兵庫ブロック協議会 会長
公益社団法人日本青年会議所 2022年度 兵庫ブロック協議会 アクションプラン
氏名:野々村 充教
現状と課題
兵庫県は、摂津・播磨・但馬・丹波・淡路という歴史も風土も異なる個性豊かな五国から構成され、地域の特色が混在し多様な文化が共存しています。特に都市圏と多自然地域とではまちが抱える課題が異なっており、それぞれが持つ地域の魅力を活かして課題解決に向けた運動を展開することが求められています。兵庫ブロック協議会においては、地域の課題を継続的に解決していく仕組みとして、持続的な運動展開を可能とする人財の育成、まちの将来を見据えたビジョンを策定して運動を展開していくことが必要です。
目的
メンバーにJC運動の本質や地域ニーズを理解させ、自発的に運動を展開する意識を高めると共に、地域社会から認められ必要とされる兵庫ブロック協議会を再構築し、継続的に地域課題解決に取り組み続けられる仕組みを構築します。
事業内容
日本連携理念教育システムの再構築事業(理念共感拡大グランドデザインによる理念教育システムの再構築)【ブロ連】:推進
1)目的:
JAYCEEとして活動する目的や理念を浸透させ、メンバーからメンバーへと伝播して会員拡大につなげると共に、会員一人ひとりの資質を向上させます。
2)事業内容:
- JCI日本が展開するプラットフォームを活用し、ブロック内の会員に学びの場を提供します。
- 入会歴が長いメンバーやLOMの役職者へJCIコース・JCI日本公認プログラムと理念教育プログラムを開催し、上層部から理念共有意識を高めて全メンバーへ受講を促します。
3)実施期間:
- 理念教育システム再構築(1月~4月)→新年度
- 理念教育システム再構築(6・7月)→中間検証部分を反映して実施
- ブロック大会にて理念教育(8月)→ブロック大会
4)KPI:
- ブロック研修を毎月1回開催
- JCプログラム年6回開催
- 全LOMから1名以上の参加
5)得られる効果:
- 毎月1回開催することで継続的な学びを得ることができ、理念への認識が高まり会員の質を向上できます。
- JC活動の意義を他社に説明できるようになり会員拡大活動へとつなげることができます。
情報共有システムの活用促進および活用定着化事業(理念共感拡大グランドデザインによる行動化のための良質な情報の共有【ブロ推進連】)
1)目的:
GianPocket、兵庫シェアリングネットワークを活用して他地域での事例や情報を活用する仕組みを定着化させ、より効率的・効果的に事業を展開することで各地域 における運動の効果を最大化することを目的とします。
2)事業内容:
- GianPocket、兵庫シェアリングネットワークの運用セミナーの実施
- GianPocket、兵庫シェアリングネットワークの活用事例の共有
- GianPocket、兵庫シェアリングネットワーク活用褒章の設定
- 議案書にフォームを設けてGianPocketで参考にした議案の議案名とポイントを記載
- GianPocketへの議案登録促進
- 兵庫シェアリングネットワークへのLOM情報登録促進
3)実施期間:
- GianPocketの運用セミナー(1~4月各1回)→年初から議案登録等を定着化させるため
- GianPocket活用事例発信(8月ブロック大会)→ブロック協議会の発表の場で事例を共有
- GianPocketへの議案登録促進(1月・8~12月)→年初と中間期以降
- 兵庫シェアリングネットワークへのLOM情報登録促進(1月・8~12月)→年初と中間期以降
4)KPI:
- GianPocketの運用セミナー全LOM参加
- GianPocketの活用事例を募集して5事例発表
- 全議案にGianPocket活用ポイントを記載する
- 議案登録への取り組み5LOM実施
- 兵庫シェアリングネットワークへの10LOM基本情報登録実施
5)得られる効果:
- ブロックの全議案にGianPocket活用ポイントを記載させることでGianPocketを参照することを定着化できる
- 他LOMの事例を学ぶことでLOMの活動に活かすことができる
- 兵庫ブロック内の交流活性化、他LOM例会出席の促進ができる
すべてのメンバーが活躍できるLOMの構築促進事業(理念共感拡大グランドデザインによる多様性のある組織の確立【ブロ連】):推進
1)目的:
LOMがあらゆる人財の個性を輝かせる組織をつくる機会とすると共に、地域に即したダイバーシティ組織構築に向けた環境整備を行うきっかけとします。さらに兵庫ブロック役員団及び参加LOM役員の意識を変えることを目的とします。
2)事業内容:
兵庫ブロック内25LOMとのLOM役員懇談会をWEBにて開催いたします。
県内LOMは東西南北に広く存在することから、物理的に集合して開催することがメンバーに時間的、金銭的負担を強いている現状があります。 今年度はWEBを活用することで、これらの障壁をクリアすると共に、効果的な会議を実施します。
3)実施期間:
- LOM役員懇談会にて25LOMと方針の確認(2~4月)→年初
4)KPI:
- 全てのLOM役員が懇談会に参加
- 全25LOMとの懇談会の開催
5)得られる効果:
- 兵庫ブロック協議会と25LOMが組織改革に対する活発な意見交換の場を開催することで、行動へ向けた相乗効果を生み、組織体質のアップデートにつながります。
- エリア制による複数LOMでの懇談会開催によって、他LOMの組織体制や思いに刺激を受けると共に、今後の交流のきっかけとなります。
中期ビジョン策定の支援推進【ブロ連】:推進
1)目的:
兵庫県政と共にまちの中期ビジョンを策定することで、さらにまちから存在感のある団体として認識して頂き、共に歩む意識を高めることを目的とします。
2)事業内容:
- JCI日本と連携し、兵庫県へまちの中期ビジョン策定提言を実施します。
- 兵庫県政推進室と連携してまちの中期ビジョン策定をします。
- 第55回兵庫ブロック大会において提言書を提出することで対外に発信します。
3)実施期間:
- 兵庫県政に対して提言実施(4月)
4)KPI:
- 全てのLOM役員が懇談会に参加
- 全25LOMとの懇談会の開催
- 兵庫県政との意見交換会
5)得られる効果:
JCI日本と連携し、県や市区町村に対して中期ビジョン策定の提言をすることで存在感ある団体として認識ができます。
また、各LOMおいてにもこのまちの中長期ビジョンを参考にすることで、LOMのビジョンを描いて活動することができます。
理念共感型ブロックアカデミー事業【ブロ連】:事業
1)現状と課題:
長いとは言えない近年のJC在籍年数平均4年という期間において、入会後早期に全ての会員にJCの理念を浸透させる必要があります。
2)実施に至る背景:
メンバーの平均在籍年数が約4年と短期化が進む中、メンバー一人ひとりが主体的にLOMの将来を考え未来を担う存在になるため必要な気概や責任感とあらゆる場面を成長の機会と捉える前向きな姿勢を伝えると共に、理念教育システムの再構築し、地域や組織の更なる発展に向けて他のメンバーを巻き込むことのできるリーダーシップを持ったメンバーを育成する必要があります。
3)目的:
全ての会員にJCの理念を浸透させ、メンバー一人ひとりが主体的にLOMの将来を考えると共に、リーダーとしての自覚と責任をもった人財を育成することを目的とします。
4)実施期間:
- アカデミー(4・5月)→新年度がスタートして落ち着く時期
- 全メンバー対象アカデミー(7月)→ひと段落して思い出す時期として実施
5)事業内容:
JCI日本公認プログラムを受講し、理念教育システムを活用すると共に、入会間もないメンバーが主体的にLOMの将来を見据え、拡大への責任感と期待感をもった人財を育成する。
6)KPI:
- 各LOMアカデミー会員を新入会より1名以上輩出
- 80%以上のアカデミー委員が事業に参加
7)得られる効果:
JCの理念が広く浸透されれば、LOMの将来を見据えた運動を展開することが可能となります。 また、会員拡大への意識を高めることができます。
8)パートナー:
JCI公認トレーナー、JCI日本、各LOM、アカデミー対象講師(協力)
参議員選挙に伴う若者の参加意識醸成:事業
1)実施に至る背景:
2022年の夏に満期を迎える参議院選挙を控え、選挙権の年齢が引き下げられましたが、若者の投票率は50%台を推移しており、政治への参画意識が向上していない現実があります。兵庫県を未来のためにも県民の政治参画は急務であり、若者に意識を向上する必要があります。
2)目的:
若者に政治参画を身近なモノとさせ、意識を向上すると共に、投票率向上を目的とします。
3)実施期間:
- 公開討論会および発信(6月)→選挙戦の時期
4)事業内容:
候補者の政策をSNSおよびYouTubeで配信します。
大学生を交えた公開討論会を実施します。
5)KPI:
- SNS(候補者の数)+まとめを配信
6)得られる効果:
県民の政治への参画意識向上と投票率向上が見込めます。
また、投票率の低い若者への投票意識を高めることができます。
7)パートナー:
県内25LOM・兵庫県選挙管理委員会(協力)
第55回 兵庫ブロック大会 明石大会:事業
1)実施に至る背景:
兵庫県の人口は毎年減少傾向にあり、地域の産業が衰退しており各地域の魅力を大いに発信し兵庫だからこその多様性と魅力を再認識することで各地域の持続的発展をする必要があります。
2)目的:
ブロック大会においてフォーラムやブースを開催することでJCメンバーの資質の向上を図ると共に県民との地域経済の問題解決の場にします。
3)実施期間:
- ブロック大会(8月)→次年度会長候補者の発表、卒業式を兼ねているため
4)事業内容:
- 公益事業として、県民が参加したくなるような地域の魅力発信ブースやセミナーを実施する。
- メンバー向けにJCプログラムを実施する。
5)KPI:
- 一般市民来場1000人
- LOMの登録100%
6)得られる効果:
開催地域においてJC活動の発信ができ、会員拡大につなげることができます。
また、兵庫各地の多様性や魅力を再認識することで各地域の課題解決モデルの策定ができます。
7)パートナー:
兵庫県民、兵庫県内企業、兵庫県内大学および学生、行政(協力)
JCカップU-11少年少女サッカー全国大会予選大会(ブロック予選):事業
1)実施に至る背景:
子供たちを取り巻く環境は、不登校やいじめ、地域のつながりの希薄化など課題が複雑化・多様化しており、地域の未来を担う青少年が多様な他者を包摂する心や広い視野を持ち、志高く未来を作り出していくための資質・能力である「生きる力」を育む必要があります。
2)目的:
将来を担う子供たちに大会を通した交流を行い、真剣勝負の先にある勝ち負けを超えた真の相手へのリスペクトの心である「グッドルーザーの精神」を醸成すると共に、互いに包摂できる道徳心と強い精神力をもった地域のリーダーを育むことを目的とします。
3)実施期間:
- 各LOM推薦チーム輩出依頼(3月~4月)→ブロック予選大会の実施時期までに準備をするため
- ブロック予選大会の実施(5月)近畿地区大会および全国大会の実施時期までに輩出する必要があるため
4)事業内容:
ブロック大会予選大会出場チームの選定を行うと共に、グッドルーザーの精神を伝播するブロック大会予選を実施します。 予選大会を実施して代表チームを1チーム選出します。
5)KPI:
- 全てのLOM推薦チームの輩出
- アンケートにて「グッドルーザーの精神」の認知度60%
- 代表を1チーム選出する
6)得られる効果:
- グッドルーザーの精神を肌身に感じ、学んで頂きます。
- 地域の人々にJCの活動を理解して頂く機会となります。
7)パートナー:
日本名蹴会、サッカー協会、クラブチーム、各LOM(協力)
J CI ASPAC堺高石大会開催支援、参加推進:推進
1)実施に至る背景:
2022年にJCI ASPAC堺高石大会が開催されます。
2)目的:
数年に一度の同地区で開催されるASPAC堺高石大会に参加することにより、近隣諸国のJCIの運動を理解し、地域が1つになると共に国際の機会に触ることの有効性意義を伝えることを目的とします。
3)実施期間:
- JCI ASPAC堺高石大会開催(6月)→開催時期
4)事業内容:
開催地LOMと連携して、兵庫県下25LOMに国際の機会を提供する。JAPANナイトでブース出展をしてASPACを盛り上げる。
5)KPI:
- 兵庫県下25LOM総メンバー数の50%登録
- JAPANナイトで1ブース出展
6)得られる効果:
- アジア・太平洋地域のJCの運動の理解が深まる。
- グローバルなビジネス・社会課題解決の機会につながる。
7)パートナー:
近畿地区協議会、JCI堺高石、APDC