5月に入りました。世の中は月初がゴールデンウィークからのスタートで、行動に制限のかかる要請の無い休日を過ごされている人も多いかと思います。私の住んでいる京丹後市においても宿泊で来られている方々も多くみられます。新型コロナウイルス感染拡大前の日常を少しずつ取り戻している実感がすこしずつ湧いてきました。とはいえ、まだまだ罹患者がいないわけではなく、いろいろと注意して行動しなければいけない状況にありますのでそれぞれに注意していただきたいと思いますし、引き続き医療関係者をはじめとするエッセンシャルワーカーのみなさんに頭の下がる思いです。
さて、先月を振り返ると京都府知事選挙が実施されました、我々京都ブロックも候補者の方々に参加いただき公開討論会を実施させていただきましたので非常に注目した選挙でした。投票率は37・58%で、前回選の35・17%を2・41ポイント上回ったことには意識喚起に一定の成果があったのではないかと思います。しかし、前回の選挙の投票率を上回るも過去3番目の低さということにはやはり、まだまだ府民の投票することへの意識喚起が必要だと感じました。
そして、その他の実施内容としてDXセミナーやまちのビジョンに関する公開委員会と各委員会がそれぞれの職務分掌に応じた発信を行ってくれています。おそらく、各委員会が共通して感じていることは人を巻き込むことの難しさではないでしょうか。特にこの2年で集まれない状況が続いた中で人間関係の構築という部分においてはどの組織においても課題になっていると思います。正解が無い中でそれぞれが工夫しないといけない部分ではありますので、いろいろ試して答えを導き出していく必要があります。そんな中で、横のつながりを通じて工夫して懇親会に参加する機会が増えました。やはり、リアルに会って話をするとアソビ(余白・遊び)の部分が出てきます。そこで更なる気付きが生まれ、それを他に展開したり応用したりすることで目の前の課題を解決につなげることができるというのが、私自身感じているところです。それはお金を使えという意味ではなく、足を運ぶという今まで青年会議所で当たり前だったことをもう一度見直そうという意味で捉えてください。
今月はブロック大会にASPACと大きな事業が目白押しです。しっかり準備して臨まないといけない局面です。海外情勢もまだまだ様々な問題が山積している中で、原油や為替に影響が出て国内の景況にも大きな影響を与えています。何が起こるかわからない世の中でやり遂げる難しさも感じています。これが青年会議所で感じることができる機会だと思いますし、それを経験することで、一つ上の判断能力が身につくものと思っています。メンバーの皆様に少しでも機会の提供を続けていくことが私の使命です。今月も素晴らしいストーリーが生まれることを信じて。
さあ、ストーリーを描こう!
2022年5月2日
京都ブロック協議会
第50代 会長 中山 良