大阪編での女子会では、大阪ブロックより4名の女性会員に集まっていただきました。子育てと仕事、JCとの両立についてや子育てをする女性にとってJCという組織がどのようにあるべきかなど、赤裸々に語っていただきました。これぞ女子会という雰囲気のなか、本音の女子トーク炸裂に、インタビュアーの独身男性会員はタジタジに・・・!?
参加メンバー
・JCI交野 松村紘子君
・JCI茨木 東端麻美君
・JCI箕面 矢谷まり君
・JCI大阪 福井えりこ君
~入会のきっかけ~
(入会のきっかけを教えて下さい)
東端 JCの人と仕事の関わりが多かった同級生から「説明会に呼ばれているので一緒に行かないか」と誘われたことが最初のきっかけでした。ただそれはJCI茨木ではなかったですし、そこからプッシュもなかったので、のらりくらりしていたら、親同士が知り合いの飲食店の息子さんから「JC入ること迷っているの?」と聞かれて、その後当時の拡大委員長がすごくプッシュしてきて、次の日には事務所に来て勧誘され、あれよあれよという間に予定を埋められて入会したという感じです。
福井 私も似ているかもしれません。私は会社をはじめたところでしたが、JCの話を聞いたときに、会社をやっているからこそ入会できる組織だと思ったので、知らない世界を見てみたいという気持ちでした。そういうタイミングでOBの方からJCの話を聞き、ちょっと興味あると言うと、次の日には今の理事長から連絡があり、「今から写真撮るわ」と言われて、それが入会申込書に貼る写真でした。その翌日には入会申込書を書いていました。笑
矢谷 私はもともと父がJCをしていました。最初は飲み会が多いところというイメージでした。父の時代はバブルの頃で、家族会なども多く、ビンゴでめっちゃ豪華な景品が出るというイメージでした。私が社会人になり、居酒屋で店長をやる中で、自分の店を持ちたいと考えだしました。そこで、父から「個人事業主の人も多いのでJCどう?」と勧められたのがきっかけです。
松村 お父さんが応援してくれているんですね。
矢谷 はい。家族はとても協力的です。
松村 私は若い事業者の方の声を聴く機会が頻繁にあるわけではないので、若い事業者の声も聞いてみたいというのが入会のきっかけです。枚方の市議会議員さんの紹介で、もともと枚方青年会議所に入会しました。それが議員になる前だったのですが、交野市議会議員に当選して、交野青年会議所に転籍しました。組織の中で自分の役割を学べることがいいと思っています。私はそういった経験がなかったので、後援会の組織をまとめていくことにもJCでの経験をそのまま活かしています。
矢谷 めちゃめちゃしっかり考えていますね。笑
村松 考えてなさそうに見えて、実はめっちゃ考えてる笑。ただ、こんなに飲み会が多い団体だとは思いませんでした。笑
(JCI交野 松村紘子君)
~JCのやりがい~
(JCを続けるなかで、やりがいを感じるのはどういうところですか。)
福井 私は続けようとかやめようなどはあまり考えてないかもしれません。普通に卒業までいるのが当たり前という感覚です。
松村 でも、やめたいと思ったことはないですか?委員長とかやっているとやめたいと思うときありませんでしたか。
矢谷 ありました。笑
東端 二回くらいありましたね。笑
矢谷 色々と大変なこともありましたが、周りの方が支えてくれました。もともと頼ることが苦手だったのですが、この一年で頼れるようになったことが、自分の弱みを強みに変えることができたようで、そういうところにやりがいを感じます。
(矢谷さんはブロックに初めて出向されて委員長をされていますね。)
矢谷 そうなんです。初出向で初委員長でした。笑
福井 どうやって議案の書き方とか分かるんですか。大阪は人数が多いので、議案を書いたことない人がたくさんいます。だから突然出向してもJC用語が分からない。メンバーと役職経験者の差が大きいと思っています。
矢谷 分からないことがあれば聞きまくるという感じでした。
東端 アジェンダシステムで議案を書いたことない人もたくさんいると思う。
福井 他LOMの理事会にオブザーブしたことがあるんですが、大阪の理事会と比べると委員会のようなイメージでした。大阪の理事会では例えば服装も第二礼装、ネームプレート、JCバッジなどが完璧でないと退出させられます。一方でメンバーは議案作成などができない人が多いように思います。なので、出向は躊躇してしまいます。
(JCI大阪 福井えりこ君)
~子育てとの両立や女性視点からのJCという組織について~
(子育てとの両立や女性視点からのJCという組織についてお伺いします。子育てとJCの両立は大変ではなかったですか。)
東端 気づいたら卒業でした。
福井 きっと充実しているからでしょうね。
東端 私の場合は、例えば産後すぐにLOMの理事なんてこともありました笑。臨月になるまで理事会に出たり、入院中に総会にZoomで出席することもありました。
松村 私も妊娠で入院中に議案を書いたこともありました。笑
仕事も休んでいるのに。笑
松村 周りがサポートするような体制がほしいですよね。気持ちは子育てしながらでも続けていこうと思ったりしますが、周りの支えや理解がないと絶対に継続できないですよね。
東端 例えば会議などに子どもを連れていっても大丈夫な雰囲気作りがあってもいいかと思います。子どもが騒いだとしても大人が集中すればいいだけの話ですよね。また会議室などにおむつを替えるスペースが無いことが多いので、そういう設備が整うとありがたいですね。また、託児所を設けるという話もよくありますが、託児所におとなしく預けられてくれる子どもであればいいですけで、実際は泣いたり騒いだりして簡単に預けられないです。
福井 あとは会議の時間ではないですか。朝まで続くような会議では、女性を活躍させたいと言いながら何も考えていないのだろうなと感じます。
東端 女性がJC活動をする場合、家事と育児と仕事を調整する必要がありますよね。昼の時間を調整して昼に会議をするなどやり方はあると思います。
福井 私の子どもは生後6ヶ月なので、まだ夜の時間でも連れていけるのですが、そんな時間に子どもを連れていくことに周りがどのような反応をするか気になります。
東端 きっと、今まで結婚して、出産して、JCの役職を受けながら続けるという人がいなさすぎて、事例も、要望も、失敗すらもないのだと思います。
松村 子どもは自分の思い通りになるわけではないので、よく「JCは自分次第」と言われることがありますが、子どもは急に熱を出したりすることがあります。そういう時には周りのサポートがないと回らないです。
東端 会議の時間を短くすることや、託児所もメンバーがやるものなどではなく、専門でやっている人が預かってくれるなどすればできなくはないと思います。子どもを連れていける環境であれば、預け先を探す手間がなくなるので、全然違うと思います。海外では子育てしながら会頭をしている人もいます。会頭挨拶の壇上で子どもを抱いていたりすることもあります。最近は日本JCのZoom会議でも子どもを抱いて参加する人も見かけます。
松村 Zoomだから続けられたところもありますよね。
(JCI茨木 東端麻美君)
(では、女性メンバーが増えるためにどういうJCであれば入りたいと思いますか。)
東端 入会するときには全貌は見えてないですよね。
福井 入会するときの動機はけっこう浅かったりしますよね。友達作ろうとか。
東端 女性メンバーが女性メンバーを呼ぶということもあると思います。私たちに大阪ブロックの役員の話があったときも、同じメンバーに小さな子どもがいる女性メンバーがいると聞いて、頑張れるかなと思ったこともありました。私が入会したときは、初めて行った委員会見学に女性が二人いたことがよかったと思います。
福井 これから起業する人であれば身近に話を教えてもらえたりできるのでいいですね。私はもともと会社があったのですが、ほとんど何もしていなかったので、JCに入ってから何かをしなければいけないと思って社業を頑張りました。
東端 そういう刺激になる場所だということを知ることができればいいと思います。説明会などでは分からないので、自分と関わってくれる人からそういう話を聞くことができればいいと思います。
~JCの魅力~
(JCの魅力を教えてください。)
福井 私は二十代で入会したんですが、いい意味でも悪い意味でも男女平等なところだと思います。同世代の人が仕事を頑張っている姿を見て刺激を受けました。同じ価値観を持った女性の友達ができたことがよかったと思います。
東端 それはめっちゃそう思います。
福井 自分のまわりが専業主婦だったり結婚したりして、二十代後半で友達がいなくなったことがありました。そういうときに経営している女性会員の友達ができて、その人とは今でも仲がいいので、そういう出会いがあるのがいいと思います。
東端 そうですよね。同じ価値観の人と出会うことができるのはいいと思います。そういう人と出会える近道がJCですよね。
福井 自分が会社を経営していて、JCという組織はうまくできているなと感じます。理念や指針みたいなものがしっかりとあって、勉強になります。
松村 とことん自分と向き合わされるところが魅力だと感じます。議案を書いたりするなかで自分の悪いところと向き合わざるを得ない、考えざるをえないという機会が自分の成長につながっていると思います。
東端 己を知ることができますね。笑
福井 私も己を知りたいので、来年役職やってみようかな。笑
一同 言いましたね。笑
東端 JCをちゃんとアクティブでやろうという気がある人って、他のところで負けてこなかった人だと思います。でも、JCで一度負けるのでそういう時に己を知るわけですね。あんなふうにできたらいいなと羨ましく思う人を見つけられますし。
福井 それは出向したほうが見つけられますか?
東端 出向しても見つけられるし、LOMでも見つけられると思います。自分が見えていない角度で見てくれる人もいるので、自分ひとりで頑張っていたら見えないところに気づかせてくれることもあります。
松村 子どもが小さいうちは無理して引き受ける必要はないと思いますし、もっとできるのに環境的にどこかで線引きせざるを得ないシーンがどうしても出てきます。そういう時に自分の中でくやしい思いが生じてくると思います。でもそれは受け入れなければいけないし、それでもやりたいという気持ちをもてばやり遂げると思います。
東端 自分がやりたくないと思ってやらないという選択であればいいと思いますが、やりたいのにできないという状況がなくなるようにしていきたいと思っています。あの人が子育てしながらも頑張れていたので、私も頑張ってみようかなと思う人が増えるようにしていきたいです。
松村 役職を受けるのであれば、自分の味方を何人か引き連れておいた方がいいですね。特に自分のメンタルケアをしてくれる人は絶対に必要です。笑
東端 分かってくれる人がいるのは大事ですよね。矢谷さんはこれからですもんね。結婚相手も探して。結婚したらJCやめたいと思いますか。
矢谷 全然思わないです。
東端 メンタル強い!笑
矢谷 逆境に立ったところで死ぬわけでもないし、逆境の中で一番いい感じでできればいいと思っています。
東端 結婚して妊娠しても出産してもJCをできる限りやろうって感じですか。
矢谷 そうですね。そのためにも理解のある旦那さんを見つけなきゃと思います。笑
松村 私の旦那はサラリーマンなので、JCにそこまで理解がないです。
矢谷 でも全国大会のときに大分まで車で送ってくれていましたよね?
一同 えー!すごっ!
松村 ドライブ好きな人なんでね。笑
矢谷 普通に働いているだけでは出会えない人に出会えますし、働いていても職場の人は意見が違うときに回りくどく言ってくることがありますが、JCの人は直球で言ってくるので自分も気持ちよく納得できたりします。そういう率直にぶつかってきてくれる人が周りにいることが、自身が磨かれている感じがあっていいと思います。
一時間半ほどの女子会対談でしたが、それぞれが子育てや仕事との両立のなかで困っていることや、どのように乗り越えているのかをお聞することができ、前向きに取り組む姿に大きなエネルギーを感じることができました。
ありがとうございました!!