天童青年会議所)

壁というものは、超えられる可能性がある人にしかやってこない。
大事なことは、自分の限界を少しずつ超えていく、それを続けること。
昨日の自分より、今日の自分 今日の自分より、明日の自分
いつでも自分に挑戦してほしい。
私たちは、何のために運動を行っているのか
自分に問いかけ、夢を描いて行こう。
圧倒的な熱量で行動を起こし
今日の自分を「超」えて可能性を広げて行こう。

【はじめに】

JCと出会う前の私にとって社会とは、どこか他人ごとに捉えていて遠い存在のもので
しかありませんでした。毎日ただ時間に追われ過ごすなかで、テレビや新聞の情報だけに頼
り、将来に対し不安を抱きながらも自分ではどうすることもできないと諦めていました。自
分が豊かになれば、幸せであればと日々をただこなすだけでしたが、心のどこかでは変わり
たい、変わらなければいけないと思っていても、勇気がなく行動に移せませんでした。そん
な時期に、先輩からの誘いで入会したJCが、私にとって人生の大きな転機となりました。
同世代の仲間が、圧倒的な熱量を持って地域社会の課題と真剣に向き合う姿に心を打たれ、
解決策を掲げ泥臭く汗をかきながら、明るい豊かな社会の実現に向けて行動を起こす姿に
圧倒させられました。私は、そんな誰かのために真剣に向き合って汗を流す姿に憧れを感じ、
いつしか自分もなりたいと強く思うようになりました。
私は、JCで多くのことを経験し実感したことがあります。地域があって県民が存在する
のではなく、そこに住み暮らす私たちの集合体が地域そのものであること。県民一人ひとり
がまちを良くしたいと意識が高まることで社会が良くなることにつながる。だからこそ、私
たちが率先して地域社会の課題と真剣に向き合い、一人でも多くの人が社会に対し関心を
持ち当事者意識を高めていくことが大切です。そして、次代を生きる子供たちの明るい豊か
な未来のために、より良い形で引き継いでいくことは、今を生きる私たちの責任だと考えま
す。

【心を寄せ合う拡大支援】

近年、全国的に会員数の減少が大きな問題となっており、各LOMの現状を捉えた会員拡
大が必要になっています。山形ブロック協議会も1992年には1478名いた会員が、現
在は700名を切るまでに減少しております。近年では、会員拡大に成功しているLOMも
ありますが、拡大運動の努力も実らず会員が減少し一桁の会員数のLOMでは、普段の事業
もままならない現状にあります。
私は、そんな今だからこそ各LOMの現状を共に考え心を寄せ合い、会員拡大運動の下支
えができるように、支援体制のさらなる強化を図っていく必要があると考えます。例えば会
議や組織運営に人員が必要だと要望があれば、山形ブロック協議会が一緒になって考え、力
を尽くし行動します。また、会員が様々な事業の経験を積んでもらいたいと考えているので
あれば、事業の成功に向けて一緒になって参画し切磋琢磨します。そして、山形ブロック協
議会で横のつながりを強め会員同士の交流を活性化させることで、LOMの発展に貢献す
るとともに、会員が各LOMの枠を超えて支え合いながら、経験値を高めていける機会を創
出していきます。
私は、これほど地域社会に目を向け行動を起こし、人との出会いに恵まれ社会性と人間力
が養われる団体は他にないと確信しております。それだけJCには、人生の大切な時間を費
やす価値があります。人は人によって磨かれます。40歳までの限られた時間のなかで出会
う仲間の存在は、自己成長を促す意味でも、組織を活性化させていくうえでも重要だと考え
ます。
だからこそ、各LOMに寄り添った支援を行い会員拡大につなげてまいります。

【誰もが輝ける組織への進化】

私たちは、性別や年齢、価値観や考え方など様々な違いを尊重しながらも、それぞれの立
場と考えで時代の変化を捉えながら、地域社会の課題に真剣に向き合い運動を行っていま
す。当然世の中が変われば、その時代に即した考えや多様性のある考えも必要です。40歳
で卒業を迎える団体として会員も入れ替わっていくなか、女性や若者の考えはこれまでに
ない発想で私たちの事業や運動により良い変化を与えてくれます。しかし、17LOMでは
女性会員が全体の約9%で20代の会員に関しては6.5%しか存在しません。
誰もが入会したいと思っていただける組織であり続けるためにも、各LOMに合った組
織体制の構築や役割の明確化が必要だと考えます。そこで、各LOMで行っている会議の運
営や組織体制の工夫などを調査し組織改革について考えをまとめ、試験的に山形ブロック
協議会内で実践します。また、他の団体や会社企業が実施している取り組みを調査し各LO
Mに提案することで、組織改革への意識向上に努めます。
それぞれのLOMで多様性のある考えを活かし時代の変化を捉えることで、より良い柔
軟なシステムの構築に取り組んで参ります。そして、多くの会員が活躍できる組織から、多
くの人が輝ける地域の創造につなげてまいります。

【人は人で磨かれる】

17LOMの平均在籍年数は約8年半と全国平均から比べて良い傾向にあります。しか
し、入会3年未満の会員が約43%で構成され全国平均から比べて良いものの、各LOMに
よっては、新入会員に対して伝統や価値観を伝えることのできる経験豊富な人材が不足し
ています。また、例年の事業を行うことだけに追われ、運動の本質や組織の在るべき姿をじ
っくりと考え議論をする時間が少なくなっている現状があります。このことから、各LOM
を牽引し、地域社会で活躍するリーダーを目指す入会年度の浅い会員の人材育成は重要か
つ急務です。
JCは会員に成長の機会を提供する団体です。各LOMも成長の場ですが、そこで活動す
るだけでは得られない体験や知識があります。特に、各地の仲間と同じ目的に対して切磋琢
磨する機会は、人生のなかで掛け替えのない経験となり、今後の人生の大きな財産になりま
す。私自身、出向を通して多くの学びと沢山の仲間ができたからこそ、今の自分があります。
人は人でしか磨かれず、自分を成長させてくれる仲間との出会いが、その後の生き方を変え
てくれます。この限られた時間のなかで、会員が大きな成長を遂げる機会を提供します。
人と出会う素晴らしさや、JC運動の魅力に気づいたとき、JCを心の底から好きになり、
好奇心が育まれることで、圧倒的な熱量で今日の自分を「超」えようとチャレンジする意欲
がわきます。
家族と呼べる仲間と泥臭く汗をかきながら
掛け替えのない経験をし「一生涯の友」を創ります。

【自分たちで未来を創る】

私たちのリーダーは、私たちで決められる権利を持っています。未来を選択する貴重な権
利だからこそ、選挙に対する国民の関心を向上させることが重要です。
山形県は全国から見て10代有権者の投票率が高い傾向にありますが、第48回衆院選で
の18歳の投票率は52.06%なのに対し、19歳は39.56%で大きく低下しました。
これは、一度投票に行った若者が、二度目の投票には参加しなかった人が多かったことを意
味しています。
世界に目を向けてみると、スウェーデンでは20代の投票率は80%もあります。各地域
に若者協議会という集まりがあり、その地域の課題や地域政治、国政等幅広く、若い人が政
治のために必要なことを話し合う場として、一般化していることが政治に対する当事者意
識を持つことにつながっています。
私たちの未来は、私たちの投票によって変えられます。そのことに気づき、まちに関心を
持つためには、政治への参画意識が大切であり、若いころからの政治に対する教育が一番大
事だと考えます。これから主権者になる県内の高校生に、自分たちが未来を創るという主権
者としての意識を醸成につなげてまいります。

【持続可能なまちへ】

東京電力福島第一原子力発電所での事故発生に伴い、原子力を基幹とするエネルギー対
策の大転換が求められており、エネルギーの安全確保と再生可能エネルギーの導入が課題
となっております。だからこそ、原発にも石油にも頼らない、自然環境を活かした再生可能
なエネルギーによる安全で持続可能な暮らしを考えていく必要があります。まずは、これか
らの未来を担う若者にエネルギーに対する関心を高めてもらい、省エネなど自分たちが積
極的に解決に取り組んでいこうとする意識を持ってもらうことが大切だと考えます。エネ
ルギーは私たちにとって、とても身近なものであり学ぶことが沢山あります。エネルギー問
題の解決に向けて自ら考え、行動できる人材を育てることは、未来のエネルギー事情を良い
方向に変えていくきっかけとなります。エネルギー自給率の改善を学ぶことでエネルギー
安全保障への意識を向上させるとともに、課題解決に向け実践することで、安心な生活のも
と持続可能な発展を遂げる「やまがた」を創造します。
【SDGsをより身近に】
誰一人取り残さない持続可能な地域社会こそが、明るい豊かな社会へとつながります。
社会を良くするためのSDGsの目標に対して、地域の企業や県民ができることを進めて
いく必要があります。しかし、SDGsを遠い世界のこととして捉え、個人の抱えてい
る問題や地域の課題からは程遠いと感じている人が、まだまだ多い現状にあります。
現実に即した具体的なビジョンが描かれていることを、県民にもっと広めていくこと
が必要です。多くの人が集まる場で、SDGsをより身近に感じ触れることで県民の
参画意識を促進します。また、私たちの企業が率先してSDGsを企業戦略に取り入れ
ていくことも大切です。各LOMの会員企業が、SDGsを業種別に考え、取り入れたく
なるようなビジネスモデルを提案いたします。そして、会員企業がSDGsを実践するこ
とで地域社会に浸透し、社会の様々な課題を解決しながら持続可能な社会を創造してまい
ります。

【スポーツの力】

道徳教育の推進は日本人がもっている利他の精神を呼び覚ます一助となり、自分だけで
はなく周囲の人の幸せも考える思いやりのある社会へとつながります。また、スポーツは身
体を成長させるだけではなく精神的にも鍛えてくれます。そして、仲間をはじめとする多く
の人達の支えのなかで、他者への敬意や礼儀など数多くの学ぶことができ、子供たちが逞し
く成長する姿は、私たちの暮らす地域に希望を与えてくれます。そこで、本年もJCカップ
U―11少年少女サッカー大会の山形ブロック予選を開催し、未来を担う子供たちの身体
的、精神的成長へ寄与していきます。
サッカーは必ず終わった後に勝者と敗者に分かれます。負けた時に勝った相手を讃えて
行動に移すことは難しいことです。敗北をしっかり受け止め、気持ちを切り替えて次に臨む
ことのできる、良き敗者を育成します。そして、その精神を持って人と人、人と地域をつな
ぎスポーツの力で地域の活性化につなげます。

【心の成長を感じる大会】

山形ブロック大会を、参加した人の心に成長を感じるような、その後も地域の人がやって
良かったと実感していただけるような大会にしたいと考えます。
そのためには、大会の本質を見つめ直し、各LOMが携わる最大の事業だからこそ、山形
ブロック協議会のスケールメリットを活かし、青年らしく果敢にチャレンジすることで、驚
きと感動を与える大会にします。また、開催地である高畠町の人々が大事にしている価値観
を学び、私たちの運動とつなぎ合せ地域の魅力を伝える機会を通して、参加した人に、やま
がたのため、高畠のためになったと思っていただけるような大会を創り上げます。そして、
多くの人々が集まるブロック大会だからこそ、私たちの運動を効率よく発信するためには、
対象者の来場動機を的確に捉えた事業構築が重要だと考えます。例えば私たちは多くの県
民を呼び込む手法で魅力あるブース出展を行うのであれば、屋内のホールで開催するフォ
ーラムよりも、屋外で触れ合える体験型の学びを用意する方が多くの参加者にとって心の
成長があるはずです。対象者と目的によって手法を変化させ参加者の心を引き付けるワク
ワク感が必要です。
前例に捕らわれない青年らしい発想力を大切にし、最後まで青臭く、泥臭く汗をかき、人
と人とをつなぎ絆が生まれ、主催益、主管益、地域益、参加者益をはじめ全ての益を創出す
る大会にします。

【戦略的な発信】

私たちが行っている運動を、県民や関係諸団体に広く認知してもらうことは、非常に重
要なことです。しかし、まだまだ県民からの認知度は低く、効率的に運動を発信できてい
ないのが現状です。JCが地域社会から求められる存在となるには、JCの存在価値を高
める必要があると強く思います。そこで、私たちの運動を多くの人に発信するには、これ
までの広報戦略を検証し、より効果的な広報計画を立案して行く必要があります。また、
各委員会と密に連携し、タイムリーに運動を発信することに努めてまいります。そして、
山形ブロック協議会の運動発信をHP上で行うのは当然のことですが、各LOMが行う素
晴らしい運動の情報を山形ブロック協議会が積極的に収集して、広く発信していきます。
山形ブロック協議会として、より一層の広報への取り組みは、各LOMの運動の拡散につ
ながると確信しています。本年は、参加動員以上に地域に拡散する広報として、戦略的に
強い発信を行っていきます。

【結びに】

私たちは、大切な家族に誇れるJCをやれているのか、大切な会社の社員のために精一
杯努力を重ねているのか、常に自分に問いかけ行動に移すことが大切です。
大好きなこのまちに生まれ、このまちで育ち、このまちで仕事をさせてもらっているその
事実に感謝をして、大切な人の笑顔ために覚悟を持ち行動を起こそう。
そして、私たちが次の世代の子供たちのために大きな夢の描ける未来を創って行こう。
そのために、志を同じくする仲間とともに、止まることなくJC運動を進めて行こう。
私たちの行うすべての運動とその過程では、自己研鑽を積む多くの機会が存在します。
そこで自分を磨くことによって、人の心を動かす影響力のある人間に成長します。
過去を変える事は出来ませんが、未来と自分は変える事ができるのです。
だからこそ私たちは、今日の自分を「超」えて可能性を広げ運動を進めて行きましょう。
これからのJC生活のなかで多くの困難があります。
しかし、その困難の先には大きな変化が存在すると私は考えます。
時には辛いことや、逃げ出したいと思うこと
理不尽なことを言われて、すべてを投げ出したいと思うこともあるかもしれません。
そんな時は、何のために運動を行ってきたのか、一息ついて考えてみましょう。
見えていなかったものが見えてくるはずです。
そして、また私たちの夢に向かってJC運動を進めよう。
運動の先にある素晴らしい変化を求めて、その先にある新たな時代のために歩もう。
夢と笑顔溢れる「やまがた」の実現に向けて

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