国分寺青年会議所
理事長 尾澤 脩君
拡大委員会 委員長 小川 洋平君

ビジネス×拡大委員会:本日は、拡大が成功したLOMの成功の秘話や拡大委員会の現場での動きなどを中心にインタビューをしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
まずは、1月に10人という拡大をしておりますが、次年度段階から理事長の大号令など何か心がけていたことはございましたか?

尾澤理事長:そんなに派手に大号令のようなことはしなかったですね。でも、所信の中にも書かせていただいたのが、拡大についてももちろんですが、他の事業においても50周年ということもあって過去最大や史上初ということを意識して事業構築をしてもらいたいという話をしていたんですね。
拡大についても、人数はもとより今までやったことのないような手法や仕組みを創り出してほしいというのをオーダーとして出していました。
拡大についてはやはり波があります。一つは拡大委員長の頑張りが一番だとは思いますが、仕組み上で何か新しいものがないと変化は起こらないのかなと考えていました。今までのやり方を大きくするのではなくて違うやり方を生み出していかないといけないという発想でしたね。

拡大成功LOMインタビュー(国分寺)-添付画像①

ビジネス×拡大委員会:手法の話で言うと今までと違うやり方ということですが、今までは確立した手法はございましたか??

尾澤理事長:今までは特になかったですね。人脈やOBのつながりなどが基本です。異業種で交流会を行ったりするのが一般的だったかと思います。他のLOMでどのようなことを行っているのかわからないですが、今も進めていることがOB1人1人に声をかける、企業にメールを送るローラー作戦などいろいろ行っていますね。他のLOMは委員会ごとにノルマを作っているところもありますが、うちは特にノルマを作るようなことはしていないんです。

ビジネス×拡大委員会:ノルマがないのですか??拡大セミナーでノルマを作ってプレッシャーをかけるようなことも一つの手法だと聞きます。ノルマを付けないことに何か理由はあるのでしょうか?

尾澤理事長:そうですね。どこまでいっても主体的にやっていただきたいからですね。短期的にそのような手法を使って入会しても退会したら意味がないですし、やらされている感が出てきてしまうと思うんですよ。

ビジネス×拡大委員会:確かに、主体的に動いていかないと間違えた説明で誤解したまま入会されてしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。

尾澤理事長:あとは、JCI武蔵野 東山理事長のお話でコロナ禍はチャンスだという話を聞いて、それもそうだなと思いました。私は現場で拡大のことで動いているわけではないので委員長の方が肌感が分かるのではないかなと。

ビジネス×拡大委員会:それでは、次に小川委員長にお聞きいたします。理事長のリーダーシップの元でそんな想いでどのような動きをしていたのかお聞きしてもよろしいですか?

小川委員長:拡大として意識をし始めたのが、2019年に入会してからです。国分寺は毎年ですが、拡大について意識が根強く、想い拡大を想って行動するメンバーが多いというと印象があります。
2020年の秋ごろに委員長の話をいただいて、いつかはやるんだろうと思って挑んだことだったんですが、その中で理事長がやるならこうやりたいという気持ちを寛大に受け止めてくれたのが一番良かったと思います。
言い方はさまざまですが、一言でやりやすかったという気持ちです。周りの環境を作ってくれて、次年度段階で動いてくれる方もいたので早い段階からいろいろとアドバイスもいただけましたし振り返るととても良かったと感じています。

尾澤理事長:そうですね。実際に組織図も含めて、小川委員長が陣頭指揮なので動きやすいように、周りの人選も考えました。話し合えるメンバーを集めましたね。

ビジネス×拡大委員会:なるほど。組織図というと周りにいるメンバーをフォローアップできるような人材にしたということですね?

尾澤理事長:担当副理事長や副委員長も小川委員長が望むように心がけましたね。副委員長は、昨年の拡大委員長経験者で、初めてのコロナ禍でうまく動けなかったので本人の希望や引継ぎ、次年度段階からのフォローアップも含めてやってもらいました。

ビジネス×拡大委員会:なるほど。小川委員長がやりやすかったとおっしゃっておりましたがこのような組織で委員長の強い想いがあって成功したのですね。

尾澤理事長:拡大が一番やらされている感が出やすいセクションだと思うんですけど主体的に動いてくれましたね。あとは、拡大に注力できるようにして終わるころの納会のみ事業で持たせていて、他に事業を持っていなかったんですね。

ビジネス×拡大委員会:事業が納会だけだったんですね?確かに、拡大をしながら事業を多く持ちすぎると注力はできないですね。

尾澤理事長:はい、それはそう思います。今までやってきて、そう考えていたんですけど、小川委員長が今度は事業をやりたいと打診してきまして(笑)
予算なども考えてはいなかったのですが、そういったこともできる限り要望に答えられるようにしました。

ビジネス×拡大委員会:小川委員長はどのような気持ちで事業をやりたいと要望したのですか?

小川委員長:以前は身体が一つしかないので自分ができる範囲内でできる限りのことはやろうと考えていました。事業の話で言うと手法から入ってはいけないということは十分わかっていますが、入れるためには何をすればいいのか去年の段階ですごく考えていたんですね。そのときに事業は必要だと思いました。考えていた事業として3つあったんですが紆余曲折して1つは形になるものになっていました。
正直、こんなにコロナの影響があるとは思っていなかったのはありますね。なかなか事業については制限がついてしまい、うまく開催できていない状況だったんですが先日審議通過した事業は秋に開催予定です。本来であれば、コロナ禍がなく制限がなければもっともっと派手にできたと感じています。それはすごく悔しい気持ちがありますね。
3年目で委員長を拝命して、初めてのことばかりで試行錯誤して難しいこともありますが、事業のことや委員会運営のことも含めて全体のことが考えられるのでいい機会をいただいたなと実感しています。

ビジネス×拡大委員会:精力的に拡大を進めていらっしゃっていますが、目標人数が37人となっていました。この人数の真意をお聞きしてもよろしいでしょうか?

小川委員長:これは、もともと40人の目標にしていたんですよ。達成できると思って出した数字で事業が思ったよりもできない現状はありますが。いろいろなアドバイスで多いのではないかという声が多くあったので根拠立ててこの目標にしました。

尾澤理事長:この目標は、2009年 安里会頭のときに国分寺が拡大の褒章を取っているんですよ。その時の人数が36人で今年は過去最大、史上初ということを念頭にしているので、それを越す37人ということにしたんです。

ビジネス×拡大委員会:なるほど!そんな経緯があったのですね!すごく前向きで力のある方だなと感じました。次年度段階から体は一つしかない中で委員長なりに試行錯誤してすごく努力をしてこられたと思いますが、理事長からみて成長したと感じるところはありますか?

尾澤理事長:間違いなく、役職にも慣れてきたとは思いますね。委員長をやるのは経験していればわかると思いますが、2回3回理事経験あっても大変じゃないですか?事業系をいくらやっていても拡大は毛色がガラッと変わるので委員長は本当に難しいと思います。そういう意味では、委員会とりまとめて運営もしかっかりとしているし職務を全うしているので成長していますね。
最初のほうは語彙力や話しているロジックがバラついていたのですが、今は説明やロジックの芯が1本通っている感じがします。元々パーソナルは明るくて人当たりがよく社交的なので小川君が長の付くものをやるときは拡大委員長だと考えていたんですよね。本当によくやっていただいているなと感謝しています。
ただそこで、一つ誤算だったのが事業が納会だけだったということですね。地元の企業紹介のようなことをするために企業を集めて情報交換などをするために企業訪問し、青年会議所の話をして、裏目的として拡大につなげる合同企業説明会のような事業を開催しようと考えていました。
しかし、コロナ禍が長引いてしまって企業訪問や集めると言ったことに制限がかかってしまっている状態ですね。

小川委員長:企業にヒアリングし、大手の企業はこの状況下でトップダウンするのはやりづらいなどの声がありました。コロナ禍において対面で集まって合同企業説明会をするのは懸念があり、形を少し変えて秋に開催に至ります。

拡大成功LOMインタビュー(国分寺)-添付画像②

ビジネス×拡大委員会:それはどのような内容なのですか?

小川委員長:企業を広くではなく、より身近な地元の協力団体や市内の団体にお声がけをさせていただき、団体同士で交流を深められるようにディスカッションなどを入れた事業になります。協力団体と話をすることで新しい人脈が増える等ことや地域のために活動している団体であることを知っていただく機会となるようにしています。
もちろん交流や人脈を増やす裏目的は拡大になります。しかし、団体の特色はいろいろあります、例えば農協は農業の特色などですが、青年会議所は様々な地域の課題を解決してまちづくりを行っている団体ですから、地域の団体が青年会議所に集まり、さまざまな知識が集約すればより良くなると思うんです。この機会がなかったらほかの団体を知ろうともしなかったんですよね。農協に60人中で40人程度は40歳以下ということも知ることができましたし、40歳上ばかりだろうと勝手な思い込みをしていたんですよね。参加してくれるかは別としても知ることができたことは大きいですね。

尾澤理事長:ローカル性の強みを生かしてお互いの団体がパートナーシップをしていけば、拡大以外の事業にも絶対的に活かしていけるんですよね。正直、自分の見方としては拡大だけではなくLOM全体につながる事業だと思いますね。
ビジネス×拡大委員会:確かに!一つの手法としてローカル団体として事業をやろうということなのですね。すごく前向きでいろいろな可能性を秘めていて、次年度以降にもLOM全体につながり事業だと感じましました。
このような事業だったり拡大の進捗だったりはやはり理事長と拡大委員会の共通認識や信頼関係があったからこそなのでしょうか?

小川委員長:共通認識というか信頼関係は絶対的にありますね。先ほど話をした次年度段階からたくさん話をして協力していただいて、その部分があり一番信頼しています。
ただやはり青年会議所は拡大委員会だけで動いているわけではないので、自分がやりたいだけでやりたくても相談や協議が必要だったりとか、進まないことがあるとは思いますが、それも加味しても理事長のサポートがあり、拡大や事業ができていることなので感謝しています。
いつもいつも、理事会や事業のときに理事長から拡大の話をしていただき、またサポートをしていただけているのでメンバーの多くが拡大に意識を向けてくれています。拡大のメンバー以外でも積極的に事業に協力していただけているのはそのリーダーシップがあったからこそだと感じています。

ビジネス×拡大委員会:LOM全体で全員拡大をする空気になっているということでしょうか?素晴らしいですね!

尾澤理事長:メンバー全員がそうなのかというと語弊があるかもしれませんが、OBも力を入れてくれているのもありますね。あとは委員会でも議題に必ず入れて話してしてくれていますね。

小川委員長:確かに全員というのはわからないですが、各委員会で考えれば全委員会が協力してくれていますね。委員会アジェンダにも必ずリストアップはしてくれていますし各委員会が動いているのがわかります。
リストは2020年度に新しく作り直したらしいのですが、そのリストの後追いが昨年できなかったので、後追いから始まったんですよね。リストは頼りにしていましたが実際にそこから入る人はあまりいなかったですね。

ビジネス×拡大委員会:そのように拡大を進めていて35歳以下が4名と素晴らしい数字ですが、女性の拡大についてはいかがでしょうか?

尾澤理事長:そうですね。女性に特化して拡大しようとは思っていないですね。当然増えてほしいとは思いますが、男女に隔てなく考えています。

ビジネス×拡大委員会:確かに女性に特化して無理に組織の古き良きをなくしても本末転倒になりますし、青年経済人としては男女の隔てはないほうがいいと思います。

尾澤理事長:ただ、女性メンバーが活躍できるように理事役員に入れたり、女性の声が届くようには意識しています。新入会員については女性に特化はしていませんが、LOMの取り組みとしては男性社会の当たり前を打ち消すようにしています。例えば、分煙などの取り組み、気合根性で押し通すようなことですね。それは女性のみならず、男性メンバーにも有意義になることだと考えていますね。
煩雑なものはなくして本当に必要なもののために時間を作ることをしています。

拡大成功LOMインタビュー(国分寺)-添付画像③

ビジネス×拡大委員会:今年度のその取り組みが次年度以降にもつながれば、会全体として魅力が向上すると思いますし、外から見ても入りやすい組織になっているかもしれませんね。

尾澤理事長:女性が入って、居心地が悪くない環境を作るのが本質ではないかと考えていて、今は入れるより快適に活動ができる環境を整えている最中ですかね。

ビジネス×拡大委員会:35歳以下の若年層にも組織改革や環境作りは必須になってくると思います。女性や若年層は、非効率なことには興味がないという話を聞いたことがありますが、非効率なことは排除して必要なものの効率を上げる、この取り組みは今後、男女関係なく必要なことになってくると考えています。この他に育成やハード面で取り組みをしていることはありますか?

尾澤理事長:今年はいろいろとやりました。例えば、紙ベースの名簿、総会資料や委任状を電子にして、内向きの会報をなくしましたね。封入作業と郵送代もなくして効率化しました。社会的にも会としてでも「それ」の目的を見直して時代に沿って変えていくことは意識しています。

ビジネス×拡大委員会:そうですね、なくすものや効率的に変化させることがあった時に、本来それがある目的も見直せるチャンスにもなると思います。若いメンバーはもそうですが、既存のメンバーも不要なものをなくすような動きは見ていると思いますので、見直すのはとても有意義な取り組みですね。

尾澤理事長:メンバーについては、自分の方針としてマイクロマネジメントはしないんですよね。細かくしないということですね。自己責任で与えられたことを自由にやってほしいという気持ちです。無駄な一方通行の押し付けは嫌なので信頼してやってもらっています。
あとよくあるものは「理事長判断」ですね(笑)。決められないよというのではなく、よく考えてきたものがあれば協議しますが、人任せの理事長判断はいらないと思います。理事長判断ですべてが動いてしまうと主体性がなくなってしまいますよね。主体性がなくなって、どんどん思考回路が停止するといいものも生まれないですからね。無駄なタスクをなくす、時代に沿って社会的に変えていくことは必要ですね。
新入会員の割り振りについても、副理事長同士で話し合って各委員会に配属します。それも理事長が割り振りに参加することで不公平感が出てきてしまうことを避けるためにです。

ビジネス×拡大委員会:個々のメンバーがそれぞれの役職や立場で判断してリスク管理も含めて考えてくれるのがいいですね。全体的に本年度の流れとしては、完全に縛るようなことはせずに主体性を持ってやってほしいということなのですね。
主体性を持ってメンバーが動いている中で拡大についてコロナ禍で苦戦していることなどはありますか?
小川委員長:やはり事業ができなかったことですね。これからの事業もこちらが良かれとしても相手がいることなのでできるかどうかが不透明なところはあります。コロナ禍は直接的な困難ではないですが、間接的に事業ができないことは大きいと思います。

尾澤理事長:今のところ、コロナで事業を中止にはしていないんですよ。先日も青少年系のSDGsに関連したスタンプラリーを実施しました。参加者も大入りで事業としては多くの方に機会を提供できたと思っています。コロナ禍でも予測できることはして足と止めないこと、コロナを言い訳にしないことは大切ですね。

ビジネス×拡大委員会:足を止めないことはとても重要ですね。昨年とは違いコロナ禍になって2年目になり予測して動くことの大切さがわかりました。
先ほど、新入会員の割り振りというお話がございましたが、そのような事業にも新入会員の方が共に創っていくと思います。小川委員長は拡大委員長として新入会員のその先が気になったりしますか?

小川委員長:気になりますね。特に知り合いは気になりますが基本は気になります。

尾澤理事長:ずいぶん前に連絡を密に取ったり、面倒を見るバディ制度はやっているときはありましたが、今は採用していないですね。

小川委員長:今後やりたいこととしては、メンバーが一目でわかるような資料があるといいと思いました。コロナ禍でなかなかメンバー同士も会えない中で名前はもちろんですが仕事も一目でわかるようなものがあればすごくいいですよね。
会っていないけど、入会申込書だけではなくイメージがわくような資料があれば初めて会っても話しやすいし話すきっかけにもなります。道端でも事業でもあったときに普通なら「何やってるの?」から始まるのが、「○○の仕事してるんだよね!」と話したら早いし会話も広がりますし新入会員もうれしいと思います。

ビジネス×拡大委員会:例えば、このように拡大委員長がやりたかったことを次年度に引継ぎをして次年度以降に実現する可能性はありますか?

尾澤理事長:名前は分かるけど仕事が分からないなどよくあるので手に取って見られる資料があるのはいいですね。名簿もデータ化していて、メンバー資料もデータでもいいと思いますし、次年度に引き継げばやると思いますよ。

ビジネス×拡大委員会:次年度以降も引継ぎがあるということは多くの可能性があると思いますのでぜひ実現に向けて頑張ってください!
それでは、最後の質問になりますが、退会しないことも拡大の一つだと考えております。会としてその新入会員の入会後のフォローアップなどはしていますか??

尾澤理事長:これといったフォローアップなどはしていませんが、全員連絡取れていますしスリープしているメンバーはいないですね。昔はけっこう多くいましたが今は入会時にしっかりと説明をしているのも成果としてあるのだと感じますね。

小川委員長:そうですね、それはありますね。新入会員の方に申込書の説明をしていますが、OBの先輩が同席するときもあって、その時に「こんなにしっかり説明するの?俺のときはこんな言説明してくれなかったな(笑)」とけっこう多く聞きます。

ビジネス×拡大委員会:なるほど。入会後のフォローアップもそうですが、入会前のフォローアップということですね。フォローアップが入会前からできているというのはすごいと思います。絶対的に退会者は減少につながります。

尾澤理事長:あとは前半戦にわかりやすい事業をやるのも手だと思いますね。今年も前半戦は既存メンバーも含めてスキル系のセミナーをシリーズにして実施していましたね。人づくり月間として、メンバーの育成をしました。
3か月8回で対外の人も参加できるコミュニケーションスキル、リーダーシップなど。前半戦は、メンバーの育成ももちろんですが、拡大でも一番動いている時なので、オブザーバーや新入会員も青年会議所のことをよく知らないうちでも学びになる内容にしました。

ビジネス×拡大委員会:個々人が学びたいと思っても何を学べばいいのか自分で探して数ある中から選定してというのはなかなかできないことなので、そのように既存メンバーも新入会員もオブザーバーも学べる場があるのはとてもいいですね!メンバーのスキルが上がると同時に事業の魅力向上にもつながると思います。
拡大も事業も主体性を持って動くことということがとても印象強く残っております。会全体で拡大ができるようにメンバー育成含めて足を止めずに動くことが大切ですね。

本日は、長々とありがとうございました。