【はじめに】
私は 2010 年 23 歳の時に酒田 JC に入会し、初めて参加した例会の懇親会で先輩たちがまちの未
来について大声で語っている姿を見て驚いたことを今でも覚えています。それから、まちづくりを通して
先輩達から多くの学びと熱い思いを紡ぎながら単年度制により得られる様々な役職を経験することで
自らが成長し広い視野で地域のことを真剣に考えるようになりました。このような経験を重ねる中で、
JC とは何かと自分自身で辿り着いた答えがあります。それは、JC はまちの未来を創るリーダーを輩出
する組織であるということです。地域の若者が集い活性化や社会に対する運動を興すことでより良い
地域の変革に寄与できると考えます。まちづくりを行う中で人間同士が磨かれ成長し、地域のリーダー
の自覚が芽生えます。40 歳までと限られた時間のなかで多くの人と出会い、多くのことを学び、地域を
けん引するリーダーを生み出していくことが、やまがたの未来においても持続可能な各々のまちづくり
においても重要なことであります。
現在、新型コロナウイルス感染拡大での緊迫した影響もなくなり、停滞していた経済にも変化が生ま
れ明るい兆しが見え始めている一方、少子化・高齢化が多方面に影響を及ぼし、特に若者世代の流出
量が多く出生数が低いやまがたは、農業・農村地域に限らず他業種での人手不足・後継者問題に直
面している企業や団体が多く存在しています。決して明るいとはいえないこの時代に、若者の数が減
少している今だからこそ各地にはこれまで以上に我々の大きな声や活動、JC 運動が必要であります。
【家族・会社・地域に誇れる JAYCEE へ】
全国的に JC 会員は減少傾向にあり LOM の消滅が後を絶たたない状況が続いております。山形ブ
ロック内の現状を見ても、会員減少により活動自体が難しくなっている LOM や活動歴の浅い会員で構
成され数年の活動期間で卒業を迎える会員も増加しております。また、活動歴の浅い会員が主要役職
に就かざるを得ない状況からも JC の魅力を語り会員を募る会員拡大に於いても苦戦を強いられる状
況があります。
まずは、引き続き会員拡大の意識を全 LOM で高め、多くの JC 運動を共にする仲間を募ります。特
に会員数 15 名以下の LOM を会員拡大重点 LOM と位置づけ会員拡大の支援を行ってまいります。
また、私は山形ブロック協議会内のメンバーに対し、JC 活動・運動の魅力や意義を深く理解いただ
き活動していくことの重要性をもっと伝えていかなければならないと考えます。何のために JC 運動があ
るのか、何のために JC 活動をしているのかこの問いを常に問い続け、JC 活動を行う意欲が漲った会
員とともにやまがたの未来を創造します。
【世界へ視野を広げチャレンジしよう】
先に述べさせていただいた通り、山形県は少子高齢化による人口減少や若者流出による人手不足
や、担い手不足が顕著です。今後その数はさらに大きくなることが予想されており、山形県内の経済の
衰退が懸念されています。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で海外への渡航が遠のいてしまって
いた近年、インバウンド需要の拡大やパスポート発行数の増加が見られ、海外への意識が向上してい
る今、山形県内各企業が県内の経済の衰退を見越し、JC のネットワークを駆使し、世界に向けてビジ
ネスの視野を広げることで、山形県内の経済の活性化や持続可能な地域の創造のための機会が必要
であります。まずは、私たち山形ブロック協議会内メンバー企業が率先して海外ビジネスにチャレンジ
し、山形県から世界へ繋がる道筋を構築してまいります。
【災害発生時に迅速に対応できる組織へ】
令和 6 年 7 月に山形県・秋田県を襲う豪雨災害が発生しました。私も被災 LOM としてボランティアセ
ンターでの運営や資機材確保、支援金のお願い等活動させていただきましたが、全国各地の JC から
の支援や山形ブロック協議会、東北地区協議会からのたくさんの支援に助けられ、JC の素晴らしさを
改めで感じました。この経験を次代へ繋ぐためにも、災害が発災して迅速に対応できるためにも、これ
までの経験を活かし、災害対策を強化してまいります。
【やまがたのまだ見ぬ魅力を探し出し世界へ発信しよう】
現在日本ではインバウンド需要が高まり、連日多くの外国人が日本を訪れています。本県でも各業
界でインバウンドを取り込もうとする動きが活発化している中、これまで以上に、山形県が他地域から
勝る、選んでもらえる地域になるために、まだ見ぬ地域に眠っている潜在的な魅力ある商品や文化、
スポットを県外の方々や外国人や専門家などからの目線を入れ、探し出し、世界に発信してまいります。
【地域をけん引するリーダーを育成するために】
新入会員が会員の減少や人手不足により JC に入会してすぐに主要な役職につかざる負えない状
況が山形県内各 LOM で起こっております。そのため JC の理念、JC 活動の意義や価値をわからない
まま活動しているため、活動に消極的であったり、退会に繋がっています。このような状況を打開して
いくために、今一度新入会員や入会年数が浅いメンバーに対し JC の理念や価値や魅力を伝える必要
があります。そのためにも、県内各地の入会 3 年未満のメンバーに対して、年間を通して JC プログラ
ムや事業構築や運動の理解、議案書作成を学ぶ機会を創出し、JC の歴史や意義、価値を享受し、こ
れからの JC 活動に対し目的を持って活き活きと活動するメンバーの育成を行います。
【みんなで楽しむブロック大会】
山形ブロック大会は山形県内で毎年開催地域を変えて開催され、本年度で 58 回目を迎えます。時代
により形を変えつつ開催されてきましたが、近年は山形県民に対し山形ブロック協議会の行う JC 運動
を最大限に発信する場としての役割に変えて開催されてきました。本年は寒河江 JC が主管をし、開催
される本大会は、これまで以上に多くの県民を巻き込み山形県内各地にある魅力を体験により存分に
味わうことができ、特に子育て世代や青年世代をターゲットとした JC の魅力を存分に感じてもらえる大
会を開催することで、少しでも JC 活動・運動に対し興味を持ってもらえる大会としていきます。また、県
内各 LOM メンバーが一同に集う年に 1 度の絶好の機会と捉え、会員の交流を最大化してまいります。
【結びに】
私は入会以来まちの明るい未来を創り上げるために、先輩諸氏から多くの学びと熱い思いを受け継
ぎ、自らが成長することで地域が発展するのだということを心に刻んで参りました。自分たちが「やまが
た」だ、自分たちが JC だと胸を張る誇り高いメンバーとともに活動してまいります。「We are Yamagata!
We are JC!」この想いを県内各地に伝播させ、2025 年度は、世界に誇れるやまがたを創造してまいりま
す。
佐藤 友介
(所属:公益社団法人鶴岡青年会議所)
鈴木 健博
(所属:公益社団法人山形青年会議所)
齋藤 祥子
(所属:公益社団法人鶴岡青年会議所)
佐藤 元太
(所属:公益社団法人新庄青年会議所)
武田 康正
(所属:公益社団法人天童青年会議所)
髙橋 英人
(所属:一般社団法人南陽青年会議所)
阿部 祝允
(所属:一般社団法人酒田青年会議所)
齋藤 竜也
(所属:一般社団法人東根青年会議所)
布施 翔太
(所属:公益社団法人山形青年会議所)
片桐 一樹
(所属:公益社団法人天童青年会議所)
酒井 豪太
(所属:一般社団法人高畠青年会議所)
川合 信也
(所属:一般社団法人南陽青年会議所)
鈴木 俊将
(所属:公益社団法人鶴岡青年会議所)
安藤 裕紀
(所属:公益社団法人山形青年会議所)
長澤 大輔
(所属:公益社団法人新庄青年会議所)
田島 大輔
(所属:公益社団法人上山青年会議所)
髙橋 晃司
(所属:公益社団法人米沢青年会議所)
山崎 侑斗
(所属:一般社団法人 酒田青年会議所)
安孫子 真弥
(所属:河北青年会議所)
土田 敬典
(所属:公益社団法人米沢青年会議所
山口 将慎
(所属:公益社団法人天童青年会議所
[072] (公社)山形青年会議所
[214] (公社)米沢青年会議所
[299] (公社)新庄青年会議所
[317] (公社)長井青年会議所
[342] (一社)酒田青年会議所
[343] (公社)鶴岡青年会議所
[352] (一社)南陽青年会議所
[364] (公社)寒河江青年会議所
[466] (公社)天童青年会議所
[592] (一社)山辺青年会議所
[616] (公社)上山青年会議所
[624] (公社)村山青年会議所
[626] (一社)東根青年会議所
[630] 河北青年会議所
[650] (一社)高畠青年会議所
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山形県酒田市緑町19−25
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