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ようこそ愛媛ブロック協議会のホームページへ
 愛媛県にある2020年度青年会議所(通称JC:ジェイシー)が取り組んでいる愛媛の経済好循環にむけた取り組みを中心に、各自治体、他団体などの取組みなど、愛媛県民の皆さまにとって有益な情報を共有しています。愛媛県には8つの青年会議所があり、その中でも全国で341番目に認証されたのが東予(とうよ)エリアにある公益社団法人今治青年会議所です。今治青年会議所の本年度理事長にも、今治市の経済を好循環させるために、総合戦略を書いていただいています。それらの情報を基に、愛媛ブロック協議会もしっかりとサポートをしています。総合戦略はオフィシャルなものではありませんが、各地理事長がどのような思いで地域に向き合っているのかの指標にもなります。ご理解どうぞよろしくお願いします。

活動地域の状況

 公益社団法人今治青年会議所(以下、今治JC)が拠点とする今治市は、愛媛県北東部・瀬戸内海のほぼ中央部に位置し、高縄半島と、芸予諸島にまたがっており、中心市街地がある平野部や、緑豊かな山間部、そして、瀬戸内しまなみ海道、安芸灘とびしま海道が架かる世界有数の多島美を誇る島しょ部からなる変化に富んだ地勢となっています。また、今治市は平成 17 年の市町村合併により松山市に次ぐ県下第 2 の都市となりました。山間部の玉川町や菊間町をはじめ、しまなみ海道沿線には大島や伯方島・大三島等の島しょ部を含む非常に広域な都市となり、またそれぞれの地域に特有の魅力を有しています。「タオルと造船のまち」とうたわれる今治市ですが、「サイクリストの聖地」として有名になったしまなみ海道、近年ではサッカークラブの拠点となった他、獣医大学誘致にも成功し全国から学生が移ることにより若者の姿が多くみられる傾向にあり、多様な魅力に溢れるまちになったと感じています。しかし、その一方では人口減少の歯止めが効かない状態にあり、依然として消滅可能性都市にリストアップされているのが現状です。我々今治JCは今後も今治の魅力を市内外に広く伝播することに努め、多くの人々が今治に目を向けるようなアイデアを生み続ける必要があります。
KKO-007

1.1 今治市の人口推移

2015・・・総数 157,509 (男性 74,021 女性 83,488)※平成 26 年 9 月 30 日時点
2019・・・総数 149,228 (男性 70,449 女性 78,779)※平成 31 年 3 月 31 日時点
2025・・・総数 139,678 (男性 66,250 女性 73,428)※予測
2020 年以前は総人口の内の年少人口並びに生産年齢人口が減少していましたが、2025 年以降は年少人口・生産年齢人口に加えて老年人口も減少傾向となり、完全に総人口減少傾向となります。2045 年には総数約100,000 となる予測が出ています。(RESAS 調べ)

1.2 今治市の人口変化の要因

 今治市の人口動態を見てみると、2017 年度の自然動態が出生 1,025、死亡 2,310 と増減-1,285 というデータがあり、その年以前の 3 年間を見ても毎年約1,200 名の減少となっています。社会動態では 2014 年は転入4,111 に対し転出 4,720 で増減数-609 とはなっているものの、翌年 2015 年では-152、2016 年では-116と改善傾向にありましたが、2017 年を見てみると転入 4,508 に対し転出 4,856 で増減数-348 と再び減少傾向に向かいつつあります。また、2017 年では婚姻件数 655 に対し離婚件数 275、今治市内への転居件数 3,755というデータがあり、前年 2016 年と比べると婚姻件数は 9 件の減、離婚件数は 8 件増、市内転居件数は 126件減少しています。年齢別人口を見てみると 2017 年度総数 158,114(男 74,336・女 83,778)内で最も少ない年代は 20~24 歳で 4,892(男 2,494・女 2398)、最も多い世代は 65~69 歳で 14,901(男 7,097・女 7,804)であり、総人口の約 2/3 を 40 歳以上が占めるという現象が続いています。(今治市統計平成 30 年度版より)
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 これらのデータから、死亡数が出生数を上回るという少子高齢化は依然変わることはありません。これは子育てに関しての不安感が顕著に表れた数字だと考えられます。後の雇用状況の中にもありますが非常に多くの女性が家事と仕事を兼ねている状況が正にそうではないでしょうか。また、社会動態についても今治から都会へ出る若者は少なくありませんが、実際は隣町である松山市や西条市への流出数が多くの割合を占めています。自然動態・社会動態と合わせて毎年約 1,500 人が今治市から離れる若しくはいなくなる状況にあります。今治市では 2015 年にまとめた総合戦略の中で《基本目標2》「未来を担う子どもたちをみんなで育むふるさとを創る」とし、《基本的方向》「若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」としています。概要としては以下の2項目で、数値目標として「子育てに関しての不安感や負担感の割合を下げる」を掲げています。

●20歳から30歳代の若い世代が、安心して働き、異性と出会い・結婚・妊娠・出産・子育てができるような切れ目のない支援を行う。また、子どもたちが、多様化する社会を生きていくために必要な能力と人間性を育むための取組をまちぐるみで推進することで、地域の未来を担う「ひと」を創る。

●若年層女性の市外流出を抑制するためにも、女性がいきいきと活躍する場を拡大し、就業活動や起業への支援、キャリアアップなど、就労を希望する女性が多様なライフステージを通して働き続けられる環境整備に取り組む。

※令和元年 9 月 30 日時点の今治市住民基本台帳人口統計より
日本人男 73,445、日本人女 81,854、日本人計155,299。
外国人男 2,092、外国人女 1,319、外国人計 3,411。
男総数 75,537、女総数 83,173、総数計 158,710とのデータも出ている。
(今治市情報政策課オープンデータより)
NUH-006

1.3 今治市の雇用の状況

 2015年度における今治市の15歳以上労働力状態は労働者人口76,415で男43,043、女 33,372(総数138,693・労働力人口 76,415・非労働力人口 60,657)となっています。失業率は全体 5.39%で男 6.46%、女 4.17%であり、男では 65~69 歳の 7.18%、女では 25~29 歳の 6.08%がそれぞれ最高値となっています。就業状態において非常に目立つ数字が就業者における「家事の他仕事」にあたる部分で、総数 10,725 の内、男 758・女 9,967でその男女比率は大きく離れています。産業就業者数の推移について総数は年々徐々に減少はしているものの就業者数は第 3 次産業が最も多く、2015 年では構成比 62%超であり、この形は昭和年代からほぼ変わってはいません。産業別就業者数では総数 16,309(男 11,198・女 5,111)の製造業が最も多く 22.56%、次いで総数11,003(男 4,936・女 6,067)の卸売業・小売業で、15.22%となっています。ちなみに第 3 位は総数 9,794(男2,174・女 7,620)の医療・福祉で 13.55%となっています。
(今治市統計平成 30 年度版より)
ZSJ-003

 今治市は 2015 年にまとめた総合戦略の中で《基本目標1》「だれもがこの地で元気に働けるふるさとを創る」とし、《基本的方向》「いまばりにおける安定した雇用を創出する」としています。おおまかな内容としては以下のとおりです。尚、数値目標として「新たな雇用を創出し、年間の人口流出を約 15%抑制する」を掲げています。

●世界有数の「海事都市」として、「今治海事都市構想」に基づき、次世代の人材育成、海事クラスターの構想、海事文化の振興と交流の促進に取り組むことで、世界への更なる飛躍を目指している。また、今治地域の海に関する歴史・文化・産業などを活かしたまちづくりを推進するとともに、更なる設備投資による生産性の向上と競争力の強化を支援することによって、新たな雇用の創出と定住人口の拡大を図る。

●タオル繊維産業は、産業集積の強みを活かし、今治タオルプロジェクトを推進することで、高品質タオルのブランドを確立し、認知度を高めてきた。今治タオルプロジェクトの取組を支援することで、販路や雇用の拡大、生産性の向上を図り、定住人口の拡大を図る。

●造船やタオル以外にも、全国的な競争力を持つ企業の育成や、伝統的地場産業などの進行を図る必要がある。新たな企業・創業の支援や、心材の確保・育成に取り組むことで、地域に根ざした産業を育成し、成長を促すことにより、雇用を創出し、定住人口の拡大を図る。

●農林水産業は、島しょ部や中山間地域を中心に耕作放棄地の増加、従事者の高齢化と担い手不足が深刻化している。これらを解消するために、穏やかな気候と豊かな自然環境といった地の利を活かし、他の産業部門と連携した地域ブランドの確立による高付加価値化などの推進により、若者が働きたくなる魅力ある産業としての成長を促す。

●食と農のまちづくり条例に基づき、今治タオルプロジェクトの成功事例をビジネスモデルとして、地産地消による食品製造業の内生化を高めることによる、いまばりの食ブランドを構築し、地域経済への貢献を図る。

※外国人の市内への登録は年々増え続けており 2017 年では 3,070 で前年比+176 で今治産業の核ともいえる造船業やタオル産業等の製造業への従事者が多いと考えられる。(今治市統計平成 30 年度版より)※県内市町別総生産において 2015 年度今治市は愛媛県内で 13.4%を構成しており 32.8%の松山市に次ぐが、市町民所得では 109.5 で新居浜市(118.5)・四国中央市(118.1)・西条市(114.7)に次ぐ水準である。
(今治市統計平成 30 年度版より)
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2 日本でいちばん〇〇な青年会議所を宣言する

 本年度愛媛ブロック協議会では、各地青年会議所理事長様にそれぞれの会議所を『日本でいちばん〇〇』な青年会議所です。と宣言していただきました。なぜ、これを本年度したかというと、愛媛ブロック協議会を日本でいちばんがあつまる普通じゃない場所にしたいからです。県内にある日本でいちばんが愛媛ブロック協議会の全体会やブロック大会には集まってきますよ!

公益社団法人今治青年会議所 第55代理事長 神道裕介君です。

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 神道理事長が宣言する日本でいちばん〇〇な青年会議所は
【「日本でいちばん住みたいまちづくり」を推進する青年会議所】です。
 これまでに今治シティマラソンや市民大清掃、そして今治を代表する祭りとなった市民の祭り・おんまくなど、今では今治市民の一部として行われている行事の礎を築いてきました。また本年、昨年発災した平成 30年度 7 月豪雨災害を契機に今治市・今治市社会福祉協議会と今治JCの 3 者間において「災害時における被災地支援に関する協定」を締結し、近い将来起こる可能性の高い災害時において、なお一層まちに寄り添い、災害に強いまち・今治を構築してまいります。自然豊かで観光資源に恵まれたまち、おもてなしの気持ちに溢れたまち、災害被害が少なく住みやすいまち。今後、我々は行政と民間他団体と今治についてともに考え、「日本でいちばん住みたいまち」をともに創ってまいります。

スローガンは、「今(きょう)を超える 未来(あした)のために」

<基本方針>
未来(あした)を見据えた青年会議所活動の発信と、積極果敢な組織運営
共感力を持って己の行動を広げ拡大運動に取り組む
「そもそも」と「共感力」に意識した人間的成長
次代を越えて紡がれる豊かな愛で溢れる青少年の育成
愛するまちの豊かな魅力を未来(あした)へつなぐまちの創造

▼今治青年会議所ホームページはコチラから▼
http://www.imabarijc.com/

3.1 地域における2020年度今治青年会議所の役割(ブランディング)

 1966 年に産声を上げた今治青年会議所は、先輩諸氏の情熱と努力と覚悟ある行動により、これまでに様々な事業を展開してこられ、そしてその事業は今治市民に受け入れられてきました。令和という新時代となった今でも「明るく豊かな社会づくり」を基盤としたその理念や思想は変わることはありません。2020 年、我々がすべきことは、いま社会が必要としているものが何かを察知し、青年らしい豊かで新しい発想と失敗を恐れない積極果敢な行動力をもってまちのために挑戦していくことです。また、その運動を強く推し進めていくためにも、さらなる同志を発掘し今治青年会議所全体が大きく成長していかなければならないと考えています。かつては「JCがある時代」から「JCもある時代」へと時は変化しました。今一度、まちのニーズに適切に応えられる「JCしかない時代」を目指していくためにも、JCブランドを強く、広く、正確に市民に伝播していかなければなりません。

3.2 負担→生きがいへと、組織改革について

 現在、会員拡大が思ったように進まない事により毎年ほぼ同じ会員が組織運営を担っています。また、そういった状況の中で会員間でも経験の差・意識の差が生まれ非常に一体感を生みにくい、閉塞感に包まれた状況になっています。かつては仕事を差し置いてでもJCの事業に参加するのが当たり前の認識であった時代がありました。それは、我々会員にとってその時間が貴重で楽しく感じられたからです。しかし、今では無理に時間を作ってまで参加することに価値を見出しにくく、もはや負担に感じられているといっても過言ではありません。2020 年、今治JCでは経験の大小や入会歴の長短は関係なく、改めて青年会議所とは何なのかという「そもそも」に焦点を当て、今後の事業展開や会員拡大に変化を生んでいこうと考えています。発信する側と受け手側の各々の「心」、どちらも同様に成長させなければ小さな差が生まれ、いつかは今と同様の状態が巡ってきます。全てのメンバーに対して、JAYCEEとしての自覚と覚悟をもった「心」を養い、先を見据えた組織改革に臨んでまいります。
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3.3 1年後の姿

 「平成」から「令和」へと時代は変わり、日本のみならず世界の社会情勢はこれまで以上にスピードを上げて目まぐるしく変化し続けています。当然、我々はその変化を敏感に感じ取りながら、その都度で未来を見据え、いま一番何をすべきなのかを考え行動しなければいけません。地域を牽引するリーダとして、まちを支える青年経済人として、JAYCEEとして。常日頃からまちを思い、考え、行動する。我々はそんな団体でなければなりません。JCと出会ったことの尊さを会員全員が理解し、JAYCEEとしての自覚と覚悟をもち、地域の「人財」として、まちのために、ひとのために、「大切な何か」を守れる強さを皆が持ち合わせた、そんな能動的な団体へ。各々が今をしっかりと受容れ、そして対峙し、それでも現状に甘んじず常に先を睨み、様々な問題に青年らしく果敢に挑む団体へ。そんな我々自身の姿を目指してまいります。
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【参考文献】今治市情報政策課オープンデータ他

まとめ

 今回は今治青年会議所神道理事長のご協力によって、地域の総合戦略を書いていただきました。これだけの思いがあって、そして根拠もあって、だからこそ今やらなきゃいけない事を青年会議所は率先して行動しています。是非ともご理解と応援よろしくお願いします。メンバーも募集中です。

 愛媛はみかんだけですか? いや、そんなことないですよ。
 最後までお読みいただきありがとうございます。

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ライター:岡田