『リデザイン』未来への共感が織りなす愛と情熱溢れる幸せな近畿

JCI羽曳野藤井寺 吉典と行く弾丸ツアー

吉典と行く弾丸ツアー

(JCI羽曳野藤井寺 唐原理事⾧対談)

 

 

中山 本日はよろしくお願いいたします。近畿地区協議会の全92LOMのメンバーにも唐原理事長の想いであったり、羽曳野藤井寺の未来に向けて様々な話をしてもらって、「こういうLOMがあるんだ。こういうまちがあるんだ」と言うことが伝わればと思いますので、ざっくばらんにお話しいただけたらと思います。

①

 

~LOMの合併と理事長の想いについて~

 

中山 JCI羽曳野・JCI藤井寺それぞれの思いがある中で合併後の初代理事長となられた訳ですが、理事長になられた時の想いと1年たった今の想いにどういった変化がありましたか?

 

唐原 2021年からは藤井寺で理事長をさせてもらいましたが人数も少ないし、このままでまちのためになるのかな?何ができるねん?そんな思いでネガティブに考えていました。無理違うかなと思ってました。

 

中山 無理と言うのは、つぶそうかなとか・・・。

 

唐原 つぶすかどうか…。メンバーもいるので何とかしてあげたいと思いました。同じ河内なんで、毎月会員会議所会議で理事長として顔も合わせますので。もともと柏羽藤で消防があり、いろんな団体も柏羽藤でいってたんです。

 

中山 JCI柏原との話も出たんですね。

 

唐原 そうです。

 

中山 それは知りませんでした。はじめは3市合併みたいな話だったんですか?

 

唐原 どうかな?って思って「1回合同事業やってみようよ」って話になって。柏羽藤の企業PRの場所として開催の直前までいったんですが、会場がコロナで貸し出しできないとなって中止になりました。コロナのせいにするのも悪いですがこんなことが続いてかなりネガティブになっていました。そんな中、羽曳野さんと話をしていると「来年理事長になれる人がおれへん。規約や定款の部分で無理かもしれない。」と聞きました。「じゃあ一緒にやろうよ」と言う話になりました。

 

中山 柏原さんの反応はどうでしたか。

②

 

唐原 少し迷われていたので、持ち帰って協議してという感じでした。青年会議所の会議体のシステムで考えたら、時間的にも無理だろうなと少し思っていました。それから、羽曳野と藤井寺のメンバーに会って、「それぞれでやるのも良いし、今後を担っていくリーダーになるために仲良く一緒にやれるならやりたい。」と想いを伝えました。

まずは現役メンバーで固まって、それからシニアに話持っていきました。ただシニアは隣町同士、ある意味ライバル心を持ってやってた部分もあって、肩組んで仲良くっていうのは無理なんです。でも、現役は一つで固まれたからこの方向で行きたいとなりました。そこから1年間で2022年に合併できるように日本青年会議所にも議案を作ってもらって合併したという流れです。人数も5人になって今年1年間で事業も3つ出来ましたし、例会もいろいろ参加させてもらったり、ある程度の形は出来たのかと思っています。来年は、今年出来たことをもっと良くするためにどれだけのことが出来るか、それにプラスしてもっと賛同を得て拡大したいです。

 

中山 僕も経緯を知らないところがあり、当事者しかわからない苦悩などを聞かせていただいて勉強になりました。理事長がやって良かったと思われるのは当然だと思うんですが、合併した時に羽曳野のメンバーが多く抜けたと聞きましたが、なぜそうなったのですか。

 

唐原 元々あまり熱が入ってなかった方が抜けられたのだと思います。合併を理由にされたという感じでしょうか。

 

中山 難しいですね。そもそもそのまちの青年会議所の熱が冷めてきている中で、トップ同士が合併を選んだ訳ですが、つぶさずに合併して良かったですか。

 

唐原 やっぱり無くしたくなかったですね。

 

中山 羽曳野もですか。

 

唐原 まちから1つでもJCを無くしたくなかったですね。

 

中山 そうですよね。すごい決断だと思います。僕も無くしたらあかんなって思っているので、これからも頑張っていってほしいと思いますし、応援しています。

③

唐原理事長が来年に向けて、新たな役職者を歴任してくれる方々を創る秘策や思い描いているビジョンなど、「JCを無くしたらあかん」という熱い想いをどう若い子たちに伝えていくのか。お聞かせください。

 

唐原 育成が大切になるとは思っています。僕もブロックなどへの出向で得た経験や友情関係が青年会議所のいいところだと気づかせてもらった部分があるので、LOMでの事業をやっていくというのはありますが、役を受けて出向してもらうことで学びを得て帰ってきてもらいたいです。ブロック、近畿地区、日本に出向することでスケールメリットも出てくると思いますので、LOMだけでの育成ではなく他の場所でも勉強してもらって、成長して帰ってきてもらう。そこからまちのために活動してもらえたらすごくスムーズになるのかなと思います。

 

中山 日本青年会議所側、近畿地区協議会側からすると目からうろこのお話ですね。LOMあっての出向先だという方もおられますので、理事長の発言をうれしく思います。我々も出向者を集めるにあたり、ご理解いただくにはどうしたら良いのか。LOMにとって役に立つ組織になっていかないといけないなと思いました。良いお言葉をありがとうございます。

出向でもLOMの事業でも同じだと思うのですが、設営する側と参加する側の熱量の差をもあると思うんですね。その差を埋めるにはどうすればよいと思われますか。

 

唐原 僕自身は結構一回やってみて判断するスタンスがあるので、一回参加してみたら良かった。って絶対になると思いますよ。

 

中山 なるほど。根底は拡大も同じだと思うんですよね。入会は入り口で、その後、参加するか参加しないかの2つの道があって、40歳まで常に人が試されていると思うんですよね。このコロナ禍の中での拡大については私も常に考えていて、羽曳野も藤井寺も非常にいいまちで、人口もいるので、どう伝えていくのか一緒に考えていきたいですね。

 

唐原 人を創る拡大をやっていきたいですね。

 

~拡大と少数LOMの強みについて~

 

中山 「大きいLOMは拡大も簡単にできていいですね。」と言われることもあって、そんなことはなくて実際は必死なんです。退会者も多くなりがちなので、5~10人、20人くらいのLOMが毎年3人など計画的に拡大をやっていくほうがまちづくりを考えた時に理にかなっていると思うこともあります。ほとんどのLOMが30人以下のLOMになってきいますが、特に少ない人数だと拡大が苦悩でもあると思うんです。唐原理事長が思う、少数LOMの拡大の苦労について聞かせていただけますか。

 

唐原 拡大は色んな人と会うことだと思っています。入る・入らないは別にして、まずは話を聞かせてもらって悩みを聞いて、「JC来たらその悩み解決するよ」と言ったところがスタートですね。これだけまちのために仕事を抜けたり、休みを使って家族に迷惑をかけたりしてでも一緒にやってきた仲間だから、40歳を超えても代えがたい人間関係を作れていると思います。

 

中山 「人数の多いLOMの方が良いです。」と言われたとして、唐原理事長が「このLOMの方が良いよ」と言える部分はどこですか。

 

唐原 役職ですよね。役職が人を育てる中で、大きいLOMでは中々経験できないけど、小さいLOMだからこそ即座に経験できるという部分ですね。

 

中山 スピード感を得て、出向もすぐできてと言うことですね。その感覚はなかったですね。

 

唐原 また会議体なので、大きい団体だとなかなか前に進まないこともあると思いますが、少ないからこそスッと進むこともあると思います。それでも大きいところが良いという方は、そちらの方が合ってるんじゃないかなと思います。笑

 

中山 どれくらいのメンバー数が適当だと考えますか。

 

唐原 30人いれば、できないことはないと思います。寝てる人が1人いると「じゃあ自分も」となってしまうので、統一感があれば大丈夫だと思っています。

 

中山 そうですよね。100人いても、動いているのが40人だったら60人が寝ていることになって周りもつられてしまいますからね。今の例会や事業の出席率はどれくらいですか。

 

唐原 全員きますよ。

 

中山 すごいですね。全員をしっかりと巻き込めていますね。

④

 

~事業とLOMの運営について~

 

中山 今後、やりたい事業はありますか。

 

唐原 毎年、新年に市長へご挨拶に伺ってますが「何かできることあったら言って下さい」と直接仰っていただけてますので、今は役所ではできない手の届かない様なところをやっていきたいと思っています。こういった行政との関係性も青年会議所だからできると思っています。

 

中山 少人数だと人と予算の面で大変な部分があると思いますが、工夫されていることはありますか。

 

唐原 市長や市から依頼のあったものはほぼ予算がついていますし、公営ブースでこういったことをやってほしいと言われればほとんど無料で出来ますので、そういった連携の中で事業をやっています。

 

中山 議案はなしでやるんですか。

 

唐原 議案も作りますよ。予算が無ければ予算書までは作らないですが。

 

中山 予算書を作るような事業は年1回ぐらいですか。

 

唐原 わんぱく相撲とかですね。

 

中山 どうですか、若い子たちは議案書作成に苦労をされていますか。

 

唐原 なかなか難しいところもありますね。細かく丁寧に教えるしかないでしょうね。

 

中山 でもそのことによって、理事長と一緒に汗かきながら手を組んで進めますし、唐原理事長は出来る男なので、直接教えてもらった方がいいなと思いますね。

 

唐原 「何故これをするのか」という想いにプラスして時間をとって教えるというのがなかなか難しいですね。

 

中山 今、キラッと光る若い子はいますか。

 

唐原 居ますよ。小谷君とかは次年度ブロック委員長をやりますよ。

 

中山 小谷君か。いくつでしたっけ。

 

唐原 28歳です。

 

中山 走れますね。理事長の想いとしてはどこまでやって欲しいですか。

 

唐原 やっぱり理事長、ブロック会長…。何とも言えないですね。笑

 

中山 唐原理事長はあと何年ありますか。

 

唐原 来年であと3年です。

 

中山 唐原理事長もまだまだ走れますね。

 

唐原 大会誘致などにも手を上げられるようなLOMになっていきたいですね。

 

中山 ぜひ、近畿地区大会を。笑

 

 

~近畿地区協議会に求めること~

 

中山 近畿地区協議会に求めることはありますか。今年は、重点LOMでも入らせてもらってますけど、いかがですか。メンバーに変化はありましたか。

 

唐原 そうですね、ありがたいです。メンバーは、例えば京都から来ていただいて…となったら「そんな遠くから来てくれるんですか」と喜んで参加してくれています。求めることとなるとなかなかハードルが高くて難しいですね。来年入会する人が決まっていて1月総会で入会してもらって、1月から一緒にやろうと言っています。そんな人たちにも中山会長と話をしてもらいたいですね。あとは高みを目指すのがおもしろいと思っていますので、高みを目指したくなるようなことをしてほしいですね。

 

中山 「ちょっと無理をして」を繰り返しながら、ちゃんと向き合ってこられた方だからこそ高みを目指すということが理解できるんだと思います。少人数のLOMという点では、奈良ブロックや兵庫ブロックもそうですし、同じ悩みのLOMが近畿地区内でも多数あるんです。

 

唐原 今はどこも厳しいと思いますが、僕としては合併したけど100人になったらまた分かれて羽曳野、藤井寺で元通りになりますよね。今は厳しいから一緒になるけども、大きくなったらそれぞれのまちでもう1回離れてもいい。それくらいの感じで乗り切る事。無くならないようにすることを一番に考えたらいいと思っています。ただ、「いずれバラバラになるのかな」と思われると、それはまた違うんですが。

 

中山 夢ビジョンですね。でも、夢のようなビジョンをもつことも大切だと思います。方向性を持つことで自分がぶれなくなりますし、方向性を持っておかないとその方向にはいかないので。

 

中山 近畿地区協議会に求めることとなるとハードルが高いと言われていましたが、今後どのような近畿地区協議会であって欲しいと思いますか。

 

唐原 地区協議会として日本やブロックとの連絡・調整役としての部分をもっと前のめりにやっていってもいいのかと思います。大会も非常に大切ですが、本来の役割でもあると思うので、日本のイズムを伝える役割を前のめりにやってほしいです。

 

~近畿地区協議会内のメンバーに向けて~

 

中山 最後に92LOMを担う若いメンバーに一言お願いします。

 

唐原 僕もまだ現役で卒業もしてないですし、迷ったり、どこがゴールか分からない時があるんですが、誰にでも役割は必ずあるので、それを一つ一つ着実にやりながら前向きに取り組んでほしいです。前向きに取り組めば、それは意味のあるものになります。会議にしろ事業にしろ委員会にしろ、やってる時は意味あるのかなと思えることでも前向きに取り組めば取り組むほど「なるほどな」と気づくことがあるので、学びが増えます。

 

中山 なるほど。向き不向きより前向きですね。

 

唐原 うまくまとめてくれましたね。笑

⑤

 

 

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