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会長所信

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              公益社団法人日本青年会議所 九州地区 熊本ブロック協議会
                            
                                               会長 都登 祐樹
                                            (JCIひとよし球磨)

令和2年7月4日
普段は青く澄んだ清流球磨川が集中豪雨により濁流に姿を変え、一夜にして生まれ育った故郷をのみ込みました。美しかった街並みも見渡す限りがどす黒い泥水に沈んでしまいました。その後も降り続ける雨は住民を不安と恐怖で縛り付け、コロナ禍中の災害ということもあり、支援の手も限定されるなど様々な困難が待っていました。私たちJCは困難な時にこそ、地域のために行動を起こしてきました。多くのメンバーが被災しましたが、こんな苦境の時だからこそ前を向き行動しなければいけないと、皆自分を奮い立たせ地域の復旧に励んでいました。私自身も会社が浸水し、妻の実家が全壊しましたが、負けてはいけないという一心で活動をしていました。しかし、自分の身の回りのこと、地域のこと、JCのことで一日中走り回ることにも気力と体力の限界を感じていました。そんな時に支えてくれたのが、熊本ブロック協議会のメンバーや全国の仲間たちでした。自らも仕事があるにも関わらず被災地のため、仲間のために連日現地に赴き心を寄せてくれる仲間に心から感動しました。被災地には県内から多くのメンバーが支援に駆け付けてくださり、全国からも様々な形で心を寄せていただきました。自らが被災者となって、改めて実感しました。
JCはすごい。
JCに出会えてよかったと。
私はこの度の災害を受け、JCに関わらせていただいていることへのありがたさや幸せを感じました。このいただいた恩をお返ししたい。そして、災害から力強く復旧・復興をしている故郷の姿を、私を通して支援してくださった皆様へ見ていただきたい。助けが必要な仲間がいれば全力で支えたい。JCの素晴らしさをメンバーや地域の方々にもっともっと伝えたい。そう強く思うようになりました。そして、それができるのは熊本ブロック協議会の会長であると思い、立候補の決意を固めた次第です。
【はじめに】
私は、2011年に地元の先輩に誘われJCに入会しました。入会当初は昼夜を問わず地域のことについて考え行動する先輩方に衝撃を受け、私も地域や人のために行動できる人間になりたいと思い必死で勉強をする日々を過ごしていました。LOMでも充実したJCライフを送っていましたが、2015年に熊本ブロック協議会の委員長を受けることとなり、この機会が人生の転機をむかえることになりました。私が委員長として出向した際に最初に学んだことが、自分がいかに不甲斐ない人間であるということを認識したことでした。この学びは本当に人生の糧になりました。偉大な先輩方が様々な気づきを与えてくださり、県内には多くの仲間ができました。委員長としての出向の経験が、私の人生に大きな気づきを与えてくれ、物の見方や考え方、なによりも行動を大きく変えていただきました。その後、2017年に理事長をさせていただくことになったのも出向での経験があってのことでした。出向するまでは自分が理事長に手を挙げるなど微塵も考えていなかっ
たことを考えると、積極的な意識の変化を与えてくれたのは紛れもなく熊本ブロック協議会であり、素晴らしい組織であると断言できます。そしてその後も熊本ブロック協議会に関わらせていただき、多くのメンバーが出向を通して成長していく姿を見させていただきました。人は人によって磨かれる。人の行動が変わればLOMが変わる。LOMが変われば社会が変わる。私たちの使命は成長の機会を提供し、LOMを活性化させることで、熊本県内をより良い豊かな社会にしていくことに他なりません。そして、熊本ブロック協議会の役割は、県内13LOMと日本JC、九州地区協議会、地域を結ぶパイプ役としてLOM支援をすることです。熊本地震や、令和2年豪雨災害で多くの支援を被災地に届けることができたのも、これまで熊本ブロック協議会が長きにわたり強固なパイプ役として各所を繋ぎ続けてこられたからです。新型コロナウイルスやデジタルの進化によって時代が加速的に変化し、更には気候変動により各地で災害リスクが高まる中、これまで以上に熊
本ブロック協議会の役割は重要になっています。
【災害と向き合う】
九州地方は全国的にも台風や集中豪雨による水害、火山災害、土砂災害、地震など自然災害が多い地域で、近年も異常気象などに伴う災害が多発しています。災害はいつどこで起こるか分からないという考えでなく、毎年どこかで災害は発生するものだという心構えと備えが必要です。災害時におけるJCの役割は年々大きくなっています。令和2年7月豪雨災害ではコロナ禍での被災地支援や支援物資倉庫の運営となり。この事例は全国的に初めてのことでした。また、熊本地震後に災害時の連携を強化する目的で設立されたJIYU(じゆう)くまもと連絡会議が、共同で支援物資倉庫の運営を行うなど、大きな災害を経験した私達だからこそ発信できる情報があります。また、熊本ブロック協議会のメンバーは近年の災害で、被災地のリアルな現状を知り復旧・復興に関わってきました。この経験は地域を守る人材を作り、熊本全域を守れる組織へとつながりました。私は災害時におけるJCの役割というのは被災地の復旧には非常に重要で、JCの存在価値を存分にア
ピールできる最大のチャンスであると考えています。今後も、他団体を始め行政との連携を深めながら、自然災害に見舞われた際は一人でも多くの命を守ることができる仕組みづくりや復旧・復興に向けた取り組み、情報共有を図ると共に、迅速な対応や行動を起こしてまいります。頻発する自然災害を引き起こす要因は自然的要因と人為的要因もあるといわれています。人為的要因があるのであれば、私たちはそこを改善するために行動しなければならなりません。なぜ自然災害が頻発するのか、異常気象を引き起こす原因は何なのか、そのためにひとり一人が何をするべきなのか、持続可能な地球のために本気で考え行動へ起こす時代が来ています。
【ブロック大会】
熊本ブロック大会はJC運動の最大の発信の場であり、開催地域に大きなインパクトを与えるとともに地域住民にJCをアピールする絶好の機会です。2019年のコロナ禍の中、当時の安田量寛会長はじめ役員一同と主管LOMが、苦労しながらもWEB配信を導入するなどの創意工夫を重ね熊本ブロック大会を開催し、歴史をつないでこられました。
2020年においてもコロナ禍により開催の延期を余儀なくされてしまいました。ブロック大会は主管益、地域益、参加者益、主催者益の4つの観点から事業構築をしています。このコロナの状況が続くと考慮すると、4つの益に加え生命の安全と経済活動の両立を同時に求められることになり、これまでのやり方を大きく変える必要があると考えます。もちろん、事業縮小や妥協ではなくLOMメンバーと主管LOMが共に創りあげるニューノーマルの時代に沿った新しいブロック大会への挑戦です。人の成長は行動を変える時に起こります。行動を変えるということは習慣を変えることです。多くの先輩方が繋いでこられた熊本ブロック協議会の歴史や伝統を大切にしつつも、これまでのJCの習慣に捉われないイノベーション溢れる大会を創ってまいります。
【地方創生に向けたSDGs】
メディアでも毎日のように各企業のSDGsの取り組みが発信されるなど社会的にもSDGsの認知度は高まりをみせています。2019年度から本会を中心にSDGSの推進に取り組んできた私たちにとって喜ばしいところですが、実態が伴っていないのにSDGsへの貢献を発信する企業や団体が出てきていたり、取り組みが不十分であったり方法が間違ったりしているせいで、SDGsに貢献する意図はあるにもかかわらず、SDGsウォッシュだと批判されてしまう事例も生じています。熊本ブロック協議会ではSDGsの本質を捉え地域課題の解決に向けた取り組みを熊本県内中に推進し、実行してきましたが、やり方を誤るとこれまでの取り組みまで指摘されてしまう恐れがあるということです。後も熊本ブロック協議会はSDGsの目的と本質をしっかりと理解し熊本県内のモデルケースとなる事業を展開してまいります。また利益だけを追求するのではなく自然環境や地域社会にも配慮しようというSDGsの理念を基に、各地域において社会課題の解決につながるSDGsへの取り組みを実行できる人材育成をおこなってまいります。
【熊本ブロック協議会×人材育成】
出向の最大の魅力といえば新たなメンバーとの出会い、仲間作りです。私自身、委員長で出向した際に共に汗を流した仲間が熊本中にできました。そこで出会った仲間とは年度が変わっても互いに刺激し励まし合い、切磋琢磨させてもらっています。各LOMの伝統や人によって違う価値観を知ることで人間としての幅が広げることができ、真剣に議論するからこそぶつかることもあるかもしれませんが、そこに仲間としての絆ができていきます。JCは単年度制ですが、そうやって築いた絆は一生つながっていき、不思議なことに年を重ねるごとに濃くなっていきます。この仲間づくりの魅力を一人でも多くのメンバーに経験してほしいのです。だからこそ多くのメンバーに熊本ブロック協議会に出向いただき多くのメンバーとの出会いを楽しんでほしいと思います。そして、各委員会・議会においては一切の妥協のない本気の委員会・議会運営をしていただきたいという強い思いがあります。出向いただいたメンバーが成長し、学び得たことを各LOMへ還元しLOMが活性化していかないと出向いただく意味がありませんし、仲間もできないからです。出向いただいたメンバーが、新しい仲間との出会いによって成長を遂げ、積極的な意識の変化を起こし新たなことに挑戦していく、そんな熊本ブロック協議会を創ってまいります。
【おわりに】
私は入会当初から家族にJCの話をすることはあまりありませんでした。仕事が終わっても家に帰らず会議だ、懇親会だと宣う私の話や活動は、家族には到底理解されないだろうと思っていたからです。私以外にもそういったメンバーがいるのではないでしょうか。もし、そんなメンバーがいるとしたらそれは非常にさみしいことです。昨年の水害の際、全壊した妻の実家に県内各地からJCメンバーが駆けつけてくれ、泥だらけになりながら復旧作業をしてくれました。その夜に妻が私に話してくれました。
「あんな素敵な方たちとJC活動出来て幸せだね。JC頑張ってきてくれてありがとう。」
思わず目頭が熱くなりました。同時に何故これまで一番身近で応援してくれている家族にJCを語ってこなかったのだろうと後悔しました。忙しい日常の中で、JC活動できるのは家族、会社の理解と協力があってのことであるということを忘れてしまいがちです。自分の周りの方達に応援されない人間が何も成すことはできません。私は熊本ブロック協議会の会長として一番伝えていきたいことは、私たちは青年会議所という素晴らしい組織にご縁をいただいていること、今この一瞬一瞬を志同じくするかけがえのない仲間と共に活動ができていることに、自信と誇りと感謝の気持ちをもって行動をしてほしいということです。県内13LOMそれぞれが、この苦境の中もおいても愛する故郷の明るい豊かな未来のために前を向き、運動を止めることなく進み続けています。熊本ブロック協議会は13LOMの一番近い存在として寄り添い、全力でLOM支援を行ってまいります。私はこれまで多くの皆様に育てていただきました。私の意識を変革し成長の機会を与えてくれた
大好きな熊本ブロック協議会、そして志を同じくする熊本中のメンバーにこれまでいただいた恩を全身全霊で返していくことをお誓い申し上げ意見書とさせていただきます。

 

 

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